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犬はどこだ(ミステリ・フロンティア)
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紙の本

犬はどこだ (ミステリ・フロンティア The case‐book of“Koya search & rescue”)

著者 米澤 穂信 (著)

犬捜し専門の仕事を始めたはずなのに、依頼は失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、ふたつはなぜか微妙にクロスして−。いったいこの事件の全体像は? 犬捜し専門(希望)...

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犬はどこだ (ミステリ・フロンティア The case‐book of“Koya search & rescue”)

1,728(税込)

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商品説明

犬捜し専門の仕事を始めたはずなのに、依頼は失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、ふたつはなぜか微妙にクロスして−。いったいこの事件の全体像は? 犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵・紺屋、最初の事件。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

米澤 穂信

略歴
〈米澤穂信〉1978年岐阜県生まれ。01年「氷菓」で角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。著書に「さよなら妖精」「春期限定いちごタルト事件」「クドリャフカの順番」など。

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みんなのレビュー102件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

銀行を辞める前の主人公はともかく、現在の主人公のキャラは、古典部シリーズの折木奉太郎が大人になったらこんな感じかな?という親しみを感じてしまいました。

2005/12/17 15:57

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どーなつ - この投稿者のレビュー一覧を見る

2006年のこのミスにランクインしましたね。
おめでとうございます★★
初めて米澤穂信さんの作品を読んだのは、角川スニーカー文庫の「氷菓」でした。
確かこれが氏のデビュー作だったと思うのですが、古典部を舞台にした日常のミステリーという感じで、今時古典?って思ったんですが、意外にもおもしろくて新鮮だったので、ハマってしまいました。
そして続編「愚者のエンドロール」「クドリャフカの順番」と読破して、今ではお気に入りの作家さんの1人です。
この古典部シリーズは、コメディといかないまでも、重くなくてわりと軽くテンポよく進んでいくので、ノリ的には結構好きだったのですが、昨年くらいに発売された「さよなら妖精」。これは古典部のイメージと少しかけ離れた、考えさせられる小説でした。
確か、このミスの20位までに入っていたように記憶してます。でも本格ミステリーではなくて、どちらかというと地図を開いて宝捜しをしているような感じでした。雨の日に出会った一人の少女を巡って、記憶を辿っていく。そして掴んだ結末。全体的に軽く流し読める雰囲気じゃなくて、切ない系。
「さよなら妖精」を読んでから、米澤さんはこういう感じの作品も書くんだな、と新たな発見をした気分。だけど私は古典部シリーズをこよなく愛するので、系統としては日常ミステリーのような軽いものが好きなんですよね。
この「犬はどこだ」は「さよなら妖精」と同じレーベルから出てるので、少し心配してましたが、読んだ感想としては古典部シリーズに近いかな、と。
犬探しを主軸にした探偵事務所を開いた筈が、舞い込んだ依頼は人探しと古文書の解読。
何故か引き受けることになってしまう。おまけに昔の後輩が尋ねてきて、「探偵に憧れている」と豪語され、なんやかんやで金もないのにやとうハメになってしまう。
今作の主人公のキャラが、省エネをモットーとする古典部シリーズの折木と似ている部分があって、そんなに真剣に探偵に打ち込むつもりはないんですね。体を壊して会社をやめ、無職もなんなので少しの間何かをしようということで思いついた探偵業。
だから昔バイトしたことのある犬探しというところで落ち着いたはずなのに、何故か人探し。
しかも調べていくうちになんだか雲行きが怪しくなってくる。
主人公は行方不明になった女性探し、後輩は熱意を持って古文書の解読、とそれぞれ別の以来をこなしているのですが、実はこの2つ、微妙なとこで繋がってたりするんです。
読んでるこっちはすぐにそれに気付くのですが、本人達は全然それに気付かない。
それがもどかしくもあり、面白みでもあるんですが。
話は最初の方はわりとテンポよく、軽い感じなのですが、意外や意外、詰めの段階に入って来ると段々と重くなってきます。(古典部シリーズと比べたら重いということです)
ミステリー要素も今までの作品からすると、わりと高めなのではないでしょうか。
事務所を開いたくせに、やる気のない主人公と、ハードボイルドな探偵に憧れる後輩。(←この後輩は捜査のたびに、現実とドラマは違うんだなと落胆する場面が多々あるのですが、外見からは想像がつかないほど頼りがいがあったりします)。
物語はこの両者の対照的なキャラで上手く均衡を保っているのかも。
女ッ気が全然ないのですが(主人公の妹と、行方不明の女性は登場しますが)、男臭いという感じはしなかったです。
銀行を辞める前の主人公はともかく、現在の主人公のキャラは、古典部シリーズの折木奉太郎が大人になったらこんな感じかな? という親しみを感じてしまいました。
まぁ、彼の場合、折木みたく省エネを前面に掲げ安楽イス探偵を気取ってはいませんけれど^^
わりとキャラに親近感を覚えたので、ぜひシリーズ化を希望します★

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