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優しい音楽
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 199件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.4
  • 出版社: 双葉社
  • サイズ:20cm/194p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-575-23520-2
  • 国内送料無料

紙の本

優しい音楽

著者 瀬尾 まいこ (著)

受けとめきれない現実。止まってしまった時間−。だけど少しだけ、がんばればいい。きっとまた、スタートできる。家族、恋人たちの温かなつながりが心にまっすぐ届いてしみわたる。希...

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優しい音楽

1,296(税込)

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商品説明

受けとめきれない現実。止まってしまった時間−。だけど少しだけ、がんばればいい。きっとまた、スタートできる。家族、恋人たちの温かなつながりが心にまっすぐ届いてしみわたる。希望に満ちた3編を収録。『小説推理』掲載。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

優しい音楽 5-72
タイムラグ 73-131
がらくた効果 133-194

著者紹介

瀬尾 まいこ

略歴
〈瀬尾まいこ〉1974年大阪府生まれ。大谷女子大学国文科卒業。「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞、「幸福な食卓」で吉川英治文学新人賞を受賞。他に「図書館の神様」「天国はまだ遠く」がある。

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みんなのレビュー199件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

やさしい、やさしい、恋のお話をしましょ。

2005/07/27 20:23

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はなこちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

いちばん最近、すきな人にちゃんと「すき」って言ったのはいつだったかなぁ。
瀬尾まいこの、このかわいい3つの恋の話を読んで最初に思ったのは、そんなことだった。

この本にのっている3つの恋の話は、どれもとても心地いい話だ。どの恋もいわゆる「正統派」って感じの恋ではないけれど、それぞれの話に出てくる恋人たちの「すき」って気持ちは、みんなとてもオーソドックスで素直で等身大の、まっすぐな気持ちだ。始め方や続いていくかたちはいろいろでも、「すき」っていう気持ちさえ素直に持っていられれば恋ってとても綺麗なものなんだ、って教えてくれるような、そんなお話たち。

たしかに恋はいつも優しいだけじゃなくて、辛いことも悲しいことも、嫌なところもたくさんあるものだ。だけどそういうものも全てひっくるめて、恋って素敵なものだよね、って再確認させてくれる。たぶん、わたしたちの周りにも、素敵な恋はごろごろしてるんだろうけど、普段はやっぱり、照れたりかっこつけたりして、なんだか素直に私たちもその心地よさを忘れがちになっているのだ。だから、こうやってほかの人の優しい恋のお話を読むと、改めてそれを思い出してこんなにいい気分になるんだろう。

今度すきな人に会ったら、素直に「あなたがすきです」って言ってみよう。
そう思いながら、本を閉じた。

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紙の本

疲れたら立ち止まればいい、そしてまた歩きだせばいいのだ

2005/05/15 21:00

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 瀬尾まいこは<つかみ>の巧い作家である。今年の吉川英治文学新人賞を受賞した『幸福な食卓』は「父さんは今日で父さんをやめようと思う」という書き出しでもう作品に引き込まれていくし、『天国はまだ遠く』でも自殺しようとする主人公とともに気がつけば山奥の民宿で生きる意味を考えている。瀬尾の物語は難しくはない。文章も平易だ。それでいて(あるいは、だからこそ)いつのまにかすぽっと彼女の物語の世界にはまっている。本書の三つの短編もそんな瀬尾の<つかみ>にいずれもはまってしまう素敵な物語である。
 「優しい音楽」 表題作となったこの作品はなんの取柄もない主人公が女の子の方から急接近され、恋人関係になるのだが、何故か彼女は主人公を家にいれようとしないという場面から始まる。物語の展開の途中で、彼女が主人公を家に連れていけない理由は大体わかってくるが、瀬尾が描きたかったのはそのような謎ときではない。主人公がひとりの男性としていつのまにか彼女と対峙していく成長物語だ。そして、彼を成長させたのはまさに「優しい音楽」なのだ。
 「タイムラグ」 主人公の深雪は妻子のある男性と不倫している。(そんな主人公を描きながらも決して暗い作品とならないのも、瀬尾の魅力だ)そんな彼女の元に彼の八歳になる娘がやってくる。現実にはかなり考えにくい設定ながら、主人公の明るい性格がそんな状況であっても物語をすすめていく。気がつけば本来彼女の恋敵である彼の妻さえも応援している深雪が照れ隠しのように言う「とにかくいろんな人の気持ちを柔らかくしておこうかなって、思ったのよ」という言葉が、瀬尾自身の思いのような気がする。
 「がらくた効果」 本書の作品の中では一番好きな作品である。それにももっとも瀬尾らしさが出ている作品だろう。主人公は同棲中の一組のカップル。がらくたを集めるのが大好きな彼女が、正月も近いある日、一人の初老のおじさんを拾ってくるところから物語が始まる。瀬尾の<つかみ>はこの作品では巧みだ。おじさんとの奇妙な同居が、いつのまにか二人の気持ちを新鮮にしていく。やがておじさんは新しい生活を始めるために二人の部屋から出ていくが、主人公の二人も新しい生活を歩くことを決めるのだ。読者に元気を、そして一歩歩きだす勇気をくれる好編だ。

