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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2005.6
- 出版社: 徳間書店
- レーベル: TOKUMA NOVELS(トクマノベルズ)
- サイズ:18cm/235p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-19-850671-X
紙の本
ヤングガン・カルナバル (Tokuma novels Edge)
著者 深見 真 (著)
高校生の塵八と弓華は、謎の美女・白猫に育てられた凄腕のヤングガン。なんでもない仕事のはずが、途中で邪魔が入って、不首尾に終わり…。いつのまにか、国内外の政財界が絡む大陰謀...
ヤングガン・カルナバル (Tokuma novels Edge)
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商品説明
高校生の塵八と弓華は、謎の美女・白猫に育てられた凄腕のヤングガン。なんでもない仕事のはずが、途中で邪魔が入って、不首尾に終わり…。いつのまにか、国内外の政財界が絡む大陰謀に巻き込まれてしまったふたりは!?【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
深見 真
- 略歴
- 〈深見真〉2000年に第1回富士見ヤングミステリー大賞、2002年に角川Next賞受賞。映画のノベライズや漫画の原作なども手掛ける。
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書店員レビュー
女の子が苦手な普通の...
ジュンク堂書店三宮店さん
女の子が苦手な普通の高校生・木暮塵八。
女の子が大好きなボーイッシュな高校生・鉄美弓華。
そんな二人の正体は、凄腕の殺し屋である。
なんでもない仕事を失敗し、いつの間にか国内外の政財界が絡む陰謀に巻き込まれた二人に、次々と襲いかかる強敵の殺し屋たち・・・
散っていく仲間と崩壊していく組織──・・・
巻き込まれた二人の運命は・・・?
この作品はシリーズ第一作目。
完結済の作品なので、まとめて読むのをオススメします。
アクション映画が好きな方は楽しめるのでは・・・?
文庫・新書担当 A
紙の本
驚くほど、アクション小説。
2006/06/17 16:59
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙やタイトルを見ただけで、なぜか気になってしょうがなくって買ってしまう本がある。この本もそうだった。「なんで買ったの?」と聞かれたら、「面白そうなニオイがしたから」とでも答えるしかない。ちなみに、面白い本を嗅ぎ分ける鼻は、結構利く方だと思う。
そして、面白い本を読むと、いつの間にかその面白さを説明する文を考えてる。それが、これ。活字ホリッカーの自分らしい癖だ。
ギャグマンガの間や雰囲気を小説で表現するのが難しいように、アクションを小説で描くのは難しいと思う。でも、この本はアクション小説としかいいようがないほどにアクション小説だ。びっくり。帯のアオリは見ていたけれど、これ程とは思わなかった。
「高校生の殺し屋なんて、ありえない!」とか、「こんなにザクザク人が死んで、教育上よろしくないのではないか」とか、そんな議論は、この際、この本では何の意味も無いと思う。
これは、アクション好きなひとが読むためだけに特化された娯楽小説だもの。この読み始めたら止まらないスピード感や疾走感の魅力に惹き込まれないなら、体質が合わないんだと思う。残念だけどね。
私もこれを読む前に、「銃のこととか、クルマのこととか、何ページも使って描写されてたら(偏見ですかね?)ヤだなぁ」ってちょっとアタマを過ぎりましたが、それも心配無し。使う銃を選ぶのには意味があったりするので、全く無いワケはないのですが、それも文章の流れを殺すようなもんじゃない。むしろそういうトコが好きな向きにはがっかりされるんじゃないかってくらい最小限。
二段組の構成も、まったく気にならない。これもむしろ、細かに視点が移動することで、効果になってるんじゃないかと思うほど。
紙の上で文字が軽快にリズムを刻み、どんどん加速しながら、流れていく。
それほどに、アクション小説。
主人公たちが、若い殺し屋(ヤングガン)として銃を使った仕事に臨んでいるときの緊張感や緊迫感、格闘シーンの緩急自在の描写や展開は、むしろ、コマ割りのマンガや、撮り方の難しい映画とかでは表現できないんじゃないかと思ってしまうくらいに。
流れていってしまうからといって、内容や登場人物がカルいってわけでもない。人がザクザク死ぬからといっても、そこに理由が無いわけでもない。
1巻はまだまだ登場人物の紹介っぽい雰囲気があって、ちょっと食い足りない気がするかもしれないけど、これを読んで「面白いかも」と思ったら、ぜひ2巻目にチャレンジしてほしい。そこからが、アクション小説の真骨頂。
読み終わるまで、きっと眠れなくなるよ。