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がんばっていきまっしょい(幻冬舎文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.6
  • 出版社: 幻冬舎
  • レーベル: 幻冬舎文庫
  • サイズ:16cm/234p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-344-40660-5
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

がんばっていきまっしょい (幻冬舎文庫)

著者 敷村 良子 (著)

【坊っちゃん文学賞大賞(第4回)】【「TRC MARC」の商品解説】

がんばっていきまっしょい (幻冬舎文庫)

535(税込)

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みんなのレビュー21件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (5件)
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  • 星 3 (6件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

嬉しい贈り物

2005/09/10 01:22

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:アルテミス - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本でボートはマイナースポーツである。
 日本の選手がオリンピック2大会連続で6位入賞を果たしたことや、今夏W杯で金メダルをとったこと、つい先日日本で世界選手権大会をやっていたことなどをひとつでも知っている人は、ボート経験者を除けば、私のまわりには一人もいない。
 なので、ボート競技を描いた小説は珍しい。女子高校生が主人公となれば、皆無に近い。
 その例外が、本書である。

 数年の違いはあるが、著者とほぼ同年代に高校でボートをやっていた私には、描かれているあれこれが懐かしい。
初めての練習で、オールを水から抜き損なって「腹切り」をしたり、マイナースポーツの宿命・部員不足に悩んだり。
著者がこの作品を書いたのは卒業後十数年経ってからだそうなので記憶違いをしている部分もあるが(オールがピンク色なのは日体大ではなく日大である)、高校時代をナックルフォアの上で過ごしたことのある女性なら、本書は当時を思い出させてくれる嬉しい贈り物だ。

 ただ、小説として成立させるためではあろうが、一年目の主人公たちをいささか「お嬢さん」に描きすぎには思う。
「私らだけじゃ、こんな重いもん、運べんしねェ」などと言って艇を出すのを当たり前のように男子部員に手伝わせているが、自分達の艇は自分達で運ぶのが当然である。この辺は、読んでいてちょっといらついた。

 もっとも、この「お嬢さん」ぶりを成立させるために設定に配慮はしてある。
男子部員をボートに対して真剣な連中には描いていないのだ。もし真剣という設定であったら、拒否させなくてはならない。先輩達は、他校の女子が自分達で艇を運ぶのを試合の際に見ているはずである。
 真剣に練習している隣の高校の部員達も手伝っているが、彼らは男子校の生徒にしてある。女子と近づきになる機会が嬉しいからという解釈をさせるためだろう。
 (ボート経験のない方へ一言。ナックル艇は重さ130kg前後である。これを4人の漕ぎ屋が持ち上げ、コックスが押して移動する。)

 かくて甘やかされた主人公達は、新人戦で惨敗する。
 しかし、同じ女子高校生のはずの対戦相手に「お嬢さんクルー」と言われて、初めて発奮する。
 OB・OGの先輩夫妻にコーチを頼み込み、「こりゃ大変だ」という練習メニューに必死で打ち込んでいくのである。
 きつい練習に「この一本が終わったらボートなんか辞めてやる」と思っても、「イージー・オール」の声とともにそれを綺麗に忘れるようになったら、もう立派な競技者だ。

 いただけないのは、カバーイラストである。
 茂本ヒデキチ氏の画風は嫌いではない。だが、オールのブレードはチームの顔であるし、割れやすい。これを地面についてもつなど、まっとうなボート競技者にはあり得ない。
 オールの向きを逆にして、描き直して欲しいものだ。

 余談をひとつ。
 冒頭に述べた、オリンピックで入賞したり、W杯で金メダルをとったりした武田大作選手は、主人公達と同じ梅津寺海岸で練習しているそうである。

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紙の本

もうひとつ、いきま〜っしょい!

2005/08/31 00:38

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:拾得 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 98年に映画化された坊っちゃん文学大賞作品が、さらに今年になってドラマ化された。映画を見たときもさっそく原作を手にしたが、加筆修正されたと聞いて、文庫も手にすることになった。一ファンとしては、作品の登場人物たちがいろいろなところで動き出すのは、単純にうれしい。ただ、以前に会った姿と変わっていたりしたら、ちょっとさびしいのだろうけれど。
 文庫版は、表現や高校生活の記述が増えたりはしてはいるものの、基本的な筋がかわっているわけではない。ただ、親本のほうが「洗練された小説ではないがゆえの魅力」がもっとあったかな、と感じた。
 さて、本作は斎藤美奈子の解説でも指摘されているように、スポ根ものでも、青春感動ものでもない。喩えて言うならば、勝って泣き、負けて泣く「感動の甲子園」の周辺には、泣くことさえできない者もいるということである。
 「部活動」などというものは、感動やうれしいことよりも、面倒なことのほうが多いのではないか。それなのに、わざわざ「女子ボート部をつくる」というのである。誰かに評価されるわけでも、大学受験に役立つ訳でもない。そしていつか自分の役割も「終わり」を迎える。悶々としたものをかかえながらも、それでもなお、ボート部にかかわっていく悦ネエを読みながら、どこか暖かく時には熱くも感じるのである。
 ところで、ドラマを見ていて、ちょっとだけ違和感を感じた。ボートの進み方がとてもスマートなのである。彼女たちの合宿の成果かと思っていたら、原作や映画とはボートそのものが異なっていることに気がついた。ボートにかかわった人なら細かいことがわかるのだろうけれど、素人目にも印象が異なっているようだ。