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紙の本

瀬尾まいこは読者と“心のキャッチボール”が出来る稀有な作家である。

2005/04/22 00:41

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

前作『幸福な食卓』が吉川英治新人文学賞を受賞、今後もっとも期待される作家のひとりとして将来を嘱望されている瀬尾さんであるが、今回もファンの期待を裏切らない作品を読者にプレゼントしてくれた。
今回の瀬尾さんからのプレゼントは短篇3篇が収められた短編集。
瀬尾作品を読むと他の作家の作品では味わえないような、幸福感を実感できるから嬉しい。
本作もご多分に漏れず恒例の“2回読み”を実施、2回目の読書がより“暖かいまなざしが培われた”気がするのだから本当に凄い作家である。
瀬尾さんは本作にて“寛大な心”を持つことの素晴らしさを教えてくれている。
3編ともに共通している点は“ストレンジな人物(設定)”の登場と瀬尾さんお得意の“食べ物効果”である。
いままでの作品に見られなかった“性描写”も盛り込まれており少しハラハラされた読者もいらっしゃるんじゃないかなと思う。
今までの瀬尾作品の中では月並みな言葉かもしれないが、もっとも“ハートウォーミング”な作品となっている。
表題作の「優しい音楽」、主人公のタケルと恋人役の千波、不思議な出会いで始まった2人の交際。
いっこうに両親に紹介してくれない歯痒さを噛みしめながら付き合いが続いていたのであるが…
途中で事情がわかるのであるが、その後の経過が本当に微笑ましい限りである。
2編目の「タイムラグ」、この作品が個人的には一番のお気に入りとなった。
とにかく設定が凄い。不倫相手が妻と旅行、そのあいだに娘を預かることとなった主人公・深雪(みゆき)。
深雪と佐菜ちゃんとの心が触れ合っていく過程がとっても心地よい。
とりわけ佐菜ちゃんのおじいさんに会いに行く場面が印象的である。
『平太さんはほとんど家庭を放ったらかしています。お父様にこんなこと言うのは失礼ですけど、遊び歩いています。実は、っていうか、きっと、浮気だってしてます。決していいだんなさまとは言えません。浅はかで頼りにならない父親です。でも、佐菜ちゃんはこんなにしっかりしたいい子に育っています。どうしてだと思いますか?』
最後の「がらくた効果」も奇妙な設定の作品だ。
同棲中の章太郎とはな子。
年末も押し迫ったある日、はな子が佐々木さんと言う男性を連れてくる。
この作品が帯にある「だけど少しだけ、がんばればいい。きっとまた、スタートできる。」という言葉に当てはまり自然と読者も実感できる。
終盤、駅伝レースを見て佐々木さんの人生に対する決意が新たになる。
残された恋人ふたりの幸せを見守りつつ本を閉じた読者は“幸せをお裾分けされた”気分に浸れるのである。
--------------------------------------------------------------------------------
余談になるがこの作品は5冊をプレゼント本として購入した。
一緒に瀬尾作品を読み、多少なりとも私なりに“優しい音楽”が奏でられたと感じている。
人生も瀬尾作品のように楽しく希望のあるものであるように努力したいものだ。
本作はきっと読者に“読書日和”をもたらせてくれる作品であると確信している。
価格もお手頃、是非手にとって欲しいなと思う。
最後に、私の拙い文章で十分に伝わらないのが残念であるが、心に響く物語を読み終えた今、「瀬尾まいこ、あっぱれ!」という最大限の賛辞を贈りたい。
瀬尾まいこ応援BLOG!

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紙の本

瀬尾まいこがえがく男女

2007/10/24 22:02

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トマト館 - この投稿者のレビュー一覧を見る

瀬尾まいこ作品で、
ストレートな男女関係を描いたものは、これがはじめてではないでしょうか。
「天国はまだ遠く」でもまだ成立しきっていなかったような。

表題作の「優しい音楽」は、
もうすこし長めにかいてほしかった。
主人公があまりにもすんなりと状況をうけとめているというか。
実際はもっと葛藤や悩む過程があるはずなのに、
そこがスコンとぬけているかんじ。
話の筋はよかったんだけど。

わたしがスキなのは、二つ目の「タイムラグ」。
不倫中の彼の娘をあずかるという話で、
これは長さと内容がちょうどよかった。

瀬尾まいこには
いつもきちんとした起伏と、驚きと、
安心できるラストがまっている。

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紙の本

優しい効果?

