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半落ち(講談社文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 558件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2005/09/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/357p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-275194-1

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文庫

紙の本

半落ち (講談社文庫)

著者 横山 秀夫 (著)

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろう...

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商品説明

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは――。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。2003年このミステリーがすごい! 2002年週刊文春ミステリーベスト10 第1位。(講談社文庫)


日本中が震えたベストセラー待望の文庫化

妻を殺し、それでも生きる。心の奥に想いを秘めて――

「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは――。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。

【商品解説】

目次

  • 志木和正の章
  • 佐瀬銛男の章
  • 中尾洋平の章
  • 植村学の章
  • 藤林圭吾の章
  • 古賀誠司の章

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みんなのレビュー558件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

人間の尊厳とは

2008/09/19 21:35

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サムシングブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 週末、出張を終えた長男が久しぶりに我が家に帰ってきました。「この本、読んでみる」と、横山秀夫著『半落ち』の本を置いて勤務地の鹿児島に戻っていきました。読んだことのないジャンルの本でしたが、まっさらな気持ちで読んでみることにしました。
 『半落ち』は警察用語で、取調官に対して被疑者が洗いざらい事実を自供しないことです。現職警察官、梶総一郎(49歳)は、アルツハイマーを患う妻、啓子を殺害し自首してきます。容疑は嘱託殺人。動機も経過も素直に話しますが、殺害から自首までの空白の二日間の行動だけは語ろうとしません。県警は現職警察官の殺人に震撼します。
志木和正(W県警本部捜査第一課強行犯指揮官)の章:取調室の梶総一郎の顔は両眼が澄みきっていた。空白の二日間のことを聞かれると「そっとしておいていただけないでしょうか」
佐瀬銛男(W地方検察庁三席検事)の章:梶総一郎の顔は「無私の顔」だった。我が身を捨ててでも、大切な何かを守り通そうとしている顔。誰かを庇うと固く心に誓った顔。
植村 学(私選弁護人)の章:澄みきった二つの瞳が植村を見つめていた。新聞の写真では窺い知ることのできない、それが梶総一郎の心の窓だった。「どうか、そっとしておいて下さい」
藤林圭吾(W地裁裁判官)の章:無垢な瞳だった。梶という男の澄みきった瞳は普通ではない気がした。
古賀誠司(M刑務所刑務官)の章:絶望してしまった顔ではない。澄んだ瞳には力がある。梶の目は生きている。
梶総一郎の澄みきった瞳に隠されているものとは。「完落ち」できなかった取調官、志木のとった行動は。
 最後は感動的な結末で終わります。しかし、著者横山秀夫氏のメッセージは感動の結末ではないような気がします。藤林裁判官の父もアルツハイマーで妻の澄子が介護をしています。梶は妻に、澄子は舅に「死なせて欲しい」と言われます。自分の手を汚した梶総一郎の優しさと、殺さなかった澄子の優しさと。人間の尊厳を問われる小説でした。

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紙の本

卓越したエンターテイメント

2005/10/17 08:54

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 話題となっている横山秀夫作品の中でも評価の高いといわれる作品である。昨年映画化されて話題にもなった。私自身は残念ながら映画はまだ見ていない。警察小説は多くの作家が取り上げてきたところであるが、そのほとんどが事件や犯人を追う刑事物であるのは当然であろう。それを支えているのが管理部門であるが、昨今日本の警察でも管理部門の緩み、即ち、汚職、裏金、セクハラなどどこの組織でも起こりそうな事件が露呈して社会の非難を浴びている。
 この小説は管理部門の問題を、警察が何とか丸く収めようとするのだが、事件を処理する検察、弁護人、裁判所の各パートがそれぞれの事情で動き、処理する様を、各部の立場から見てみようという物語である。各部と言っても、それぞれに属する個々に事情のある個人である。
 事件捜査に当たる警察だけではない。捜査には検察も当たるので、衝突が起きても不思議ではない。当然この捜査両者の確執は表面に出てくる性質のものではないが、人間同士の役割分担に何もないわけがない。事件のフローを見れば最終的には裁判で処理するのだから、裁判を担当する検察が立場上上位にあると思いがちだが、捜査の現場はやはり警察の独壇場である。テレビ・ドラマに出てくるように検事が直接乗り込んで捜査するわけでもない。あまり光が当たらないところに光を当てる着想が面白い。
 事件のフローには当然弁護士も登場する。単に犯人側の弁護に当たるのでは当然過ぎて光を当てても面白くないのだが、それぞれの個人的な事情を抱えている。これをどのようにストーリーに展開させるかが作家の腕であろう。裁判官に至ってはより世間に知られているところは少ない。判決文を書く際の微妙な心理描写や背景描写が巧みである。
 本書は一つのストーリーを時系列的に追っていくのではなく、事件終結までに関わってくる人の立場を分けて、それぞれがどう考え、どう行動するかを描いている。章立ても人物ごとに分けてある。こういう趣向は読者には新鮮で興味深い。もちろん、過去にもあったであろうし、外国ものにもあるであろう。
 しかし、こういうささやかではあるが、何とか読者の興味を惹きつけようとする工夫が人気の所以であろう。分かりやすさ、珍しさ、新鮮さ、意外性、何でも取り上げてみて読者の興味を惹き付けて欲しい。この種の小説が持つ創造性こそがエンターテイメントの源泉であろう。

