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死神の精度
  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 826件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.6
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/275p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-323980-4
  • 国内送料無料

紙の本

死神の精度

著者 伊坂 幸太郎 (著)

【日本推理作家協会賞(第57回)】「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オ...

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死神の精度

1,543(税込)

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商品説明

【日本推理作家協会賞(第57回)】「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール讀物』等掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

死神の精度 7-39
死神と藤田 41-77
吹雪に死神 79-124

著者紹介

伊坂 幸太郎

略歴
〈伊坂幸太郎〉1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、作家デビュー。「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。

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書店員レビュー

丸善天文館店

こんな死神がいたら、...

丸善天文館店さん

こんな死神がいたら、面白いかもしれないです。クールでちょっと、ずれていて。ちょっと、空気が読めない死神が判定をする。自分の目で見て、聞いて、会話をして。生きるべきか、死ぬべきか。死神が会う六人の人々、六人六色、それぞれ判定します。彼らの生き方を見て、死神としての彼は何を思うのでしょう。死神である自分は、どう生きてきたか。 興味があったら、読んでみて下さい。 文芸 福岡

みんなのレビュー826件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

本屋大賞を見て、読みました。

2014/11/03 13:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋大賞を見て、読みました。
死を扱っているはずの重さがなく、むしろあっさりしている展開に引き込まれました。台詞がうまいです。

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紙の本

変に重すぎない

2015/08/31 21:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る

「死」というテーマは扱いが難しいと思う。
 それがうまいこと作品になっていると思う。
 重すぎず、かといって軽く扱っているわけでもない。

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紙の本

死を想え

2005/07/02 22:58

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

「死神」を主人公に据えた連作短編集。
と言っても、この本の「死神」は自ら人間を殺すわけではない。
対象となる人間を調査して死に適するかどうか判断し、報告するのが彼の仕事だ。
彼が調査する人物は、どこかしら何時死んでもいいと思っている人間たちなのだが、もっと生かせてあげたいと思わせるようなきらめきが、彼らの中にはある。
だが、死神は情に流されない。クールに決断する。(唯一彼が心動かされるのは「ミュージック」だ)
特に、「恋愛で死神」という短編。
人生の不条理さをこれでもかという程感じさせられて、胸の中が苦い思いで一杯になった。
だが、本書を最後まで読むと、救われたような気持ちになるのだ。
決して奇跡が起きるわけではない。
むしろ、望むと望まざるに拘らず人は皆死ぬ、という厳然たる事実を突きつけられる。
その事実に、不思議にも勇気づけられるのだ。
「メメントモリ」という言葉がある。
ラテン語で「死を想え」という意味だ。
いつか自分は死ぬのだから、とネガティブに捉えるのではなく、だからこそ今という時を大切にし、その時その時を精一杯生きよう、と解釈される言葉だ。
本書をとおして著者が伝えたかったのはこれに尽きるのではないかと思った。

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紙の本

“生きているといいことがある”と読者を悟らせる伊坂氏に拍手を送りたい。

2005/07/10 21:38

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

11ヶ月振りの伊坂幸太郎、待望の新作。
まず、そのスタイリッシュな装丁に度肝を抜かれた読者も多いことだろう。
本作の内容からして梅雨の時期に発売されたことも憎らしい演出である。
ちょうど雨の降った日にじっくり読まれたあなたは死神になった気分を満喫できるのであるから・・・
直前に『オーデュポンの祈り』を読んだので、“荻島”に欠けていた音楽(ミュージック)をこよなく愛する主人公の登場にはやられました。
「旅路を死神」では重力ピエロでおなじみの場所も登場する。
このあたりサービス精神満点である。
少し前述したが、主人公は人間ではなく死神。
各編において対象となる人間を調査して死に適するかどうか判断し、「可」か「見送り」かを報告するのが彼の仕事だ。
クールで人間社会の常識が欠けている所が滑稽で魅力的である。
他の特徴として・・・
★彼が現れると必ず雨が降る。
★異常な音楽好きである。
★素手で人に触れると触れられた人は倒れ、寿命は一年縮まる。
★名前は千葉と決まっている。
★シチュエーション(仕事の内容)によって年齢や外見は変わる。
本作の構成は全6編からなる連作短編集である。
内容的には本当にバラエティーに富んだ伊坂ワールド全開。
恋愛小説、密室物、ロードノベル、ハードボイルド、そして最後にハートウォーミングストーリー。
とりわけ最後の「死神対老女」が秀逸である。
詳しくはネタばれとなるので書かないが、前(表題作と「恋愛で死神」)に出ていた登場人物がリンク。
クスッと笑える話ばかりでなく、胸が一杯となる話を用意。
そしてまたまた掟破りな行為も出てくるのである。
それは読んでのお楽しみ。
いずれにしろ、その掟破りのおかげで読者の心にも晴れ間がもたらされたような気分になるのは心憎いところである。
連作短編集としての技巧面において、各編を巧みにフェードアウトしており最終編での収束は見事のひと言につきよう。
『チルドレン』と本作において、連作短編集としてほぼ完成されたと言っても過言ではないと言えそうだ。
しかしながら、まだまだ発展途上であると思いもっと大作を期待しているのは私だけであろうか?
だから、そつがないけど小さくまとまりすぎているという手厳しい読者の方もいらっしゃるかなと思う。
そのあたりなんとも微妙なところであるが・・・
ファンの求めてるハードルはまだまだ高いのだろうか?
その答えはまだまだ先に取っておきたい気がする。
活字中毒日記