2006/06/24 19:53

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読むたびに惹きつけられる著者の世界。
最後のページを閉じて、口の端が「きゅっ」と上がっていた事に気がついた。
優しい気持ちが溢れてくる。
これも何かの効果だろうか?
もう一度感じたくて、場所を変えて初めのページに戻ってみる。
本書には3つの短編が収められている。
どの物語も長すぎず短すぎず、心地よい長さだ。
登場人物は日常にありふれている人なのに、不思議な出会いがきkっかけでお互いに踏み込んでゆく。
その出会いを経て、改めて自分の存在をかみしめるのだ。
物語の結末でほっとした。
別に激しい出来事があった訳じゃない。
心が満ち足りた、というほっとした気持ちだった。
そうして自然にやわらかい顔になっている。

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紙の本

美しい球体

2005/05/13 20:27

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

マガジンハウスから出された最初の二作で、瀬尾まいこの大ファンになってしまった。
が、その後大手版元から出された二作に関しては、あざとさというか受け狙いのようなものを感じてしまい、正直言って残念だった。恐る恐るという感じで本書を読んでみて安心した。
地にしっかり足が着いた瀬尾まいこが戻ってきた.
本書には「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の三篇が収められている。
「優しい音楽」の主人公は、付き合っている女の子の亡くなった兄に自分がそっくりだと知ってしまった23歳の男性。
「タイムラグ」の主人公は、不倫相手の八歳になる娘を一日だけ預かることになった27歳の女性。
「がらくた効果」の主人公は、同棲している女が公園でホームレスのおじさんを拾ってきてしまった25歳の男性。
どの短編にも共通しているのは、主人公と相手とのぐらぐらした関係が、第三者の介入によってますます歪になる。それが善意からくる行動の積み重ねによって円満な結末を迎える過程を描いている点だ。
非常に頼りない一本の線が歪な三角形になり最後には美しい球体になっていく、そんな物語だ。
相手と自分の違いを良いものとして見られるようになるとか、二人の持つ一つ一つの物が意味を持ち始めるとか、他人として出会った二人が他人でなくなる過程の微笑ましさが、この一冊には満ち溢れている。
「地に足が着いた」という表現を使ったのは、日常に溢れるやさしさを切り取るのが、瀬尾まいこは非常に巧いという意味だ。
「生」の眩しさが感じられる物語をこれからも書き続けていってほしい。

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紙の本

読み終わった後のこの幸福感、ぜひとも味わってみてください。

2005/04/20 20:53

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

瀬尾まいこの本は身体に良い。
何のことやら?と思われそうですが彼女の作品はどれも読み終わった後、なんとも言えない幸福感に包まれるのです。
私にとってはこの幸福感に包まれたくてついつい本に手が伸びる作家さんであります。
そして今回も期待を全く裏切らず心地よさと心の奥底がホコホコと温もってきた一冊でした。
普通短編集であれば多少なりとも好きな順位がつくのですが、この三編は「コレが一番!」など順位も差もなく、読むたびに「この話も好きだなー」と三作とも結局大好きになってしまった。
まず「優しい音楽」では家に入れたがらない彼女の秘密を知った時点から暗雲立ち込めるのかと思えばその逆で主人公のタケル君はちゃんと彼女自身の気持ちを受け入れてくれる。彼女の作品に出てくる人たちは真っ直ぐに生きている品の良さがあり、それが読んでいてすごく心地良いのです。
「タイムラグ」では不倫相手の子供・佐菜ちゃんと何か一悶着あるのかと思えば何故か相手の妻のために必死になる主人公、自分自身に少し苦笑いしながらも心の底では清々しく思っている彼女。不倫という言葉が入りながらこんなにも清さがあるのは瀬尾まいこ以外には書けない話だと思うのですよね。
また最後に佐菜ちゃんが言った言葉で「心がぽかりする」というのがあるのですが、単純に胸が痛いとかココが痛いと言うよりも気持ちが伝わってくる言葉使い一つとっても上手さを感じてしまうのですよね。
最後に「がらくた効果」では「全門来福」と書く同棲相手のはな子が良い味を出しています。一度外れてしまった、いや無意味と思い捨ててしまった人生のレースにもう一度戻ってみようと思わせてくれた二人との出会い。決して必死さがあるのでもなく、ただぼちぼちとまた頑張っていこうよ!と応援してくれている…。
瀬尾まいこの本を読むといつもエールを送られている気がするのは私だけでしょうか?
心がじわじわと温もってきて読み終わると思わず抱きしめたくなる短編集でした。

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紙の本

幸せなひととき

2005/08/14 22:12

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:茶犬 - この投稿者のレビュー一覧を見る

デビュー以来、はずれながないといわれている瀬尾さん。
本作も期待通りの瀬尾ワールドに浸れます。
瀬尾作品の持ち味は、その幸せ感。
とても前向きな気持ちになれるのです。

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紙の本

それぞれの家族のかたち。瀬尾さんって、温かい!