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紙の本

身内に冷たい組織と国

2006/02/18 14:23

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:霞(Kasumi) - この投稿者のレビュー一覧を見る

警察に限らず、上層部とはこんなもの。身内のしでかした罪に対しては大変冷たいのだ。この作品に取り上げられている事件も、もっと親身になって事件に当たれば、最後の最後まで謎とされていた疑問に対しての答えはすぐに得られたはず。一般人が巻き込まれた事件の時には「何もここまで調べなくても」と言うくらいのところまで調べる。それは被害にあった人間やその遺族達の気持ちを慮っての事だろう。「何が何でも犯人を挙げなければならない。真相を究明しなければならない」という信念のようなものが警察関係者をあそこまで熱心に調べさせるのだろう。しかし身内がしでかした罪に対しては、あるべきはずの使命感というものが無くなってしまう。「恥ずかしい。恥をさらしてくれた」という恨み辛みの感情しか湧いてこない。だから「半落ち」という結果になってしまったのではないだろうか。
更にこの作品を読んでいると、日本という国は何と病院に大して冷たい国なのかと言う事も分かってくる。「福祉国家」とは名ばかり。本当に「福祉国家」なら、もっとそれらしい事をするべきではないのだろうか?仕事を休みたくても休みにくい今の現状。それがこの作品に取り上げられている理由であったとしても、10日間という長い休みをまとめて取りたいと言えば良い顔はしないだろう。これが今の日本の姿なのだ。健常者重視の考え方はいい加減止めて頂きたい。先進国でありながら、ここまで「福祉国家」としての機能が働いていない国は珍しいのではないだろうか。世界中の人間が日本という国をどう見ているのか、もう少し考えて頂きたい。誰もが幸せに暮らす事の出来る、お互い誰にも気兼ねせずに優しさの鎖を繋いでいく事の出来る国、それが「福祉国家」であり「先進国」と言えるのではないだろうか。

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紙の本

読者が落ちてしまう秀作

2011/06/15 21:11

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書は、刊行当時ベストセラーになり、映画化もされた。だから、書名はよく目にしていた。しかし、売れたときから時間が経っていたので、少し冷めた気分で読み始めた。

 ところが、いくら読み進めても、特段に引き込まれるような展開にならない。「もっとすぐれたミステリ作家はほかにもいるだろうに、どうして売れたのだろう」などと生意気な気持ちを覚えた。

 この小説に残された謎はただ1点。その真相は、当然ながらなかなか明らかにされない。凝った作家なら、もっと謎をたくさん仕込み、複雑な構成にして、読者を引きつけていくだろう。

 複数の登場人物の視点から、ひとつの殺人事件とその後の自首に至る経緯、裁判、服役が描かれていく。奇をてらわないストレートな展開だ。
 
 そうして9割を読み終えた。不安になった。本書のどこに、ベストセラーになり、映画化までされるものがあるというのかと。自分は何か重要な点を読み飛ばしているのかもしれないとまで思った。
 ついに、謎が解き明かされた。それでも特段の感慨はわかない。淡々と真相を受け止めてしまった。

 ただ、50歳を迎える男の人生の喜怒哀楽が、自分の中にすべり込んできた。自分はまだその年齢ではない。それでも、不思議と理解することができた。これが下地を作ったのである。

 最後の数ページ、いや真相解明後の10行ほどで、突然にそれはこみ上げてきた。主人公の心情と自分のそれとがひとつになった。

 涙がとめどなくあふれでてきた。正直なところ、自分には読書で涙する習慣はない。じーんとくることはあっっても、泣くということはまずない。かぎりなくゼロに近い。それが泣かされてしまったのである。完全に落ちてしまった。

