「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
塩狩峠 改版 (新潮文庫)
塩狩峠
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:73,601円(669pt)
- 発送可能日:購入できません
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
考えさせられます
2016/05/02 08:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄成 - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価が非常に高く、泣ける話としても紹介されていたので読んでみました。
実際かなりきつい話です、実話を基にしている様ですが、著者の三浦さんの宗教観も強く影響しているようです。
この話で泣けない人は少ないかもしれません。
・・・ただ、そのあまりの禁欲振りに、自分だったら・・・まわりの方々の気持ち・・・など、
ついていけない部分も少しあったのが本音でした。
紙の本
一度は読みたい
2016/11/22 10:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mie - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が洗われるような心境です。
静かな時間と、素の自分に戻れるような読書の時間を得られました
紙の本
名作です
2015/08/14 12:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:john - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供のために買いました。現代の日本人には共感できない部分も多いかも知れないけれど、一度は読んでおいたほうが良い作品だと思います。
紙の本
愛と生と死
2015/06/07 09:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MR北海道 - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛と生と死
これは、三浦綾子さんの最大のテーマだと思う。
もともと、結末は知っていたのだが、その過程がなんとも切なく儚く、読む人を魅了する。さらに、主人公が真っ直ぐな人で、信念を持って行動している人だった。
「信念を持って行動すれば必ず報われる」そんなことをこの本から学んだ。
是非、1度は読んで欲しい。感じることは人それぞれだと思うが、感動するのは間違いない。何かしらを心に残す1冊。
紙の本
犠牲
2002/07/28 01:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アセローラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は無宗教なのですが、この小説を読んで深い人間愛というものに触れたような気がしています。私に、人のために命を捨てることができるかと言われたら、多分できないだろうと思うのです。信仰が人をそうさせるのか・・・。もしそうなのだとしたら人間というものに今さらながら驚きます。私にとってこの本は、人間というものを広い意味で問い直させてくれるものになりました。
紙の本
「犠牲」で成り立つ世界
2022/10/30 13:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題は「塩狩峠」であるが、列車事故に関する記述は終盤にいくらかあるにすぎない。
本作の大部分は、自己犠牲により人々を救った彼が、いったいなぜそのような人格に育ったのか、生育環境や人生経験を描いている。
本作が描いているのは、犠牲で成り立つ世界観だ。作者をはじめクリスチャンは、イエスが処刑され犠牲になったことで現在の我々が生きている、という世界観をもっている。そして、肉体が死ぬと長い眠りにつくが、いずれは創造主の国で復活し永遠の命を享ける、という死生観だ。
過去を基盤にして現在がある。将来の世界も、過去と(将来の時点で過去である)現在を基盤にしてできあがる。事故を知っていようが知るまいが、塩狩峠を多くの人が日々通過する。塩狩峠での死亡事故、彼の犠牲があったうえで生きているのである。
我が子をなして先祖代々、というのとは儒教的発想とは異なる発想で、犠牲の意味や、永遠の命ということが捉えられている。
電子書籍
どうだろうか?
2020/02/14 01:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直に書くと涙は出ませんでしたあまりにも宗教色が強くて引いていたのかもしれません
ただとても文章が読みやすく分かりやすかったのと主人公の人柄はとても好感が持てました
紙の本
人が人を救うということ
2017/10/16 06:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話を基にした物語。多くの人を救うことは素晴らしいことだと思いますが、その代償がかけがえのない命だと思うと複雑な気持ちになります。ラストは涙涙でした。
電子書籍
こんな事故を起こしているようでは日本の国防を本当に考えていたのか?
2017/08/14 13:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:初日の出46 - この投稿者のレビュー一覧を見る
塩狩峠を通る宗谷本線は当時北海道都市間輸送だけではなく、日本領だった南樺太への連絡として国防上重要な路線であった。なのに、車両の連結器が外れて、客車が峠を逆走して下ってしまった、なんて本当に車両整備はしていたのか?補助機関車を付けることは考えなかったのか?鉄道関係者の勤務が非常にたるんでいるとしか思えない。
紙の本
物事の背景を探り、聖書の意味を三浦綾子の小説から知る。
2010/05/12 10:33
16人中、16人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説は実際に起きた鉄道事故を基に書かれたものだが、めったにこの著者の作品を手にしないのに、この作品を読もうと思ったのは明治時代に起きた「お召し列車事件」という別の列車事故を考えてみたいと思ったからだ。
