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ちょっとタイトル負けな感じがしたかなぁと。
やはりミステリとしての作りは上手いと思うんだけれど、もうちょっと何かがほしいと思うのは、もう本格ミステリを求めてないということなんだろうか…。ちょっと薀蓄的にも中途半端な内容なんだよね。ミステリ好きなメインキャラならばもっと薀蓄を語らせた方がよさそうな感じはするのだけれど。そこに力を入れてないのだから仕方が無いか。
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開かずの扉シリーズ第三弾。
前作にて「館もの」・「孤島もの」で楽しませてくれたシリーズ第三弾は「嵐の山荘もの」。
登場人物に二人の名探偵がいるこのシリーズ。
後半の掛け合いが堪りません。
開かない鍵は無いジョーマエダさんの意外な活躍に注目w
意味深な●●(ネタバレしちゃうので伏字)にやられた感もバッチリです。
ミステリ好きには堪らない「ダイイングメッセージ講座」も収められており、大満足の一冊です。
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開かずの扉研究会シリーズ
後動あての手紙を受け取り調査に赴く鳴海、カケルのコンビ。嵐の村で洞窟に閉じ込められ連続殺人へ。被害者の残すダイングメッセージと鳴海のダイングメッセージ講義。村に住む人間の名前に隠された秘密。
2009年10月20日再読
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【図書館】
シリーズ3作目。嵐の山荘…洞窟。連続殺人。シリーズキャラの推理。以上。
とりあえず図書館にあるシリーズは読んでみようと思う。
キャラの持ち味がもっと際立てば面白いのに・・・
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嵐による土砂崩れで洞窟に閉じこめられた「開かずの扉」研究会のメンバー。外部から遮断された空間で起こる連続殺人は、密室、ダイイングメッセージ、見立てなど様々な謎を生存者に突き付ける。一連の事件は繋がっているのか?
犯人は簡単に見抜けますが、そこから殺害方法を推理するのが難しい。フーダニットよりハウダニットにテーマを置いた作品。大枠ではこのトリックで間違いないだろうと思って読み進めていくと、作者のとんでもないミスリードにまんまと騙されました。確かに○○に○○が書かれてない…!
私は第一作よりこちらの方が楽しめました(でも評価は…笑)。展開も飽きさせないし、前回感じたまだるっこしさは払拭されています。トリックの大盤振る舞いも嬉しいし、ダイイングメッセージ講義も良かったです
それにしても、館モノ→孤島モノ→嵐の山荘モノか^^スゴいな^^
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あかずの扉研究会シリーズ。影郎沼の洞窟を舞台におこる連続殺人。普通になんとなく読める。キリシタンと人間の欲望が引き起こす殺人事件。
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あかずの扉研究会シリーズ第三弾。
これまで見せ場が少なめだった「名探偵」鳴海とワトソンのカケルがとある洞窟ホテルで閉じ込められてしまう。
入口は爆破だか土砂崩れだかで埋まってしまい、地上との出入り口であるエレベーターに向かうも中には死体が。エレベーターはそのまま故障で動かず・・・・村に伝わる影朗さまといわれるご神体を殺人鬼のようにおそれる古老。連続する「見立て」殺人とダイイングメッセージ。
嗚呼・・・・・ベタだ。。。。ベタさがまた心地よい・・・ww
ここまでベタな「本格」のおぜん立てもそうはないでしょうw
途中、ちょっと無理矢理感を感じたりもしましたが、最終的な謎解きもダイレクトにわかりやすくてよかったです。「え?どういうこと??」みたいなのもありますからね。僕に読解力がないせいなのかもしれませんけどもw
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今回サクサク読めました!
ユイが助けに来たシーンでウルッときてしまうくらい、キャラに愛着が湧いてきて、推しの咲さんがあまり出てこないにも関わらず凄く楽しめた。
ダイイングメッセージ講義、面白かった!
二転三転する推理は、やっぱり二人の名探偵&ワトソンカケルがいるからこその醍醐味かなと思う。
霧舎さんの小説は、映像化したら凄く楽しそうなんだけどな。
次は最終マリオネット園!読みます!