 奇をてらわない素直な筆致で読ませて、ここまで持っていかれてしまったことに愕然とした。

 素直に良書と向き合えば、こんなにも感情を解き放つことができるのであった。そんなことを教えてくれる、掛け値なしの満点の作品である。

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電子書籍

ワクドキでした

2017/05/14 09:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画化されてタイトルは知ってましたが、犯罪物って感じで敬遠してましたが、ちょっと横山さんの本が読んで見たくなって…
そしたら、ハマってしまいました!
面白い!面白い!この展開どうなるの?と…
本当に!次々読みたくなる1冊でした。

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電子書籍

中年向けの小説

2016/09/30 07:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

リレーのような小説です。短編集のような体裁で、1編ごとに主人公が変わるのですが、時系列に沿ってアルツハイマーの妻の嘱託殺人をしたと自首してきた現職警察官・梶聡一郎(49)を、警察の取り調べから検察・裁判所を経て刑務所まで追っていく構成です。

動機も経過も素直に明かす梶。だけど、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしません。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは何か… これは最後に明かされます。

面白いのは、「半落ち」のまま梶は司法の「ベルトコンベア」に乗せられ、刑務所までたどり着いてしまうことです。

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紙の本

闇はない

2015/10/08 23:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

友人と横山さんの小説は抜きん出て面白いという話で盛り上がり、中でも「半落ち」の素晴らしさに敵うものはないと意見が一致。そんな友人との会話に触発されどうしても再読したくなり購入。なぜ半落ちだったのか詳細を忘れていたため、再読ではあるが新鮮な気持ちで読むことができた。梶警部の心の美しさや生への姿勢は、なかなかまねできることではない。確かに、大切な息子を失ったり、最愛の伴侶を自らの手で殺めたりと通常の人生ではそうそう起こりえない経験があるからこそではあるのだが。梶警部に闇はない。闇を書かなかった横山さんに拍手

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紙の本

少しネタバレ書いています。

2015/03/16 21:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

半落ちは・・・昔、映画をレンタルして泣いた覚えがある。主人公・梶警部を寺尾聰が、裁判官を吉岡秀隆が演じていたことを覚えている。それと森山直太朗の挿入歌。劇中の雰囲気から舞台設定は昭和時代の物語なのかと勝手に思い込んでいたのだが、2002年に書かれたものらしく、そんなに古くない作品であることを読んでいる途中に知った。そして・・・たくさん泣いたような気がする。これまで幾度となく手に取って読んでみようとしたが、どういうわけかなかなか読む気にはなれなかった。どことなく敷居が高い気がした。

けれど、勇気を出して読んでみて大正解だったと思った。ちなみに「半落ち」とは「完落ち」ではないということ。つまり一部しか自供していないということ。物語の中でことさら「眼」の表情のことが語られる。主人公である殺人犯の梶の澄んだ目に各章の主人公の子たちが翻弄されるのである。その眼はどんな目かというと、映画「半落ち」の寺尾聰の演じる「眼」そのものだと思った。

物語は6人の男たちを通じて主人公・梶が逮捕され、検察送致・起訴・刑事裁判・刑務所入所に至るまでのことが描かれている。各章についての覚書を残してみる。もちろんネタバレもある。

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紙の本

目頭が熱くなった。しかし冷静になってみると・・・

2011/03/07 11:52

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koo± - この投稿者のレビュー一覧を見る

目頭が熱くなった。中年層の男性読者の感情を昂らさせたら、右に出るものはないだろう。あ、浅田次郎がいるか。事象の重複が少々くどいが感情を主役本人に語らせず群集劇として表現したのは功を奏している。

しかし読後、冷静になってみると腑に落ちない点が沸々と。先ず本格ミステリ目線で。あそこまで引っ張った割りには、ラストの真相が唐突過ぎる。意外性といえばそれまでだが、そうくるなら伏線をきちんと張り巡らせてほしい。連作短編でのトリックやどんでん返しの鮮やかさを知っているからこそ余計にもどかしい。これほどのテクニシャンが出来ない筈はない。何か意図があってのことなのだろうか。

それから社会派ドラマとして。「死を望む妻を殺す」ことと「空白の2日間」の真相。この2つの倫理の論点が、どうにも噛み合っていない。首を挿げ替えられた印象。どんなに言い訳しても、おいてけぼりには変わりない。妻も読者もね。奇麗事というか美談すぎるのもちょっとあざとい。「これで泣かなきゃ人じゃない」と拳銃を突きつけられてるみたい。浅田次郎な手口だな。

名は体を現すというが、まさに「半落ち」? ネットで調べると、やはり賛否両論。様々な物議を醸し出してる。まあ、それも人気の証明だろう。直木賞選考で叩かれた「致命的欠陥」に関しては、私的には的外れだと思う。描かれているのは行為が実施されたか否かではなく、容疑者本人の意向なのだから。