2007/03/16 23:13

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よし - この投稿者のレビュー一覧を見る

亡き兄の面影を恋人と重ねる「優しい音楽」、不倫の相手の子どもを預かることとなった「タイムラグ」、公園で拾ってきたのは佐々木さんだった「がらくた効果」の3編を収録。人との出会いや関わりから生まれる、ハートウオーミングな作品集。
わたしが好きなのは「タイムラグ」。不倫相手の子ども佐菜ちゃんを預かることとなった深雪。佐菜ちゃんと深雪の1日だけの交流が、温かく描かれています。
この「タイムラグ」では、佐菜ちゃんとの出会いで恋人平太の家族が次第に見えてくるんです。奥さんのこと、決して望まれた結婚ではなかったこと。平太の家族のことなど知りたくもないことなのに、向き合わざるを得なくなるんです。
一体、瀬尾さんが描く家族のかたちっていくつあるのだろう。この作品集は、作者のテーマでもある「家族」という形が凝縮されています。「優しい音楽」では恋人に兄の面影と重ねる家族。「タイムラグ」では不倫相手の家族と自分。「がらくた効果」では公園で拾ってきた佐々木さんとの同居生活。それぞれに不自然で危ういんだけど、最後はほっとさせられる。
なんだか、とってもほのぼのとした作品集。前向きな気持ちにもなります。
瀬尾さんの作品に今後もはまりそうです。

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紙の本

きれいでうまいけど足りない・・・

2005/12/18 17:02

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

評判がいいということで読んでみました。
文章は確かに軽快で読みやすいし、物語の設定も実際には
ありえないようなひねりがあって、まあまあかなという感じ。
読後は前向きになれるとか、帯にある「受け止めきれない現実。
止まってしまった時間。」とか「だけど少しだけがんばればいい。
きっとまた、スタートできる。」といった言葉を全編通しては
実感できませんでした。
ただ、三話目はほかの二編に比べるとよかったと思います。
どの人物も、それぞれの場所で懸命に生きてるんだなぁ、といった
人間の生のリアルさや深みに欠けていて、正直面白みも魅力も
イマイチで、読後はなんだかすっきりしないもの足りさなを
感じました。
ちょうど平安寿子さんの「グッドラックららばい」を読んだ後だったので、
なおさらそう感じてしまったのかもしれませんが。。。
この作品で描かれる人物はどれも、いわゆるいい人とかできた人
といった型にはまるようなことはなく、逆に世間一般の人が
勝手に良いと考えている人間のあり方の中にはおさまりきらない。
好き勝手だけど自分らしくちゃんと生きている、そういう力強い
エネルギーを脈々と感じます。
対して瀬尾さんの作品には、平さんと同じようである必要はもちろん
ないけれども、文章からは、力強くなくてもほんわかでもじんわりでも、
人間が生きているというエネルギーがイマイチ感じられませんでした。
そんなことを感じる必要があるのかと言われれば、人それぞれの
感じ方の違いのせいというだけのことかもしれないけど、、、。
一話目は、悪くないけど伝えたいことが私にははっきりとわからなかったし、
二話目は、主人公の不倫相手とその父親の描かれ方があまりにも
あっさりとしているのが気に入らなかった(聴力障害者の奥さんとの
結婚の経緯とか、結婚を認めないのをありがちな理由で済ませている所とか)。
三話目の「がらくた効果」は、会話のテンポとか、人によって
知っていることが違うという賀詞と松の内のエピソードの部分は、
共感できるところがあったし、駅伝の繰上げスタートと佐々木さんを
ハモらせたところは巧いな、と思いました。
ただ、実際佐々木さんのような境遇の人間が、ああもすべてを
受け入れたように自分を変えずにおおらかにきれいに振舞えるもの
でしょうかね。もっと自暴自棄になって、もがき苦しんだ末に勝ち得る
希望のほうがリアリティーがあるし、人物に愛おしさを感じられて
私は好きですけど。きっと好みの問題なんでしょうね。

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2005/11/01 20:13

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2006/03/26 22:42

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2005/06/14 20:37

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2005/10/25 15:28

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2005/05/24 13:25

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