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■イントロダクション
アイディアとは「イノチ」である。
・眞木準(コピーライター)
アイディアは「タスカル」ものである。
アイディアの「マニュアル」化。
アイディアひらめき原料。
■アイディアの「視点」
・正面の視点を捨てられるか。
大島征夫(dof/クリエイティブ・ディレクター)
・やるべきことをやれば必ず見つかる。
佐藤可士和(サムライ/アートディレクター)
「好き」がビッグアイディアを生む。
・多田琢(タグボート/CMプランナー)
・「時代の土俵」からはみ出さない。
中島信也(東北新社/CMディレクター)
■アイディアの「論理」
・世の中に物語を描けるか。
安藤輝彦(博報堂/取締役)
・喜びで好循環をつくる。
檍満子(服飾デザイナー)
・表現はつくるものではなく、発見するもの。
岩崎俊一(コピーライター)
・オリジナルな「顔」をつくる。
大貫卓也(アートディレクター)
■アイディアの「環境」
・どこまで思いつきを口にできるか。
佐々木宏(シンガタ/クリエイティブ・ディレクター)
・「見事に解けた」がいいとはかぎらない。
團紀彦(建築家)
・アイディアの種をたくわえる。
山本幸司(博報堂/シニア・クリエイティブ・ディレクター)
■アイディアの「作法」
・意表をついた正論。
岡康道(タグボート/クリエイティブ・ディレクター)
・オリジナリティなど必要ない。
小沢正光(博報堂/執行役員)
・ふさわしくない言葉を組み合わせてみる。
柴田常文(博報堂C&D/クリエイティブ・ディレクター)
・あくまでも具体的に考える。
中村禎(電通/コピーライター)
■アイディアの「経験」
・自分の反応を見つめてみる。
児島令子(コピーライター)
・一度つながれば出やすくなる。
杉山恒太郎(電通/常務執行役員)
・ヒットを打ちつづけられるか。
副田高行(アートディレクター)
・「思考の身体性」を知る。
竹山聖(建築家)
紙の本
内容紹介
2005/10/31 10:44
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ベストセラーとなった『ひとつ上のプレゼン。』に続くシリーズ第2弾。今回のテーマは「アイディア」。本書では、アイディアをビジネスのなかで用いるために踏まえておくべきノウハウ・考えるポイントを、広告業界などで活躍する20人のトップクリエイターに求めた。経験と実践に裏打ちされたアイディア生みだしのプロセスを浮き彫りにする。
<執筆者>
眞木準(マキ ジュン)
安藤輝彦(アンドウ テルヒコ)
檍満子(イキ ミツコ)
岩崎俊一(イワサキ シュンイチ)
大島征夫(オオシマ ユキオ)
大貫卓也(オオヌキ タクヤ)
岡康道(オカ ヤスミチ)
小沢正光(オザワ マサミツ)
児島令子(コジマ レイコ)
佐々木宏(ササキ ヒロシ)
佐藤可士和(サトウ カシワ)
柴田常文(シバタ ツネフミ)
杉山恒太郎(スギヤマ コウタロウ)
副田高行(ソエダ タヤユキ)
竹山聖(タケヤマ セイ)
多田琢(タダ タク)
團紀彦(ダン ノリヒコ)
中島信也(ナカジマ シンヤ)
中村禎(ナカムラ タダシ)
山本幸司(ヤマモト コウジ)
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広告業界で活躍するクリエイターを中心とした人々に、アイディアについての考えを話してもらい、それをまとめた本。私たちが普段目にする広告がいかに作られているか分かる。発想・考え方のすごさにすごく興奮した。着眼点・ロジカル、これが鍵だ。
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ANAの「別ヨ」とか「LIVE/中国/ANA」の広告とか、JR-SKIのダチョウがスキーしてるCMとか、シャープのAQUOSの不思議な家が出てくるCMとか。そんなカッコイイ企画をした電通だか博報堂だかシンガタだかタグボートだかのクリエイターの人たちが、自らのアイディア出しについて語ってる本です。
読み始めは、インパクト勝負で中身は薄いんだろうな、と高をくくっていたのですが、なかなかどうして具体的でためになる本でした。
もちろん、アイディアの出し方なんて人によって違うし、企画に対する考え方もこの本に載ってる人たちでも違うのですが、多くの方が広告クリエイティブをいわゆる「ソリューション」として論理的に物事を考えていて、単なるヒラメキだとかセンスで創作をしているのではないということが分かります。見た目は派手な業界ですけど、そういう意味ではシステム開発でもセールスでも、何かを解決させようという点で共通しているんだなと思いました。
より結論が研ぎ澄まされているというか、スパッと言いたいことを表現しきってしまうところが、クリエイティブの面白い面ですよね。日常の中にある「解決」って、どうしても切れ味が鈍いってことが多いですから。
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誰もが見たことのある「あの広告」の舞台裏をクリエイター自身が解説。上手いコピーを見ると、「どんな頭してたらこんなの思いつくんだろう」と思うけれど、この本にはそんな疑問に答える、見る人をハッとさせる広告作りのノウハウやヒントがあります。一流の人の頭の使い方ってすごいなぁと改めて思ってしまいます。
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「アイディア」って回文だった。
左からも右からも。
タテ組みにすれば上からも下からも。
