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商品説明
「コックローチ」「馬事公園回想」「戦争が終わった」「英文解釈法」「国境を滑る」「私のアイドル歌手」といった身の回りや社会情勢などについてのエッセイや俳句をおさめる。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
人生を見つめさせる“駅までの道”
2005/03/06 19:57
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投稿者:ふなおや - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後60年の今年。いろいろな面で、時代を振り返るこの年に、偶然手にした本です。戦後の少年期、そして、戦後を生き抜いた一人の人生が、幅広く豊かに語られていることに、感銘しました。日の丸・君が代の強制に象徴されるべく管理教育が激しくなる中、定年をまたずして、いや20代でやめる人も多いと言われる今日、充実した現役時代、そして定年後の生活を営んでいることに、羨ましく思う現役の先生方も少なくないのではないでしょうか。一人の方の自分史であっても、ふつうの人のふつうの生活が、とても大事な宝もののように感じられます。先生として子どもとのふれあい、友人・同僚、そして、家族。それぞれの結びつきに著者の人間味がこぼれます。特に、魚屋さんとの付き合いなど、今日では希少価値となっているのではないでしょうか。私に語れる物があるだろうか、よりそう人がいるだろうか、と刺激を受けた一冊です。