紙の本
自閉者さんが語る「自閉症」シリーズ第2弾
2005/07/12 17:30
10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:一読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、この本と同じ出版社の花風社より出た「自閉っ子、こういう風にできてます!」を、自閉者さんが語る「自閉症」シリーズ第1弾とすれば、本書は第2弾です。 自閉症の専門家が語るよりも、ある意味当たり前ですが、自閉者さんが語る自閉症の話の方が「血が通っている」のです(より切実だからかも知れません)。 この本もその一冊です。 身近に「ヘンなやつ」とか「困った人」などに、長い事悩まされて来た人たちが読むと、もしかすると「ああ、こういう事だったのか」と腑に落ちるかもしれない本です。 今までは「自閉症の本」と言うと、読む側もかなり辛い感じで読まなくてはなりませんでしたが、この本は、ほとんど、そうした事は無いです。 だからと言って、決して不真面目なものではありません。 自閉症の子供って、こんな、くらしをしていたんだなーっていうのを知るのも、また、興味の尽きないものです。 みなさんで、この本を、かわいがって読んであげてください。
紙の本
わかりやすくて、面白い!!
2020/01/03 10:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもわかりやすく、面白く、自閉の「あるある」について語ってくれます。
こういう本を皆が読めば、お互いに受け入れる力がついて、もうちょっと世界は平和になるんだろうなー、と思います。おすすめです。
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ニキ・リンコ氏のエッセイ。子どもの頃からの話を「おかしく読めるように」書いてある。
ところどころに教師が出てくる場面があるが、教師は叱るばかり。悲しい。
自閉は急に止まれない−読んでみて思った。「その通りです…参りました」
これも300ページ近くあるが、字が大きくて読みやすい。オススメ。
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幼い頃から、周囲に馴染めない感覚を持ちながら生きていた翻訳家のニキ・リンコさん。
30代になってはじめて、知的遅れをともなわない自閉症「アスペルガー症候群」と診断されます。
ニキさんは、自分の過去を振り返り、周囲の人たちに言われたことを自分なりに解釈し、「俺ルール」を作って思考行動していたことに気づきます。
これまでに経験した事例のひとつひとつからどうやって「俺ルール」が生成されていくかを事細かに検証したのが、この本です。
アスペルガーや自閉症の人の頭の中で、どんなことが起きているのかを、教えてくれます。
「なるほど、そう説明されると、よくわかる」と思ったのが、一度に視野に入る部分が狭いために、つねに少ない情報量をもとに、判断をしなければならないということ。
こんな想像をしてみてほしい。
硬めの紙を切り抜いて、活字六文字分の穴をあける。活字といっても大きさがいろいろだが、たとえば、横三ミリx縦一八ミリにしようか。
今日は一日、新聞も雑誌もこの紙を通して見なければならないとしよう。
ただし、紙は自分で動かしていいし、縦横を自分で変えてもいい。
全体が見渡せないことを想像すると、気持ちが不安定になりそうです。
まして、他の人には全体が見えているのに、自分には見えていないという自覚があると、イライラすることもあるかもしれません。
新聞のテレビ欄では困らないと、ニキさんは言います。
困るのは、系図やデパートのフロア案内、地下鉄の路線図など。
これはなんの情報か、あらかじめ教えてもらっていれば、情報処理はぐっとやりやすくなるようです。
さらに、全体の中でいま、どこにいるのかということがわかると、安心できるのだそうです。
アマゾンで本を買って、ショッピングカートからレジに進むと、
「サインイン→宛先→商品確認→ギフト→配送→会計→確認」
というチャートが淡い色で示され、いまは手順がどこまで進んでいるか、記号と色で強調される仕組みになっている。
このシステムがとてもありがたいのだそうです。
「いちいちページが変わるの、面倒くさい」と思っていた私は狭量でした。
あれは、誰でも使えるユニバーサルデザインだったんですね。
アスペルガーや自閉症の人が見ている世界が、少しだけわかりました。
