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神様からひと言 (光文社文庫)
神様からひと言
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電子書籍
痛快お仕事小説
2022/12/16 20:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初のほうは理不尽なクレーム処理話に辟易としたが、会社を食い物にする役員連中と対峙し鼻を明かすくだりは面白かった。
紙の本
これは面白い
2022/09/06 10:04
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投稿者:nomono - この投稿者のレビュー一覧を見る
心の中の声が聞こえてきます。理不尽な世の中で、個性豊かな人物たちと、ああだこうだとやり合いながら社会人人生を歩んでいきます。現実世界でも、あるあるやなあと共感できます。最後は少しすっきりする感じでした。
紙の本
ほっこりします
2021/09/22 21:07
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投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えたあとにいい気持ちにさせてくれました。
紙の本
底なしにおもしろい
2021/08/31 23:11
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
449頁の文庫本ですが、読み始めると面白過ぎて、頁の残りが少なくなるのがとても惜しくなりました。
ただひたすら面白く、涙もたくさん流しました。
荻原さんの作品は安定感抜群です。
紙の本
生きていればなんとかなる。
2020/12/30 17:37
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう思いは、生きていくたびに感じさせる。そして、このコロナ禍で、無くならない仕事に就いていて幸せだと思ったのも事実だった。なんせ一昨年まで非常勤をしていたから尚更。仕事が無くなっても生きていけるだろうか。心の隙間のすごく柔らかい部分から駄目になってしまいそうな気もする。そういう時、誰かと言葉を交わすことを忘れちゃいけないな。絶対どこにでもそういう相手はいると思うし。
紙の本
荻原浩、お仕事小説
2020/10/30 15:16
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投稿者:MILKy - この投稿者のレビュー一覧を見る
2020夏休み自分的課題図書!私には長編の部類になるのでまとまった時間に。27歳凉平のお仕事奮闘記。以前の広告代理店でもわぁーっとなり退職。転職先はらーめん等扱う二流食品会社。冒頭は入社4ヶ月の会議でのシーンから。この時もわぁーっとなり総務部客相に左遷。わぁーっとなるのは若気の至りか…気持ちは分からなくもないけど。脳味噌と口手足が直結過ぎる。また私生活では年上の彼女と長く同棲するも不意に出ていかれ半年ほど。お客様の声は、神様のひと言ー社訓であるが、本作の表題はそれを指さない
20200810
紙の本
あるある社会
2020/05/06 12:06
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投稿者:もちっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこにでもありそうな会議・頼りない上司や派閥体制…「あぁ、いるよねぇ」と思いながら読み終わりました。
最後の解決に【スッキリ】感は期待ほどではなかったですが、いい方向にまとまったなと安心感はあります。
社会にでているかぎり、【死ぬよりまし】で明日からも頑張りますか!
紙の本
導入部分が辛気臭くて挫折
2020/03/02 17:37
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投稿者:magoichi - この投稿者のレビュー一覧を見る
乗っけから、社内社外の仕事の進め方がどれ程非効率か、上司がいかに無能で自分がストレスを溜めてるか、そんな描写がヤフコメを読んでるようで耐えられず。
この後面白くなるのでしょうね。それを知らずに人生を損したとしても、これ以上は耐えられませんでした。
電子書籍
神様とは
2019/12/11 16:22
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
神様は神様でも、ちょっと方向性の違う神様ですね。
主人公はともかく、上司の篠崎さんがいいなあ。
ホントにいたら困るけどね。
紙の本
痛快サラリーマン戦闘機
2017/07/09 01:22
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投稿者:てつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの俳優の酒癖が悪く無かったら、ドラマでも見れたのに、残念。お客様窓口を軽視している会社は未来がない。荻原作品は家族愛が多いが、本作はまた違う愛かな。最後に、ニヤリとしてしまうのは一緒だけどね。明石町。これがポイントですよ。
電子書籍
あれもこれも神様からのヒトコト
2016/12/29 12:46
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