色々と苦言を連ねたが、あらゆる意味でアツくさせてくれることには間違いない。圧倒的なリーダビリティで有無を言わさず読者を引き込む筆力はまさに白眉。でもこの人の真骨頂は、やはり連作短編かな。

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紙の本

もう一度、映画が観たくなりました。

2009/12/24 09:52

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 以前、テレビで映画「半落ち」を観てとても印象的だったので、本を読むことにしました。

 まず、同じ出来事の中でいろいろな立場の人ごとに章をつくって語らせたのは、とてもおもしろいと思いました。つまり主人公が変わっていくわけです。そして、このストーリーの本当の主人公の章はなくて、周りの人たちが本当の主人公のことを推理していくのです。

 一般社会にありがちないざこざ、名誉欲などを織り交ぜて、共感するところがたくさんありました。心の奥では誰もそんなもの好きではないと著者が静かに言っているような気がしました。そして、各々の章に選ばれたような人たちは皆、本当の主人公の瞳の奥に清らかなものを見逃さないのです。希望を感じました。

 結末は、知っているけれどやはり泣けました。しかし、一晩経って疑問がわきました。あのようなキャラクターの主人公はどういう場合でもふんばって殺人をしないのではないかと。彼の穏やかさ、清らかさと、殺人がどうしてもわたしの中で結び付きません。

 わたしも彼とほとんど同じ年齢です。この小説にあるようなことを経験したり、近くで見てきました。けれども、まだまだ経験不足ですし、ものごとを深く考えることも少ないので、今後、今の考えがどう変わっていくかなあと思っているところです。

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紙の本

完落ちです

2006/08/04 20:35

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のら - この投稿者のレビュー一覧を見る

完落ちです。泣けました。アルツハイマーの妻に請われて殺人を犯した元警官、梶総一郎。彼と関わる刑事、検事、新聞記者、刑務官らの視点でストーリーはすすみます。それぞれプロフェッショナルなだけに、「職務」と「ヒトとしての思い」に葛藤するところとかは味わい深いものがあります。映画も必見!寺尾聡、最高でした(著者の横山さんもでてるよ)。
野良犬の散歩(主に映画と本について)
http://1192kamakura.cocolog-nifty.com/norah/

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紙の本

佐々部清監督映画化原作

2017/10/25 02:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

現職警察官が犯した罪について考えさせられました。自首するまでの僅かな時間に、痛切な思いを感じました。

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紙の本

2017/08/09 12:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まんだかず - この投稿者のレビュー一覧を見る

病気の妻を殺して自首してきた現職警察官。
殺害は自供するも、殺害から自首までの空白の2日間については
いっさい語ろうとしない。-いわゆる「半落ち」

その警察官をめぐり、刑事、検事、弁護士、記者、裁判官、刑務官の
過去や未来、立場、しがらみなど照らし合わせてで物語は進んでいきます。

最後の数ページは泣きました。
これはミステリではなく人間ドラマです。

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紙の本

結末の弱さが欠点

2006/03/10 18:04

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぱんくぽんく - この投稿者のレビュー一覧を見る

読ませる小説である。
妻を殺害した警察官。本人が出頭し、動機も明白。
ただ、殺害から出頭までの謎の2日間が関係者の間の疑惑を呼び、
県警上層部、検察庁までも巻き込んだ騒ぎに発展する。
地検の対応や、新聞社の取材のやり方にやや?な部分もあるものの、まあ水準以上の筆運びだ。
問題は結末、ネタ晴らしになるからここには書かないが、失そうの動機が空白の2日間の理由付けとしてはあまりに弱い。
こういう理由ならわざわざ隠す必要はないし、隠そうとも思わないはず。今の読者はこういう甘い結末を喜ぶのかもしれないが、直木賞をけ飛ばした気骨のある著者にはさらなるどんでん返しを考えて欲しかった。

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紙の本

中身も半落ち

2013/08/21 23:40

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんか終始スッキリしない展開。
あ、以下、例のごとくネタバレ注意報。




妻を殺した刑事が二日後に自首、その二日の間に何があったか、というのを追っかける話。

でも、全体的にモッサリしてるし、オチも、はぁ。だから?って感じ。
主人公が複数いるのも原因の一つかも知れない。


64を読んで二作目ですが、この作家さんは引き込むのすごい上手でついつい時間を忘れて読んでしまうんだけど、オチの部分で、あれあの話どうなったの?とか、はぁ、ここまで風呂敷広げてこのオチですか・・・みたいな内容が多い印象。

あと相変わらず専門用語が多い、正直分かんないから解説付けて欲しい。

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