- カテゴリ:小学生
- 発売日:2005/05/01
- 出版社: 偕成社
- サイズ:29cm/35p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-03-437350-4
紙の本
ぼくの鳥の巣絵日記
著者 鈴木 まもる (作・絵)
【講談社出版文化賞絵本賞(第37回)】山のなかに暮らして20年。そのなかで見たり感じたり調べたりしたことをまとめた作品。鳥たちのすがたをとおして、自然の四季の変化と生命の...
ぼくの鳥の巣絵日記
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商品説明
【講談社出版文化賞絵本賞(第37回)】山のなかに暮らして20年。そのなかで見たり感じたり調べたりしたことをまとめた作品。鳥たちのすがたをとおして、自然の四季の変化と生命のつながりを描く。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
鈴木 まもる
- 略歴
- 〈鈴木まもる〉1952年東京都生まれ。東京芸術大学中退。「黒ねこサンゴロウ」シリーズで赤い鳥さし絵賞を受賞。絵本に「鳥の巣研究ノート」など。全国で鳥の巣展覧会を開催している。
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紙の本
鳥たちの声を聞こう
2021/12/19 08:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「山のなかにくらして20年がたちました。」
これは、2005年に刊行されたこの絵本の「あとがき」の冒頭の文章です。
1952年東京に生まれた鈴木まもるさんは、1986年に伊豆の山の中に引っ越します。そこを起点にして絵本作家としての活動をしてきました。
同時に山の自然と触れあう中で鳥の生態やその巣の形状などに関心を持つようになり、この絵本が誕生しました。
この作品で講談社出版文化賞絵本賞を受賞しただけでなく、広く鳥の巣研究者として名前が知られるようになりました。
この絵本は山の中の一軒のおうちが左のページの真ん中に描かれています。
その構造は同じで、その家を囲んで山であったり近くの木々であったり家の前の畑で育てられている野菜であったりが四季折々の変化を見せてくれます。
そして、右のページにはそんな風景に訪ねてくる鳥たちの様子が描かれています。
ホオジロ、ヤマガラ、メジロ、ツグミ、ウグイス、ヒヨドリ…。
鳥たちのさまざまな様子がわかります。
春から夏にかけて、鳥たちは巣作りを始めます。
高い木の枝に作るもの、草原のなかに作るもの、川の護岸のすきまに作るもの、鳥たちの種類によって違います。
巣作りの材料も、枝であったり苔であったり動物の毛であったりさまざまです。
それらを鈴木さんは丁寧に描いています。
鈴木さんはあるインタビューで「絵本づくりも鳥の巣も、小さな命の心が育つという点では、同じものなんだ」と語っています。
そんな鈴木さんだから描けた「絵日記」です。