そんな発見をする事だって、「アイディア」。
まずこの冒頭にグッと来てしまった。
アイディアをクリエイトすることは、誰にでも出来るはずだが、それに長けた人がいる。
広告クリエイターや建築家がこの本では紹介されている。
“伝説のクリエイター”大島征夫。“カリスマ”佐々木宏。“広告の革命家”岡康道、多田琢。“スーパードライ”小沢正光。“ペプシマン”大貫卓也。“世界的建築家”竹山聖、團紀彦。“SMAP”佐藤可士和。安藤輝彦、檍満子、岩崎俊一、児島令子、柴田常文、杉山恒太郎、副田高行、中島信也、中村禎、山本幸司。
こういう「アイディア職人」達が一体どういう方法でアイディアというイノチを生み出しているのか。
正直私は驚いた。あたりまえの話かもしれないけど、全員が全く違う視点でアイディアを出していることだ。プロだからもしかしたら公式のように、似たような手法があるかもしれない。と思ったのだが、そんなものはなかった。
「自分が見たいものを作る。それ以外にない。」と言う多田琢さんがいたり、「クライアントの問題点を探すこと。がアイディアを見つけるキッカケになる」という佐藤可士和さんがいたり、「トイレの個室で30分一人で集中することでアイディアが浮かぶ。」と言う山本幸司さんがいたり、「『全然関係ないんだけどさ』と言う枕詞を多用して思いつきの会話からアイディアを生み出す。」という佐々木宏さんがいる。
ただし、「アイディア」と向き合うときの真剣さ。
それは回文のごとく色んな見方があるけれど、そこに対する自己と対話すること。
まさにひとつ上のアイディアを考えさせてくれる、とてもいい本だった。
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これ読んでアイデアが出るわけではないのですが、クリエイティブな発想の源をトレースすることは出来ます。
脳のある部分を刺激されます。
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やる気になったり、考え込んだりする、春の時期にオススメ。いわゆる「仕事」本ではないけど、すべての働く人に役立ちます。読めばきっと、働き方が変わるはず。
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クリエイターの文章がコラム的に連なっている。
広告業界の人たちばかりだけど、考え方がシンプルで、そこからアイディアを生み出す秘密が見え隠れ。
仕事に対しての哲学本ともとれる。
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アイデアとは?アイデアの出し方は?などが専門家によって紹介されていておもしろかったです。けどやっぱアイデアを出すのは難しいもんなんでしょうね〜。
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読んでおかなきゃならない本ほどなかなか手が伸びないのであるが、思い切って読んでみたら、予想にたがわず、非常に勉強になった。というか、あながち自分のやり方も間違ってないじゃん。特に、コピーライターの児島令子さんのノートとの「一人ブレスト」に非常に勇気付けられた。でもここに出てくる第一線で活躍するクリエイターの方々の瞬発力と多産力には完敗。猛省だ。
2007.03.20
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一つの仕事に一つのノート。その仕事を推理小説を解くような感じで楽しむ。決して人に強要されてやるのではなく、自分の知識を広める、好奇心を広めるもととして取り組む。自分の気持ちをいつもポジティブにしておけばアイデアは出やすくなる。気楽に、いい加減にやった方がアイデアは出やすい。
怒るな、遊べ。心の余裕、何でもアイデアにする貪欲さ。「案を出す前にお願いがあります。審査してやろうという気で見ないでください。僕らはチームです。そして、一つの目標に向かうためにスクラムを組んでいくのです。職域に関係なく、誰が出した意見でも優れていればそれを取り入れるべきです」という心構え、決して緊張する必要はない。問いを問いで返す。
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広告の分野で活躍する19人がそれぞれのアイディアの活かしかたなどについての考え方を述べている。
さまざまな意見があり、とても参考になる。
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略したみたいな名前のマキジュンさん。
この本売れてますね。
私はそれほど参考にならなかったです。
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企画稼業クリエイターが20人出てくる。
みんなが「アイディアとは」、「こうやって考える」とか、あーだ、こーだ言ってる。
ただ、このあーだ、こーだは深い。
本より3箇所抜粋。
「本当に優秀なクリエイターは、誰かが「全然関係ないんだけど」とアイディアを出せば、批判を加える前に「全然関係ないんですが」とそれを超えるアイディアを出してきます。」
「オリジナリティのあるものを追求するためには、こうした孤独に耐える忍耐力と度胸が必要なのです。」
「ふと本音でもらしたよような素直な言葉のほうが伝わるものなんだ。」
全員が、すごくよく考えている。
やはりいいものは簡単に出てこなくて、
考えて、考えて、休んだところに出てくるようだ。
IBMの「Think!」はいいキャッチコピーかもな〜。