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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2005/03/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/267p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-275033-3

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文庫

紙の本

捩れ屋敷の利鈍 (講談社文庫 Vシリーズ)

著者 森 博嗣 (著)

メビウスの帯構造の密室 現れる死体、消える秘宝エンジェル・マヌーヴァと呼ばれる宝剣が眠る“メビウスの帯”構造の巨大なオブジェ様の捩れ屋敷。密室状態の建物内部で死体が発見さ...

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捩れ屋敷の利鈍 (講談社文庫 Vシリーズ)

税込 682 6pt

捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

税込 682 6pt

捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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商品説明

メビウスの帯構造の密室 現れる死体、消える秘宝

エンジェル・マヌーヴァと呼ばれる宝剣が眠る“メビウスの帯”構造の巨大なオブジェ様の捩れ屋敷。密室状態の建物内部で死体が発見され、宝剣も消えた。そして発見される第2の死体。屋敷に招待されていた保呂草潤平(ほろくさじゅんぺい)と西之園萌絵(にしのそのもえ)が、事件の真相に至る。S&MシリーズとVシリーズがリンクする密室ミステリィ。【商品解説】

目次

  • プロローグ 要請 request
  • 第1章   来客 guest
  • 第2章   風趣 zest
  • 第3章   探求 quest
  • 第4章   整理 digest
  • 第5章   示唆 suggest
  • 第6章   付会 wrest
  • 第7章   克服 conquest
  • エピローグ 洒落 jest

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みんなのレビュー168件

みんなの評価3.8

評価内訳

電子書籍

読了

2021/12/31 20:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ8作目
SMシリーズの萌絵と国枝先生、vシリーズの保呂草さんのコラボという夢のような作品。
どっちも好きなキャラだからたまらなかった。
やっぱり最後には保呂草さんがしてやった感じになっていて、最高の終わり方だった。

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紙の本

ファンサービスの一編と言っていいのではなかろうか?

2005/06/25 22:29

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うさしー - この投稿者のレビュー一覧を見る

Vシリーズ8作目。
7作目も番外編的印象があったけど、これは完璧に番外編。
なにせ登場するのは保呂草潤平だけなのだ。お馴染みのメンバー、瀬在丸紅子も小鳥遊練無も香具山紫子も登場しない。その代わりといってはなんだが、S&Mシリーズから西之園萌絵と国枝桃子が登場する。この登場人物を見ただけでもなんでVシリーズ?といった気がする。
登場人物が番外編なだけに、今回のお楽しみどころも一味違う。
美術品エンジェル・マヌーヴァが観たくてやってきたお屋敷で、保呂草は西之園萌絵と出会い、そこで密室殺人に遭遇してしまうのだが、この事件をめぐっての保呂草さんと萌絵ちゃんの駆け引きが新鮮だ。今まで抱いていた保呂草さんのイメージとは違った一面が見られるし、なんだかジタバタしている萌絵ちゃんもカワイイ。
でも一番の注目どころは舞台となったメビウスの帯状の建物だろう。ご存知の通り、メビウスの帯は途中で捩れていて、表を辿っていくといつの間にか裏になり、さらに表になりしてぐるぐる回ってしまう不思議な帯だ。この不思議な形状の建物ってどんなものなのでしょう。お話の中にも詳しく紹介はされているが、なんとも摩訶不思議で想像すると頭がぐるぐるしてくる。読む人によって想像する建物の構造は違うのだろうと思うのだが、どうなのでしょうか。訊いてみたいと思うのは私だけでしょうか。
まあ、いずれにせよ細かいことは気にするまい。要は面白く楽しめれば良いのだから。

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紙の本

正直、私にとっては恋愛小説以外の何ものでもなかったんですね、しかも極上の。そこだけを取り出せば★五つなんですが・・・

2006/09/03 22:28

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「富豪が自宅の庭に作った巨大なメビウスの帯。内部が部屋となったコンクリートの巨大なモニュメント。奥まった部屋に厳重に蔵われた秘宝が消えた」本格推理小説。森博嗣の二つの人気シリーズがクロスする、謎に満ちたノベルスの20周年記念作で、それに相応しい出来と言えるでしょう。
いつもなら小鳥遊練無たちと冒険をする、美術の鑑定家で泥棒でもある保呂草潤平がビートルに乗って向うのは、富豪の熊野御堂 譲の邸宅です。その脇をフェラーリで追い抜いていくのは私立大学の助教授 国枝桃子と美貌の大学院生 西之園萌で、彼らが案内されたのは、メビウスの帯構造の、巨大な円形の捩れ屋敷というのですから、さすが工学部の助教授・森らしい設定。
そして、直径150メートルにもなろうというその捩れ屋敷は、内部が36の小部屋に仕切られ、部屋の両側の扉で繋がる構造だといいます。しかし各扉はインターロックが掛けられ、片側の扉が施錠されない限り、反対側の扉は開かないというのです。その再奥の部屋のコンクリートの柱には、宝石を散りばめた工芸品の剣「エンジェル・マヌーバ」が取り付けられています。
その屋敷の主人である熊野御堂 譲が彼らに申し出たのは「この密室が解けるかな。この謎を看破したものに、エンジェル・マヌーバを譲ろう」というものでした。
それを聞いて瞳を輝かせたのは、密室を解くことを得意とする西之園萌でした。彼女の期待に違わず起きる事件。捩れ屋敷の死体。消えた宝剣。そしてもう1つの密室と殺人事件。屋敷に居るのは熊野御堂 彩、宗之の娘夫妻と孫の保少年。そして執事とコック。謎の客。
とまあ謎に満ちた小説ではあるのですが、最初に分類こそしたものの、私にとってこの本は本格推理小説ではありませんでした。最近は、小鳥遊練無の勇姿を見ることがなくなってしまった森博嗣の小説ですが、絶世の、それで居てどこか少しずれた感じの美女大学院生 西之園萌は相変わらず絶好調。で、私にはその萌が探偵 保呂草と交わす視線が気になってなりません。読んでいて、わくわくしてくるのです。これって恋愛小説じゃん・・・。
相手のことが気になってならない2人の交わす言葉の、何と切なく甘いこと。思わずため息が出そうになります。実は、この本と、並行して伊集院静「白い声」を読みました。その何と苦々しいこと。その世界に比べれば、森の世界は天国です。同じズレでも、西之園の頭に指をたてて、くりっとひねる不思議さと、盲目的に神を連呼する女性では、同じ美女でもまったく違います。正直、恋愛小説としても私は、伊集院のものではなくて、森のこの作品を取りたい。
それほどに、2人の関係は微妙で、夢物語のようでありながら、宗教を前面に押し出した伊集院の世界より、リアルなのです。これは本当に面白いことです。だから、私は保呂草が、墓場まで持っていこうとするものが何なのか気になってならないのです。一体何のことだって?それは読んでのお楽しみ。本当に森博嗣は面白い。西澤保彦のタカチに、森の西之園。ウーム、困ったものです。

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2005/03/29 21:58

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2005/04/08 05:56

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2005/06/05 00:16

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2005/05/13 22:21

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2005/05/19 02:43

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2005/09/20 05:40

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2005/09/24 08:01

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2005/10/01 13:31

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2005/11/11 06:02

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2005/11/24 18:45

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2005/12/12 15:13

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2006/07/04 05:38

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