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または神秘家列伝 其ノ４ （角川ソフィア文庫 Kwai books）
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著者／著名人のレビュー
仙台近辺の商家でよく...
ジュンク堂
仙台近辺の商家でよく見かける写真。
それは、着物姿でにっこり笑う青年が腕を組んで座っている写真です。
なんとも言えぬいい顔の彼は「仙台四郎」と呼ばれ、この辺りでは福の神としてあがめられています。
仙台へ赴任したときから、これはいったい何者なのか、と不思議に思っていましたが、この本では水木しげるに筆により仙台四郎の生涯が詳しく紹介されています。
本書ではほかに柳田國夫のエピソードも描かれており、東北人必読の一冊となっています。
紙の本
奇人の戯れ
2015/12/16 11:11
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投稿者：人麻呂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末の仙台の福の神、仙台四郎に関しては、荒俣宏さんの著作で知っていたが、水木先生の絵で、ビジュアルイメージが湧き、いっそう親しめるキャラクターになった。こういう人物を表の世界から隠ぺいしてしまったのが、今の時代だと思えば、神秘は一つの時代への批評ともなる。他に天狗小僧寅吉、駿府の安鶴、柳田国男、泉鏡花があつかわれているが、それぞれが神秘家の看板にふさわしい。奇人たちの戯れを楽しませてくれる一巻だ。
