紙の本
再会モノです
2012/08/08 23:33
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
外科医の久住(攻め)と空調設備会社の営業、上原(受け)のお話です。
高校生の頃は二人とも心を通わせていたのですがある事情から上原が久住の前から去ることに・・・
久住はその理由を知らないまま九年後、偶然二人は再会。
そこからお話はどんどん進んでいきます。
上原は久住のことをずっとずっと好きなのに、離れた理由を言わない、そのもどかしさと
久住もまた、上原のことが好きなのに九年分の憎しみでつらく当たってしまう、
なんともとても切ないお話なのです。
後半は上原の家族を巻き込んでのお話になり、男同士という世間には受け入れられない関係を
二人で乗り越えていく過程がまた、つらく、切ないのでした。
円陣さんのイラストもこのお話にとてもよく合っていましたね。
電子書籍
切ない
2015/02/04 09:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シナモンロール - この投稿者のレビュー一覧を見る
再会もので無理矢理系、執着攻めという大好物揃いの設定買いです。受けは健気。
すごく良かったです。期待以上でした。
特に二人の高校時代の話が良かったです。まさに二人の世界。
だからこそ受けが消えた時の攻めのショック度とか、受けの決意の深さとかが感じられて本当に切なかった(泣
攻めと受け両方の視点から書かれているのもうれしかったです。やっぱり攻めの受け大好き!を読むのは楽しいですw
誤解やすれ違いっていいですね。読み応えもあって満足の一冊でした。
電子書籍
再開モノ
2016/06/13 23:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマCDが良かったので、原作も読んでみました。
CDと同じく、やはり、切符の場面では、号泣してしまいました。
CDには入っていない続編も読めましたが、個人的には、続編は無くても良かったかなぁ〜という気もしました。
投稿元:
レビューを見る
何度読み返しても、涙腺にくる再会ラブストーリー。
高校の同級生であり当時恋心を抱いていた二人が、受の裏切りで離別、誤解の解けぬまま9年後に偶然再会して、またすれ違うという、ぐるぐるじりじりのせつない話。
裏切られたと思っている攻の久住は、尚哉を償わせるかのように蹂躙してくるけれど、それも心の行き違い。泣けるシーンが多すぎました。
その中でも一番大泣きした箇所は、多分みんなと一緒のところだと思います…
何といっても、この話の重要なところは王道BLだということ。ちゃんと、男同士の恋に悩み、家族の反対に合い、つらい試練の後運命の恋をしっかりと受け止める、そういう根底にあってほしい葛藤する部分がすべてそろっているところです。苦しみ悩み、本当にこの恋でいいのかと、自身に問いかけて確信する過程がきちんと丁寧に描かれています。
ベッドシーンも多数あってどれをとっても不足なく、萌え度倍増でした。久住の激しい愛情もすごく感じたし、中でも受け止めるだけだった尚哉が久住の愛に応えようと、車の中で積極的になるところは心情と重なってドキっとした。
円陣闇丸センセの絵がぴったりはまっていて、これがまた素晴らしいです。
同人誌でサイドストーリーも読むほど、お気に入りになりました。
ちゃんとラブラブになってるので、大満足。
投稿元:
レビューを見る
ありがちといえばありがちな、学生時代の因縁を引き摺った再会モノ(…という言い方でいいのかな…)。その過去の描写の夏の日の光や緑の匂いだとか夜の秘密めいた雰囲気や胸の高鳴りが伝わってくるようなところがいい。冒頭に書いたありがちさを、それでも読ませる力のある話でした。可南先生の他の作品も読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
すごく良かった。不器用で内に秘めた想いが激しい攻めと苦労したのね、の受け君。かなりグルグルしちゃいます。お互いの気持ちだけではどうしようもない恋の行方は・・・・。もう本当に面白かった。
投稿元:
レビューを見る
◆
高校時代に故あって別れた尚哉(受)と久住(攻)が社会人になって再会し、誤解が解けて結ばれる話……と言ってしまうといかにもつまらなさそうにしか聞こえないと思うが、筋としてはそんな感じ。
奇を衒った物ではなく、王道と言う所か?王道故の面白さがあった。
あとがきによると「昼メロ調を目指したいと思っていた」……成る程ねェ。
尚哉(受)が自分達の恋愛が“異端”であり、周囲を不幸にすると言う認識でいるのが良かった。
キーアイテムが“写真”ではないトコロが、私の中ではポイント高し(笑)
http://livelydecadence.blog45.fc2.com/blog-entry-24.html
投稿元:
レビューを見る
切なくも透明感のある恋愛が楽しめます。
同級生再会ものですが、互いの事情や誤解から生ずる
すれ違いに胸が痛くなります。
王道ものだからこそ楽しめる作品です。
投稿元:
レビューを見る
学生時代に一方的に別離→仕事で再会、の同級生モノ。
脅されて再び関係をせまられ・・・から始まるのは
王道展開だけれど、心理描写が丁寧でしっかりしているのと
双方がお互いを求めてるのが第三者視点ならわかるすれ違いなので
その切なさもまた心地よい。
また、無駄に遠回りしない(無駄にじれったいエピソードを入れない)
ので、読後感も良い。
表題の本編と後日談が収録。
後日談は、思いを通じあった2人が、受けの家族の反対を
乗り越えるもの。受けは弱気になる面もあるが、攻めが
がんばって受け止めよう、つないでいこうとどっしりしているので
切なくもありそして甘い。
挿絵の円陣さんの絵もとても美しくて、お話に華を添えております。
投稿元:
レビューを見る
真面目に地味に良かった、文章好みだったし。途中のすれ違いはイラっとしないでもなかったけど、キャラから考えると最終的に納得。特に捻りもないのに良かった。時間の必要性がとても上手く噛み合ってて。これだけ時間がかかっても気持ちが変わらないって確信もてるし羨ましい限りw 絵も良かったなぁ綺麗で♪
投稿元:
レビューを見る
高校生だった9年前、想い合っていながらも、何も告げずにある日突然
姿を消した受、尚哉と、何も知らずに置いて行かれた攻、久住の再会もの。
もうね、せつなくてせつなくて、胸がぎゅんぎゅんですよ。
砂でも胃袋に詰められたみたいに苦しかったですよ。
王道も王道なすれ違いなんですが、このすれ違いっぷりが9年という
歳月を跨いで展開されるのがたまらないです。
やきもきします。
結局、すれ違いのまま別れを選ぶんですが、そのあたりから涙腺崩壊。
結構壮大なお話でして、読むのに胆力が入りましたが、良作でした。
機会があれば、またこの作家さんのを読んでみたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
**学生時代にひどい別れ方をした二人。尚哉は再会した久住に脅されて再び関係を持つようになる。本当はお互い思い合っているのにそれだけがどうしても叶わない。気持ちは繋がっていても結ばれない二人のせつないラブストーリー**
メインストーリーを読み終える頃には…
涙でボロボロでした (T_T)
可南先生の描く健気さにはいつも胸を打たれます。
優しい気持ちになれる素敵な素敵なお話しです。