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3+
シリーズ3作目。このシリーズを読むのは1作目以来。2作目がなかなか手に入らないので(と言ってもそれほど躍起になって探しているわけではいが)ひとつとばすことにした。霧舎学園シリーズも既に10月まで読んでしまったし、こっちも早く読んでおきたい。
関係者の氏名に駄洒落のような意味合いを持たせるプロットは、さすがに安っぽさが目立ち、ちょっと厳しい。加えて犯人の指摘に直結する要素の一つである名刺の扱いもかなりあからさまで、名刺の図版が出た時点でそれがどういう意味を持つのかが丸わかり。もう少しさりげなくできなかったものか。雰囲気といいキャラクターといい好きな部類の本格ものだが、出来には多少ケチをつけたい。
しかし、個人的にとてもときめくシーンがあったことで本作は心に永く残るだろう。
洞窟に閉じ込められ、殺人が起き、犯人と間違われ、不安になり、ユイを思い出して極度に寂しくなってしまったカケルは、涙をこらえきれなくなり、その姿を同室の名探偵に見せまいとひとり風呂にこもる。そんなとき頭上の換気口から全くの予想外に落下してきたユイが放ったひと言。
「助けにきたよ、カケル」
いやあ参った。その少し前の場面で、地上のユイが避難はしごを見つけたときに、“この先こんなシーンがあったらいいな”と夢想していたものとほぼ同じやりとりが目の前で展開されている。これにはやられた。ニクいぞ霧舎。
まあ、個人的にはそこが本作のピークだったことが残念なのだが。
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シリーズ3作目。いわゆる、ABCもの。
2人の探偵ものの宿命で、またもやメンバーが分断。
色々メタレベルのトリックがあるし、キャラクター化された人物像だか、逆にマッチしてバランスがよい。
ダイイングメッセージのくだりが、若干しつこい感じではあるが、テンポよく、サクサク読める展開でした。
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地下ホテルを舞台にした『嵐の山荘もの』です。ダイイング・メッセージやミッシング・リンクを取り入れるなど、王道を意識した設定です。
お話自体は面白いと思いましたが、閉じ込められて人が死んでいく状況なのに切迫感がないのが気になりました。
ミッシング・リンクは「何を示しているか」については楽しめましたが、なぜ、わざわざミッシング・リンクを作ったのかという理由付けが不十分のような気がしました。トリックも添付図を見ただけで分かってしまったので消化不良でした。
また、ミステリー好きなら知っている名探偵や建築家の名前が登場するなどニヤリとさせられる小道具が沢山ありましたが、ミステリー初心者にとってはついていけない部分なので、ハマる人が限られる作品だと思います。
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すごい限定的な地域でコンパクトにまとめられた作品。トリックは面白かったんだけど場所に変化がすくないからちょっとあきてくる。
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どんでん返しに継ぐどんでん返し! みたいなのが好きな人ならいいかも。
人がいっぱい死ぬわりには暗さもなくて、さくさく読める。
終わり方が少々あっさりすぎな感じ。
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お屋敷、孤島ときて洞窟。ダイイングメッセージにミッシングリンクとくればミステリ好きにはお腹一杯。でもまだ食べたい。
トリックとしてはこれまでのものに比べるとかなり分かりやすい。ダイイングメッセージ講座も、ダイイングメッセージ部分だけでなく、他の謎解き部分のヒントにもなっているのでさすがだと思った。実際にダイイングメッセージが残ってること何てあるのだろうか。
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開かずの扉シリーズは、本当によく作り込まれている。それゆえややこしい部分もあるが、作者の本格好きが伝わってきて好きです。
ただ今回は、ほとんど洞窟の中が舞台で少し退屈ではあった。登場人物も、開かずの扉研究会の面々以外は影が薄い。またそれ故に大量殺人の割に緊張感もあまりない。キリスト教関連の名前のつく人たちが殺されていくが、そこはちょっと無理な感じはした。ほとんどダジャレのようなものもあり、たまたま名前にワードが入ってただけで殺されるのは理不尽極まりない。
しかし、やはりトリックは見事だ。斜め45度に傾けるトリックや、解決シーンの何度も解体され構築し直される推理合戦もよい。伏線も細やかに張られている。
鳴海さんのダイイングメッセージ講義もおもしろかった。実際の事件でダイイングメッセージが残っていたら、それは犯人の工作だと思え。
いつもタイミングが合わず中々出てこない鳴海さんが、今回はたくさん活躍していて嬉しかった!