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紙の本

死神の精度は極めてテキトー

2005/08/08 13:20

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Leon - この投稿者のレビュー一覧を見る

調査部に所属する死神は、情報部が選定した対象者の死亡予定日8日前に人間の姿を纏って現れる。
7日以内で対象者を調査した後、「可」若しくは「見送り」の判断を下して情報部に報告し、もし「可」としたならば、その対象者の死に様を見届けるのも仕事のうちだ。
計6つの短編から成り、死神「千葉」が担当する6人の対象者達の年齢や性別は様々。
・「死神の精度」
藤木和江(22)は、大手の電気メーカーで苦情処理を担当しているが、ただでさえ幸薄いと感じている中、執拗なクレーマーに悩まされている。「もっと声を聞かせろ」と迫るクレーマーがとうとう和江の前に現れて・・・
・「死神と藤田」
藤田は四十代のヤクザ。といっても、古いタイプの任侠を重んじるタイプで、筋の通らないことは許せない。そんな性格を疎んじられた彼は、自らの組織に裏切られて絶対絶命のピンチに陥るのだが・・・
・「吹雪に死神」
吹雪に閉じ込められた山奥のペンションの宿泊客の中には千葉が担当している対象者のほかにも同僚の死神が担当している人間がいるという。宿泊客が次々と謎の死を遂げていく中で千葉は全体像の謎解きを試みるのだが・・・
・「恋愛で死神」
今回千葉が担当した青年荻原は、近所に住む古川朝美に片思いをしており、なんとか親しくなろうとしていた。最近ストーカーのような男に付きまとわれていた彼女は当初は強い警戒感を示すものの、やがて誤解も解けて互いの心は急接近するのだが・・・
・「旅路を死神」
喧嘩で人を刺し殺した森岡(20)は、千葉の運転する自動車に押し入って十和田湖へ向かえと指示する。六号、四号、ニ八ニ号と北上する中、子供の頃に誘拐されたという森岡のトラウマが明らかになっていくのだが・・・
・「死神対老女」
「人間じゃないでしょ」。一目で死神の正体に気付く人間も少ないながら存在する。今回の対象者である七十代の女性美容師は死神をそれと知った上で奇妙な依頼を持ちかけてきた。彼女の店に、若い男女の客を4人ほど連れてきてくれと言うのだが・・・
人間の死が、役所的な組織を持った死神たちによって取り仕切られているというアイデアが面白い。
死神たちは仕事をとてもドライに割り切っており、人間にもその生死にも殆ど興味を払っていないのだが、何故か皆一様に音楽好きという設定で、無感情・無表情という印象のある死神が、音楽を聴くときだけ頬を緩みっぱなしにさせるのは、想像すると笑ってしまう。
人間が頻繁に用いる言葉のレトリックが一切理解できないため、担当している、すなわち死期の迫っている人間との会話も滑稽なものになりがちで、テーマとして「死」を扱っているにもかかわらずかなりユーモラスな作品となっている。
表題となっている「死神の精度」とは、死神の調査結果、つまり不遇の死を「可」とするか「見送り」とするかの判断の確からしさを意味していると思うのだが、その基準はいい加減の一言に尽きる。
大抵は誰かが不遇の死を遂げる必要のあるミステリーを守備範囲とする著者にとって、行いの善悪を測りにかけて精査するような死神の存在は論外といったところか。

