「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
煉獄のエスクード 2 The song remains the same (富士見ファンタジア文庫)
煉獄のエスクード2 The Song Remains The Same
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
根底にある想い
2006/05/03 14:37
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
この世界と魔界の扉の鍵をめぐるローマ教皇庁と魔族の戦いをある兄弟の視点で描くファンタジー第二作。
第一作に出てきた人物達は今回ほとんど表に出てきません。今後の物語で重要な役割を占めるのであろう、教皇庁と魔族による「外道祈祷書」の争奪戦が話の中心です。
教皇庁と対立する魔術師教会の魔術師であり、真澄の師匠でもあるクラウディアから教皇庁に依頼があった。フィンランドのある小さな村で魔術師が殺されたので、その調査を行って欲しい、と。
その真意は不明のまま、トゲトゲ頭のギーエンと一緒に調査に行かされる事になった薫は、元気な少女アイリスに遭遇する。アイリスに振り回されながら調査を進めるにしたがって浮かんでくる不審人物達。アイリスの祖母、その主治医、村の地主一家、そして、村はずれに存在する小さな遺跡。
全ての人物達の思惑が、ある一点に集まったとき、50年前の闘争の真実が現れる。果たしてそこから導かれる新たな謎とは…
個人的にはレイニーが全くでないのが残念ですけれど、ストーリーの枠が広がって新たな進展が感じられる巻です。