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著者はアスペで、アスペ独自のユニークな認知の状況をユニークな方法でわかりやすく伝えようとしてくれている本。何かを見たり聞いたりしたら、その処理にしばらく時間がかかる上、すごーくどアップで見たり聞いたりしちゃうので、他とのつながりに気づきにくい、という説明は、私にも当てはまるなぁと参考になった。誰かが話していることを聞き取りにくいことも、自分の中でなんとなく説明がついた気がする。でも、へぇ~そうなんだ、ビックリ!というところのほうがずっと多かったな。
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大人になってからアスペルガー症候群と診断されたニキリンコさんが
自らの体験を元に、独特の感覚の違いやコミュニケーションの問題点などをユーモラスに分かりやすく書いた本です。
最近、アスペルガーや高機能自閉症の当事者が自ら語る本がいろいろ出ています。
言葉でのコミュニケーションが困難なタイプの子どもとも共通することが多く、自閉症スペクトラムと呼ばれる子どもたちの感覚や気持ちを理解するヒントをたくさん得られます。
その中でもニキリンコさんは分かりやすさ、読みやすさの点でお勧めです。
『自閉っ子…』シリーズなど全部そろえたくなること必至ですよ。
参考までにニキリンコさんの他の本も本棚に並べておきます。
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俺ルールを作らなければ、自閉っ子は生きにくい。
そんな風にも感じました。
一人称の文体、文字の大きさなど、読みやすいです。
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「大人の発達障害」より、発達障害の人の気持ちが分かるようになるかも知れない本。
いやこれ生きていくのだけでも大変でしょうと思う。こういった本を出すだけでも偉業ではないかと。
しかし、ボタンのかけ違いみたいなことが、可笑しかったり、残念だったり色々だなと。
なかなか気づいてあげるのは難しそうですが、、、
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『俺ルール』というキョーレツ(?)なキーワードに惹かれて手に取った本ですが、発達障害者のちょっとしたこだわりや情報のとらえ方がよくわかります。
一度は読んでみる価値ありです。
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自閉症の子にとって、世界がどう映っていて、どんなことを思いながら生活しているのか、それを当事者の視点から書いてくれている。思わずクスリと笑ってしまいながらも、そんな見方があるのか、そういう風に考えてしまうのか、ととても勉強になる一冊。
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著者は自閉っこ!
おかたく言えばアスペルガー
彼女の幼少期から現在のことも
自分はこのように考えていた
自分はここがわからなかった
というのが
成人になられた著者が細かく書いてくださるので
自閉やアスペルガーの子を理解したい人には
とてもいい本だと思う
あいだあいだの絵もシュールでかわいい
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自閉スペクトラムの当事者さんが書かれた本です。「自閉症」の人の体の状態などがわかりやすく書いてあります。読みやすい本ですので、一度読んでみてはいかがでしょうか?
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なるほどな~の世界。
「都民だけど、区民じゃない」
アスペルガーと自閉症をこんなふうに考えるのね。。
確かに~。
そして、発達障害特性を持つ人のことを、わかりやすく
私たちに伝えてくれる。
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アスペルガー症候群の作者が自分の”思考”を綴った本。
ありがちではあるけれど、改めてこういう人たちは生きていくのが本当に大変だろうなと思った。
回りくどい言い方も、唐突な終わり方も作者の俺ルールなのかな?
活字が大きく、行間は広く。改行、行空けも多いので、本自体のボリュームの割には内容は少なめ。そして値段は高い。
借りたので読んだけど、自分じゃ購入はしないなー。
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ラビオリ 面白かったです。この間 テレビでスペイン語 で 映画の中のスペイン語を聞き取るっていう訓練をしていて 人間って ちょっとしか聞こえなくても 前後の関係で だいだいわかったりするものなんだと言うことがよくわかりました これでは 聴覚に問題が無くても アスペルガーの人は 人の言うことを聞き取ることが むずかしくなっちゃうよなぁ