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紙の本

前衛的、ってえわけじゃあないんですけれど、どこかフツーと違う。で、それが最高に面白いっていう点では、伊坂がサイコーかなって。同じ死神扱っても上手い

2005/09/24 15:58

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

珍しい造本ですね。文藝春秋らしくないだけでなく、他でも見かけないちょっと鋭い感じ。これは手にしないと分りませんので、是非書店で確認してください。まず、本文の紙、これが結構薄い。で、270頁もあるのに思ったより本自身が薄いんですね、意外です。で、カバーなんですが、ハードカバーのわりに硬くない。無論、ソフトカバーではないんですが、これも厚みがない。だから、持つとちょっと切れそうな、大げさですけれどそんな雰囲気です。
で、それが中身と上手くあってるんですね。主人公っていうか、主神公っていうのが、千葉っていう名字の死神調査員なわけです。年齢不詳、というか好きな年齢になることができる。死神の機関から指名された人間が死ぬべきか否かを判定するのが職業です。あれ、どこかで読んだような・・・。
柴田よしき『窓際の死神(アンクー)』とも違います。ちょっと自分のメモを探したのですが、出てきません。でも、死神が出てきてその人間が死すべきか否かを判定する、というのは誰にも出来ない発想、というわけではありません。それに、文章にしてもこれを奥田英朗が書いたといっても肯ける、そんな気がするのです。
でも、でも、面白い。調査対象と距離をとり、それでいながら相手に真正面から姿を見せ会話をしていく。単純に、どういう判定を下すかを楽しむのでありません。何故、誰が、どうやって、まさにミステリです。しかも、会話がいい。いや、千葉がする駄洒落じみた質問は、陳腐だし、それは何より伊坂が分っている。
そういう意味では。千葉はすこしもスマートではありません。ただ、死を恐れないクールさがあります。それが、いい。そうですね、奥田英朗の名前を書きましたが、あの伊良部シリーズを連想させるんですね。あれにも、実にうまい謎の設定があり、それを変化球でかわす、みたいな部分がありましたけれど、あの感じ。で、ともかく全体にクール。
見た目は冴えない、と自分で言う女の判定をすることになった千葉が女から打ち明けられたのは「死神の精度 Accuracy of Death」、千葉を脅して男の居場所を聞き出そうとするヤクザ、その真意は「死神と藤田 Death and Fujita」、吹雪のなか、洋館に集まった人々を恐怖に陥れる連続殺人「吹雪に死神 Death in Snowstorm」。
愛する女の為に見知らぬ男に殺される羽目になった男の最後の言葉は「恋愛で死神 Love with Death」、人殺しと旅をすることになった死神に、旅の相手が見せるのは「旅路を死神 Death on Road」、死期を悟った老女には死神すらも友人に見える「死神対老女 Death vs. Old woman」。
まず、切れのいい、ミステリらしからぬ、それでいて意外なほどにしっかりした構成をもったミステリです。しかも、時間のとり方が素敵で、全編読み終わったあとで、思わず、ああ、あの、と手を打ちたくなります。この時間の経過する幅が大きくて、おお、と感心することでしょう。時代が特定されない文章ですが、それには意味がある、そうとだけ書いておきます。
写真=藤里一郎、装幀=関口聖司

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紙の本

やっぱり伊坂幸太郎は上手い!

2005/11/29 20:32

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これはミステリー風味はまったくなくて、死神が出逢った人間にまつわる物語を綴ったものなんだけど、それぞれの章に登場する人間の不器用さ、格好悪さがなんか凄く人間らしくていいなぁって思いました。
そして死神の、人間じゃないゆえの非常識だからこその素直さがなんかいい感じでした。
読みごたえのある1冊でした☆

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紙の本

初めは題名に惹かれた

2006/05/13 14:26

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RIO - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めにこの本を見つけたときは「題名はファンタジーみたい」と思ってページを開きました。
思っていたようなファンタジーではありませんでした。でも内容はファンタジーよりもファンタジーらしい面白さ溢れるものでした。いつもの伊坂さんらしいというか、普通だな、と思って読んでいるとびっくりします。
新しい作品を見るたび、びっくりするのはいつもです。でも題名に惹かれて買った本でここまで引き込まれたのは初めてでした。今では一番好きな本といっても過言ではないくらいに好きな本になりました。
どんな人にでもなじめる不思議な普通を読めるのでとても心に残る作品でした。

