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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2005.6
- 出版社: ダイヤモンド社
- サイズ:19cm/257p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-478-73301-5
読割 50
紙の本
自分の会社をつくるということ 人生を自分で創り出していく生き方
著者 経沢 香保子 (著)
年収2000万円から3000万円を自分の力で生み出せれば、育児も、会社も、自分の人生も、理想の形を実現できます。起業してから子供を生んだ著者が、楽しく、世の中に役立つ仕事...
自分の会社をつくるということ 人生を自分で創り出していく生き方
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商品説明
年収2000万円から3000万円を自分の力で生み出せれば、育児も、会社も、自分の人生も、理想の形を実現できます。起業してから子供を生んだ著者が、楽しく、世の中に役立つ仕事をしていきたいという思いを語る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
経沢 香保子
- 略歴
- 〈経沢香保子〉1973年千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。2000年トレンダーズ株式会社を設立し、代表取締役に就任。04年有限会社女性起業塾を設立。同社の代表取締役も務める。
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紙の本
あえて「女性」を強調した起業論、良い時代になってきたと実感する一冊。
2005/07/07 00:31
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平野雅史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
当時起業を考えていた「女性」に『はじめの一歩を踏み出そう』(マイケル.E.ガーバー著)を拝呈したお返しに返礼頂いた一冊が本書。読まれたご本人は、相当感銘を受けたようだ。「女性」という立場を重視した視点で書いた起業論であり、ビジネスを通した自己実現の一冊でもある。
特徴的なのはやはり、女性を強調して記されていることだろう。「私は起業してから子供を産みました。5人まで産み育て、これからも、楽しく、世の中に役立つ仕事をしていきたい」という帯の言葉が代表的だが、女性がビジネスを通じてありたい自分を体現していく様を綴っている。ただ、大事なことなのだが、本書で言わんとしていることは、女性だから云々ではなく、男女の差異なく起業論として共用できるオーソドックスな内容なので安心して読み進むことができるし、男性にもお薦めできる。
他方、「女性は出世や権力より、自分の力で人生の自由を獲得することに価値を見出す」といった一文は、決して女性固有のことではないだろう。「話を聞かない男地図が読めない女」のような二元論的平均像も分からないではないが、日本には各6千万人の男女がおり、世界には各30億人の男女がいるのだから、平均的な男女像よりも個体差の分散・偏差の方がよほど大きいのでは?、と突っ込みを入れたくなる。
第2に、非常に参考にしたい点として「プレゼンス・マネジメント」が行き届いている。ご自身の美貌に相当の自信があるからであろう表紙他のポートレート、「〜しましょう」で統一を図ったレトリックは、内容如何に拘りなく読者の心象を形成することに成功する要因だろう。流石に中小企業の広報代行アウトソーサーとして知名度を上げてきた会社の社長だけある。女性に限らず、「パーソナル・ブランディング」の観点からも参考になるのではないか。反面、自我の強さを裏付ける要素ともなるのだが、この程度の我がなければ、起業を教える起業家は務まるまい。
また、脱線するのだが、著者を含め、最近目立った起業家にリクルート出身者が多いことも特筆。リンク・アンド・モティベーションの小笹氏もそうだが、リクルートという「場」のダイナミズムから生まれる人材の厚みには頭が下がるものがある。
10年前、知己の女性が起業しようとして「女性」ゆえに苦労した当時からすれば、著者のような「女性」が生まれてくることは喜ばしい時代になったと思う。労働力人口が減退するなかにあって、仕事と育児との両立を通じてありたい自分の自己実現をできる「女性」が増えることは、経済・社会のダイナミズムをうみだす促進力になるし、また、そうしたダイナミズムが生まれるような環境やインフラを醸成することは、豊かな国となるためにも重要なステップであると思われる。
紙の本
若い女性らしい瑞々しいパワー}経営者としての含蓄の深さ
2005/10/15 11:47
8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:花代 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は自分で会社を作りたいと思ったことはない。昔から、三国志の諸葛亮孔明みたいな軍師が憧れ。信頼できるリーダーに仕える聡明な参謀になりたいと。
最近、責任の重い仕事にヨロヨロ。お酒の席で悪友(男性)に、「そもそもリーダーなんて私に合ってないんだよー、私は参謀タイプだ」と愚痴ると、「そうかもしれない。でもそんなことは誰でも言えますよ」と言われてしまった。本当だその通りだと深く恥じ入り酔いが醒めた。
本書は、7月頃友人のblogで読んで、ちょい気になっていた。買うつもりはなかったのだが、手にとってパラパラと中身をめくってみると、すごく引っかかるキーワードがこぼれている。とりあえず買ってみた。
読後の所感。起業してみたいかも・・・という気持ちになった。自分でもびっくり。著者は私より三歳年下の聡明な美女。若い女性らしい瑞々しいパワーと、経営者としての含蓄の深さが交わって不思議な感じ。すごく新鮮で読みやすく説得力もある。これは男女問わずグッサリ刺さるのでは。
前半は、そもそも女性は世話好きで、経営者に向いているのですよ、という言葉で「私にもできるかも・・・」と思わせるのだが、終盤に近づくと、経営者の資質は目標を達成するまで絶対にあきらめずにやり遂げること、孤独に耐えて数字に厳しくあること、などなど、女性の苦手な部分を厳しく突いてくる。また、「経験もなくカフェをやりたいという突発的なアイディアで起業しても失敗する」と、ありがちな例を出してダメ出し。爽快ですねー。
起業を目指す人、だけでなく、マネージャー職の人も、一読の価値大アリ。男女問わず、ただし若い人向け。誰でも経営者になれるんですよ、と書いてはいるのですが、かえって私は彼女の忍耐強さと、とことん考える努力、それらを生む資質に感銘を受けた。
こういう人だからこそ経営者として成功する。こういう人に、なろうと思って行動すればなれる訳で、なろうと思っても行動しないからなれない、ということなのだなあ。