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2006/01/05 02:42

投稿元:ブクログ

ドラマよりも軽いような感じでした。さらって描いてる部分も多かったし。まあまあ面白かったです。

2006/01/08 12:34

投稿元:ブクログ

なんだか切なくなってしまう。
学生なら自分に重なって考え直すきっかけになるかも。
そうでない人ももう一度青春時代を思い出すきっかけになるのでは?
TVドラマ、映画では描かれていないところもあり、クライマックスにもびっくりです。

2005/08/27 17:03

投稿元:ブクログ

ドラマが始まる前に、気になって買っちゃいました。
主人公に、共感できる部分があり…
でも、ラストの中田三郎にはびっくりしました。

2005/10/14 20:44

投稿元:ブクログ

これも、サラっとした文章で読みやすい1冊。テレビドラマ化していたあれの原作本です。あたしはドラマより原作派。おもしろかったです。

2006/06/28 01:31

投稿元:ブクログ

地元が舞台なので結構楽しく読める。たとえ舞台が地元じゃなくても楽しいと思うけど、出てくる地名やお店を「あそこかな?」とか考えながら読むと余計楽しく思えるから不思議。セカチューも地元っちゃー地元だけどあれはあまり面白くないね。

2006/07/01 15:00

投稿元:ブクログ

ドラマの設定やストーリーは最悪でしたが、小説は最高です。テンマ・カケルと悦ネエ切ない。中田ブーは格好良すぎです。写真部もちょー好き。

2007/07/18 16:36

投稿元:ブクログ

文章は私が読んでも「おいおい…;」と思ってしまうほどつたない。締め切り直前に書きかけのデータを飛ばしてしまった作者さんの努力がにじみ出てます。そんな作者さんの状況も含め、悦ネェの劣等感とか寂しさとか、高校生の私にはマイナスな部分ばかり目に付きました。それは決して悪い意味ではなく、痛いほど惨めな悦ネェ、そして作者さんの気持ちに共感しているからです。読んでよかった、高校一年生の今読んでよかった。心からそう思っています。気まずくて口もきけない幼馴染がいることも重なるな、関野ブーほどじゃないけど顔はいいし((笑。

2012/05/29 00:58

投稿元:ブクログ

一瞬しかない青春のキラキラや、色んな事でいっぱいいっぱいになってぐるぐる悩んでたあの頃の気持ちがぎゅぎゅっと凝縮された本。
一生懸命って素敵だなあ、と思わせてくれる言葉が随所に散りばめられております。

ボート部を描いた作品は他に見たことがないので新鮮ですが、
中身は清々しいくらいのどストレート。
それがまた良いです。


お話自体は好きなんだけど、「~た。~た。~た」と畳みかけるような文体がどうにも読み難い…;
解説ではこれがこの作品の持ち味!って書いてあって、
ああ、まあ、言われてみればそんなような気がするようなしないような、とか思うんだけど、
文字の密度も高いのでやっぱり読み難いのですタ。

読み終えるまでに異様に時間かかった…。

2009/02/15 01:49

投稿元:ブクログ

この本を原作にしたドラマが数年前(私が中学生だったころ)に放映されていたのだが、本当にいいドラマだった。
自分の中のナンバーワ1ドラマと言っても過言ではない。
今まで本やドラマであまり泣いたことのなかった私が、毎週このドラマを見ては泣いていた。
機会があったらぜひ見てほしい。私ももう一回見ようかと考えている。

これは、一言で言えば、愛媛のボート部の高校生の青春物語だ。
この本はドラマを思い出すのに役に立った。
収録されている「イージーオール」では、文章だけでなくドラマも思い出してしまって泣けた。

なぜあんなに泣けていたのか考えると、当時私はテニス部の部長でいろいろ悩んでいて、女子ボート部の発起人で部長(だと思う)の悦ネエにすごく共感してしまって、それで泣いていたのだと思う。

愛媛行きたいなぁ。

ともかくこのドラマが大好きだ。

2009/11/04 08:56

投稿元:ブクログ

進学校である松山東高校になんとか入学した悦子は、女子ボート部を設立し、初心者ばかりの仲間を集め、エネルギーをボートに注ぐ。「自分の居場所」を見つけ、張り切る悦子だったが、貧血と腰痛に見舞われ、大事な大会直前、ボートが漕げなくなってしまう。若さゆえの焦燥、挫折、淡い恋心…。「あの頃」を切ないまでに鮮烈に描く傑作青春小説。松山市主催第四回坊ちゃん文学賞大賞受賞作。



青春ですね♪
そのときにしかできないことってあるような気がします。
あの時は・・・
と後悔をしないためにも今を精一杯生きていきたい。
そう強く思います☆

2010/01/17 22:23

投稿元:ブクログ

・進学校の松山東高校に入学した篠村悦子
・女子のボート部を設立し、5人で活動していく
・「がんばっていきまっしょい」-これは高校の掛け声
・部活動などの青春時代の物語

2010/01/24 23:44

投稿元:ブクログ

愛媛の松山の高校のボート部が舞台である。ボート部に入部した5人の物語。幼馴染の応援や、さまざまな恋など青春!!ボート部も最初からできていたわけではなく、女子のボート部は部員が一人もいなくて悦ねぇは部員を必死で集める。

2010/01/24 23:08

投稿元:ブクログ

部活動の青春物語です。
主人公は進学校の松山東高校に入学します。そこで女子のボート部を設立し青春を注ぎます!
「がんばっていきまっしょい!」という掛け声で5人は奮闘します。

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