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紙の本

シュールに淡々と滑稽に

2006/06/24 18:12

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よし - この投稿者のレビュー一覧を見る

「死神の精度」「死神と藤田」「吹雪に死神」「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」の6編で構成されている連作短編集。 1週間後に死ぬ、「可か否か」の調査をするのが死神の仕事。仕事をするときにはいつも雨が降る。人間に興味はない。ミュージックが好き。人間の感覚はない。こんな死神と人間の出会いが織り成す、感動の話。
この作品の成功は死神が独立していることです。人間の感情を持たず、あくまで淡々とシュールに自分の仕事を全うすること。それは、この作品のユーモアにつながっています。いい味なんですよ、これ。
死神を主人公とすることで明日をも知れない命だと読者に突きつけながら、与えられた人生を必死に生きるもの、あきらめた人生を生きるものなど様々な登場人物の中で結局、「生きることは素晴らしい」と読者に悟らせています。
もっとも一筋縄ではいかない伊坂作品。互いの短編が連鎖しあい、最後の短編であっといわせること間違いなし。この短編がなければ平凡な作品なんだけど。キーワードは「たいせつなものと時間」それが全編貫いていることに最終話まで読んでわかってきます。
そしてこの作品が素晴らしいのは、一話一話の短編が、任侠小説であったり、恋愛小説、本格推理小説、ロードノヴェルであったりと、形にこだわっていない手法をとっていることです。もっともこれも死神を主人公にしていることで生きている作品なのです。
こうした伊坂作品の実験に読者が最終話までたどり着いたとき、唸らせられます。シュールに淡々と滑稽に死神はその仕事を全うします。いつしかこの主人公に愛着を持って見てしまいます。「死」に対して否をと願っていたのは、最初だけ。どうでもよくなるんですよ。明日がわかっているのは死神だけ。そんな人間が滑稽に切なく、やはり「生きているっていい」というのが実感できる小説です。
さまざまな小説の形を堪能してください。最後まで読んでください。特に「恋愛で死神」以降の3作は秀逸。そう、死神はすべてわかっている、お見通し。だからこそ、切ない。そんな短編集をぜひ。
また騙されました。

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紙の本

クールだが、ドライではない非日常へ

2007/01/27 13:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:祐樹一依 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 現代ファンタジーでもある「死神の探偵小説」。1週間後の死を予定されたものの「死の判断」をするために派遣された死神、千葉。地上に降りるときには必ず雨模様の天気となる不思議な命運を伴う彼の前で起こる、奇妙な事件であったり事件でなかったり…、とかく、人間でない彼の目には、人間の言動は逐一不可思議に映るもので、彼の視点で語られる、「予約された死者」たちと彼との、奇妙な遣り取りが綴られた連作短編集。
 謎が先にあってそれを解くための物語がある、「本格」ミステリではないのですが、千葉が調査を始めると不思議と見つかり出す、ちょっとしたこと、では終わらない僅かな「非日常」が、なんとも「死神」という存在の非日常と釣り合っているようです。表題作「死神の精度」を読むととても頷けるのですが、死神たちの、人間の死を判断する「精度」はとても適当…、適切、ではなく、テキトーなのです。これによって、常識としてある死生観が、つまりはそれと知らず死に誘われる人々が取る行動が、人間をある種、冷めた視線で見つめる死神の一人称語りによって、少し角度を変えて面白く見ることが出来ます。死神たちが何より好むのが「ミュージック」つまり音楽だというのも、本書の雰囲気を暗くすることがなくて好ましい。
 読み進めるうちに本書の全体を貫く仕掛けが幾つもしてあったり(それはミステリとしての「どんでん返し」ではないのですが)、多少出来過ぎの感もあるラストシーンはありますけど、一冊の読後感に関しては伊坂氏は期待を裏切りません。
(初出:CANARYCAGE)

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紙の本

ミステリでもあり、ファンタジーでもあり

2007/07/12 14:22

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:leafmoon - この投稿者のレビュー一覧を見る

妙に人間くさいところのある死神が、飄々と行動する連続短編集。
各話のストーリーはさまざま。ありがちな筋立ての話もあるが、そこに死神というキャラクターが絡むことによって、新しいテイストの話が生まれていいる。
いかにも伊坂幸太郎らしいお話で、大変面白かった。

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紙の本

温かさと冷たさの中間で....。

2009/08/12 20:49

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あがさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて手にした伊坂作品。
金城武主演の映画の予告が気に入って購入。結局、映画は観てないのだが...。

全体的にサラッと読める文体で、気に入った。
読み始めると、次々にページをめくることができてしまう。
ストーリーは、「死神」が担当した人間の「生」「死」を、約1週間かけて判断するというもの。
ある一人の「死神」:千葉が担当した、6つの生と死を綴っている。

千葉の、冷徹なのか情があるのか、よくわからない不思議な感覚も、なんだか好きである。
淡々と「生」「死」を判断しているようにみえて、その裏の人情の温かさみたいなものも感じさせられる。
人間ではないからこその疑問や思考過程も興味深い。
基本的に短編集なので、どこから読み始めてもOKなのだが、最後の話だけは最後に読まなきゃ意味がない。

伊坂氏の他の作品も読んでみたいと思わせる1冊だった。

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2005/12/01 21:06

投稿元:ブクログ

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2006/05/07 13:58

投稿元:ブクログ

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2005/08/28 01:13

投稿元:ブクログ

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