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激流
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.7 56件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.10
  • 出版社: 徳間書店
  • サイズ:20cm/554p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-19-862079-2
  • 国内送料無料

紙の本

激流

著者 柴田 よしき (著)

「わたしを憶えていますか?」 澄み切った音色でフルートを吹いていた少女は修学旅行中、消息を絶った。20年後、同級生達に突然届いたメール。少女は生きていたのか−? 『問題小...

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激流

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商品説明

「わたしを憶えていますか?」 澄み切った音色でフルートを吹いていた少女は修学旅行中、消息を絶った。20年後、同級生達に突然届いたメール。少女は生きていたのか−? 『問題小説』掲載作品を大幅に加筆修正して刊行。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

柴田 よしき

略歴
〈柴田よしき〉東京生まれ。1995年「Riko」で第15回横溝正史賞を受賞。警察小説、本格ミステリ、伝奇ロマン、恋愛サスペンスなど、幅広いジャンルで活躍。著書に「窓際の死神」など。

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みんなのレビュー56件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

最初から最後までページを捲る手が止まらない面白さ。読んでいて自分も激流に巻き込まれていくような感覚に陥った作品です。

2005/12/12 16:13

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 序章、中3の修学旅行のグループ行動の最中に一人の少女が消えてしまいます。
 人で乗ったバスは混み合っていて、ふと気がつくと一人の少女の姿が見えないことに気付くメンバー、間違えて他のバス停で降りてしまったのだろうか?と探してみたもののそれ以降少女を見た者は誰おらず、そのまま帰ってくることもなかった。
少女の名前は冬葉。彼女に一体何があったのか?
残りのメンバー6人は冬葉がいなくなった事により誹謗中傷を受けてしまいます。
いじめていたのでは?何故6人もいて冬葉がいなくなった事に気付かなかったのか?と。
6人はその傷を負いながらそれぞれの道へ進むことに。
それから20年後、一通のメールが届いたことから6人の人生は大きな渦に巻き込まれ押し流されていきます。
殺人容疑をかけられる者、仕事のミスを押付けられる者、付き合っていた女性にストーカー行為の末殺されそうになる者などなど。
彼女達の元へは冬葉からのメールが届きその後に必ず不幸や罠に陥れられていく、もしかして冬葉の復讐なのだろうか?でも一体何故彼女が?
生きているのかどうかも分からぬ級友の存在と、15歳の少年・少女だった彼らが生きてきた20年分の人生の重さが絡み合い読んでいて一体今後どのように進んでいくのか全く予測のつかない一冊でした。
久々にページを捲るのも惜しいと思うくらい没頭して読んだ作品です。
最終的に事件の真相は人の悪意から生まれたものなんですよね。
それぞれの人の中に溜まっていた悪意を、ある人物がほんの少し軽〜く背中を押しただけで勢いを増し攻撃していったのです。
行方不明の少女からの20年ぶりのメールという非現実的なものに対し、事件そのものはかなり現実的。
だからこそ皆一体後ろに何が絡んでいるのか分からず不安になり、そして「もしかして」と思いながらも冬葉との再会を望んでいる。
きっと死んでしまっているだろうと思いつつも生きて会いたいと願う級友達。
一体どこに辿り着くのか最後の最後まで分からずに大きな流れに流されたような一冊でした。
この本のタイトル「激流」は中身と本当合っているのですよね。
本書の半ばで登場人物の一人・美弥の心の内からも激流という言葉が出ているのですが読んでいる側もその流れの中に知らず知らずに入ってしまうのです。
P268
「運命の流れ。激流が迫っている。その音が、気配が聞こえる。冬葉が失踪したあの日に、その流れはわたしに向かって、いや、あの時冬葉を見失った仲間たちすべてに向かって、スタートしたのだ。そして二十年の歳月をかけて、今、それが届こうとしている。」
分厚いことも忘れさせてくれるくらい没頭する本。オススメです

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2006/01/06 21:26

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