紙の本
工藝の道 (講談社学術文庫)
著者 柳 宗悦 (著)
日用雑器の中に美を発見民藝運動始まりの衝撃の書伊賀の種壺、朝鮮の飯鉢、下手物(げてもの)にこそ美が存する。宗教学者から民藝研究家に転じた柳宗悦は、工藝美を提唱、全く新しい...
工藝の道 (講談社学術文庫)
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
日用雑器の中に美を発見
民藝運動始まりの衝撃の書
伊賀の種壺、朝鮮の飯鉢、下手物(げてもの)にこそ美が存する。宗教学者から民藝研究家に転じた柳宗悦は、工藝美を提唱、全く新しい美の世界を切り拓き、衆目を驚かせた。健康の美、無心の美、他力の美、恩寵の美。工藝は奉仕の道、工藝において衆生は救いの世界に入る。宗教的表現を鏤(ちりば)め、熱く明快に工藝美を語る本書は、人々に深い感銘と強い衝撃を与えた柳美学出発の書である。
民器こそは工藝の主要な領域である。人々はそれを「雑器」といい「下手物」と蔑んでいるが、……渋さの美を知りぬいていた初代の茶人たちは、貴重な彼らの茶器を雑器からのみ選んだではないか。古伊賀の水指は種壺でさえあった。あの茶碗は朝鮮の飯鉢であった。上手の華麗な美で、よく「渋さ」の域に達したものがあろうか。もとより雑器のみが工藝ではない。だが雑器において最も渋い最も自由な生命の美が冴えるのを、誰も否定することができぬ。――<本書「正しき工藝」より>【商品解説】
目次
- 工藝の美
- 正しき工藝
- 誤れる工藝
- 来るべき工藝
- 工藝美論の先駆者について
- 概要
- 挿絵について
関連キーワード
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
柳宗悦の工藝美を生き生きと説いた書です!
2020/04/05 13:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、宗教学者から民藝研究家に転じた柳宗悦の工藝美を語った貴重な書です。柳宗悦は、「伊賀の種壷、朝鮮の飯鉢、下手物にこそ美が存する」として、これまで人々が全く注目しなかった「工藝美」を提唱し、新しい美の世界を切り拓いた人物です。同書は、その柳宗悦が愛でる「健康の美」、「無心の美」、「他力の美」、「恩寵の美」といった「工藝美」について、生き生きと語って、教えてくれる一冊です。読む人に、新しい美の視点を提供し、深い感銘と強い衝撃を与えた一冊です!
紙の本
民芸運動
2021/02/03 11:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
民芸運動について、いろいろな角度から分析されていて、よかったです。柳宗悦の魅力の一端に触れることができました。