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純潔の愛人 (白泉社花丸文庫)
純潔の愛人【イラスト入り】
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紙の本
王道だけど王道でない
2023/01/08 07:48
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
父親への(父親の会社への)融資の条件は
男子高校生の明良が北城孝一の愛人になること。
現実社会では早々ないですが、BLではわりと王道はじまり。
とはいえ・・・面白いのは孝一があきらかに明良への執着を見せつつ
ことに及ばないこと。
焦らして明良を引き寄せる作戦かと思ったらそうでもなかったのですが
実際にはそういうことになってしまった。
(甘々作戦とでも言うのでしょうか・・)
とはいえ、二人には別の因縁もあったからね。
明良にとっては「早く言ってよ~」みたいな感じでしょうが、
自分のもとに完全に引き寄せるという点では作戦成功みたいな感じになったかと。
いきなり無体に身体を奪ってからの展開が多いなか、
なかなか珍しいとは思いました。
でも孝一が単純に良い人でなくて
「六つの男の子に、ずーっとめろめろだった」って告白に
かなり変態度が入っているなぁって・・・むしろいきなりの無体よりすごいかと。
その点では評価に値するなと変なところで感心してしまいました。
高校生にもなって明良が初心初心しいのは
実は孝一の呪いかと思ってしまうくらい(笑)
今後の孝一の明良に対する執着はエスカレートするのだろうと思いつつ
明良の両親との対面が気になるところです。
(とはいえ、息子をそういう状況に出しながら、
病気とはいえ家も売らずにいるあたりはちょっとなぁな気分です。
会社潰せないというのはわかりますが・・・)
☆2.5