北海道塩狩峠で明治42年2月28日、暴走する列車がカーブで転覆しそうになる巨大事故を一人の鉄道員が自らの命を捨てて防いだ。片や、「お召し列車事件」は明治44年11月10日に明治天皇が九州巡幸にあたり乗車予定であった列車が脱線事故を起こし、死傷者は居ないにも関わらず、その管理責任を問われて鉄道員が鉄道に飛び込んで自殺をしてしまった。
乗客の生命を守るために自らの命を捨てた鉄道員、管理上の不手際から自責の念に駆られて自殺してしまった鉄道員。ともに鉄道に生きる身でありながら、その二人を取り巻く人々の感情の違いを知りたかったからである。
この作品はキリスト教信仰に生きる鉄道員の自己犠牲の姿を描いている。まさに、キリスト教信仰に目覚めた、三浦綾子にしか書けない内容の小説だった。
「お召し列車事件」では、飛び込み自殺をした鉄道員の顕彰碑建立の意見が出たことに対して、「福岡日日新聞」という地元紙に九州帝国大学総長の山川健次郎が意見記事を出したことから紛糾した。反天皇ともとれる内容であったために問題とされたが、山川健次郎の物理学会における功績の大きさもあってか、不問となり、後に東京帝国大学の総長に再就任までしている。
もしかしたら、山川健次郎は明治42年の事件を知っていて、あえて、バッシング覚悟で意見記事を出したのではないかと思える。それも、山川健次郎の妹でありクリスチャンの大山捨松(薩摩閥の大山巌の夫人)から塩狩峠での鉄道員の自己犠牲を聞いて知っていたのではないかと推察する。明治初年、朝敵となった会津若松の白虎隊生き残りが山川健次郎だが、生命の尊さ、自らの生命を捨てるのは他者のためという信念を持っていたからではと考える。
本来、小説についての評を記さなければならないのだが、山川健次郎が日本全国を敵に回してでも意見を曲げなかった背景を知るには、この小説を読むしかないと思った次第だが、山川健次郎はアメリカ留学時代に聖書を読んでいたのか、などとも。
日常、聖書に触れる機会が皆無に等しいため、山川健次郎の心象風景を洞察するため、三浦綾子のこの小説を選んだ。
紙の本
絶対最強、愛のうた。
2017/05/31 21:11
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦綾子さんは信仰に生きた人で、キリスト教を扱った作品が多い。
この物語も、明治四十二年に北海道の塩狩峠で起きた、
クリスチャンの青年の行動を下敷きにしている。
旭川六条教会のつながりで、三浦さんはある方の信仰の
手記を目にし、長野政雄さんという方の生涯を知って
深く激しい感動を覚えた。
本人の希望で日記などの主だった記録は焼却されており、
周りに残っていた断片情報を聞き取りながら人物像を
作り上げたようだ。だからこの作品は間違いなく小説だし、
創作部分も多いのだが、鬼気迫るとはまさにこのことであった。
少年時代、祖母と父に育てられ、実の母は死んだと
聞かされていた永野信夫。東京の本郷の屋敷住まいだ。
きかん坊で士族のプライドを祖母に植え付けられた少年は、
しかし父を失望させる。父の気持ちが理解できない永野。
祖母が突然の死を迎えたあと、ある日、母と名乗る女性が
現れた。しかも少女を連れ、妹だという。
聞けば、キリスト教の信仰が原因で祖母から絶縁状態に
されていたらしい。しかし永野は納得がいかない。
実の子どもと別れてまで選ぶキリスト教なんてとんでもないと。
永野は、ことあるごとに信仰の不可思議さに戸惑いながら
成長していく。小学校で、無二の親友となる吉川と
足の悪い妹との出会いも、永野の人格形成に
大きな影響を与える。
明治の頃は、キリスト教はヤソと呼ばれ、忌み嫌われた時代。
その中で、真実とは何か、こころとは罪とは死とはなど、
人間の根源に関わる思索を深めていく永野の人間性に、
知らず知らず惹きこまれていくのである。
だから……泣いた。泣いたよ。
泣き系小説とか、恋愛小説とかいろいろ読んできたが、
なんというか、この作品は質が違った。
どっちが上とか書いたら作者から怒られそうだが、でも、
次元の違いを見せつけられた気がするんだよね。
大事な情報を一つ。裏表紙の紹介文は読まないほうがいい。
氷点も同じだったのだが、新潮文庫の古い作品は、
どうも裏表紙の紹介を書き過ぎているきらいがある。
注意されたい。
紙の本
心が洗われるような一冊。
2002/04/20 23:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしの - この投稿者のレビュー一覧を見る
母はいないと思って育った主人公『信夫』。しかし祖母の死をきっかけに母に出会い、キリスト教に出会う…。そして信夫はキリスト教により生き、キリスト教により死んだ。
とにかく泣けます。信夫の信仰に対する熱い思いには誰もが胸を打たれ、そして信夫の死には誰もが涙すると思います。キリスト教徒としての信夫の姿が中心に描かれていますが、『ふじ子』への思いも人間らしく描かれているラブストーリーとも言えます。是非読んで欲しい一冊です、
紙の本
何となく想像できた
2016/12/03 18:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまぜみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
結末であった。実話を基にしたフィクションであるが、心に響いた。のめりこめた。
紙の本
中学生の時衝撃を受けた本
2016/11/29 13:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふたちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学校の時の国語の先生に勧められ、友達が購入したものを借りて読んだのですが、そのとき、「こんな生き方もあるのか!!」とものすごい衝撃を受けました。大人になり、また読みたくなって購入しました。
紙の本
心の底から泣ける
2016/09/07 02:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱやぱや - この投稿者のレビュー一覧を見る
心の底から泣けました。読み終えたあと,なんだかとても心が温まる気がしました。人間,命,人生,宗教…,本当に色々なことを考えさせられます。主人公の信夫のように僕も生きることができるだろうか。きっと難しいだろう。でも,目の前にいる人々を少しでも幸せにできるように日々過ごしていきたい。僕にとって本当に大切な1冊になりました。贈ってくれた友人に感謝です。