テンポよくて読みやすかった。わたしもコールセンターで仕事しているので、実はすごいためになってしまった。篠崎さんはすっごいな。ああいう人たまにいる。謝罪が上手な人。篠崎さんが語る電話応対の極意。まさにそれなんです。会社で受けたクレーム研修時の言葉にぴたり適合。相手の話聞ける人、聞けない人いるんだよね。ある程度は訓練可能だけど、相手の懐に飛び込めるかどうかはやっぱ才能なのかな。利己的な人間が徹底的にぶちのめされるのは痛快。萩原さんの得意分野。題名、一瞬「いい話」っぽけど、それだけでない裏切りあり。優秀な一冊。
電子書籍
神様から一言
2012/09/30 17:51
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投稿者:konkon - この投稿者のレビュー一覧を見る
「オロロン畑でつかまえて」の作者の真骨頂の一作
紙の本
神様と闘い、神様に救われる。大丈夫「死にゃあしないさ」。
2011/07/23 06:46
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:道楽猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会人になって間もない頃、当時の上司から言われた言葉がある。
「たとえ今、自分がお客様の立場でも、もしかしたら明日は相手が自分にとってのお客様かもしれない。常にそう肝に銘じていなさい。」
その言葉を、ン十年経った今でも忘れていない私からすれば信じられない話なのだが。
巷には、神様になりたがる人たちがあふれている。
ほんの些細な商品の瑕疵に目くじらを立て、或いは店員の態度に難癖を付け、彼らは「責任者を出せ」「弁償しろ」と喚く。
"神様だから何でも通る、許される"と思っている。
私もかつて受電専門のテレオペの経験があるので、クレーマー対応には慣れている。
中年のオジサン相手ならば、とにかく相手を持ち上げる。
「お客様のおっしゃる通りでございます。さすがよくご存知でいらっしゃる。」
オバサマ相手なら、とりあえず気持ちに寄り添うフリをする。
「お気持ちお察しいたします。」「お怒りはごもっともでございます。」
そして心の中で「けっ」と毒づき、中指を立てるのだ。
我ながら性格悪いと思うが、わけのわからない"神様"を毎日相手にしていると、どんどん性格が歪んできて、すさんでもくるのだよ。
この本にも様々な形のクレーマーが描かれていて、クレーマーの実態を知らない人からすれば、こんなのはただの小説の世界の話であり、誇張されているだけだと感じるかもしれないが、実はこの本に出てくるクレーマーなんて、まだまだカワイイものなのだ。世の中には本当に想像を絶する"オモシロクレーマー"が存在する。
私など、話の通じない相手に何度も何度も辛抱強く説明を繰り返しているとき、頭の中をずっとひとつの言葉がリフレインしていた。
「バカの壁」
だけど、本来クレームは企業にとっては宝の山であり、それを生かすことができれば、それこそ"お客様は神様"となり燦然と光り輝くことだろう。何故か。それは、一人のクレーマーの影にはその何倍もの「サイレントクレーマー」が存在するからである。
現在、ほとんどの企業には「お客様相談室」という名のクレーム受付窓口が用意されているが、自社の社員が対応しているところは少なく、表向きは苦情のフィードバックをしている体裁をとっているが、実際にそのクレームを品質向上に役立てているのかと問われれば、私の知る範囲に限ればそういうところは皆無であった。
旧態依然の会社の体質、自らの進退にばかり汲々とする情けない上司たち。
若い主人公にはまどろっこしくイラつくことばかりだろうが、このトシになってつらつら考えるに、背負っているものの重さを思えば、それも致し方ない面もあるとは思う。
作中の「おでん」の喩え話の通り、社長だ専務だと威張ってみても、所詮、自社の「おでん」の中だけのこと。
みんな一皮むけば、ただのオヤジであったり年老いた婆さんだったりする。
そして「おでん」の中では光り輝かない具も、それが主役となる場も必ずある。
時には鍋から飛び出し、新しい道を探すのもいい。すっかり味のしみたコンニャクや大根には難しいだろうけど、新参者のじゃがいもなら、うまくいけば「肉じゃが」として主役級の人生を歩めるやもしれない。
失敗したって、なに、今の日本なら「死にゃあしないさ」。
読み終えたときには、なにやら清々しく、思わず空を見上げて深呼吸をした。
うん、大丈夫。「死にゃあしないさ」。
"本物の神様"は、ジョン・レノンの「イマジン」に、ひとり静かに耳を傾ける。
天国なんかない
ただ空があるだけ
紙の本
神様からのひと言で、会社は救われるか、急降下か。
2007/05/22 20:55
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る
荻原浩さんのファンに人気が高い、神様からひと言を読みました。
うん。まず題名がうまい!中身が分からなくてもなんだか興味をそそる感じだし、中身を読めばタイトルの意味はすぐ分かるし、あぁーうまいなぁと思わせてくれる。
というのも、この会社の社訓が「お客様は神様。神様の一言は会社の命」といったものなのです。お客様からのクレーム。神様からのクレーム。それは会社の財産になるか、はたまた切り捨てられるものか。
物語は、食品メーカー珠川食品に転職した主人公涼介が、お客様相談室に配属されるところから始まります。
お客様相談室。もうネタの宝庫ですよね(笑)この設定だけでページをめくるスピードがあがります。
荻原さんの小説は、これにかぎらず、主人公の職業の描写が細かく、その職業の人なら読めば役立つテクニックがたくさん書かれてて面白いです☆
お客様相談室にかかってくる様々な電話。それにより発覚してくる、会社の商品の問題点とダークな経営。
一社員の涼介と同僚が少しずつ少しずつ、会社を動かしていきます。
ラストは爽快!
会社員の人には勇気を与えてくれる作品ではないでしょうか。おすすめです☆