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紙の本
赤々丸の顔が違うし!(@@)(表紙を見てのコメント)
2008/12/19 19:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の画はごく最近の作風ですが、多分昔の画の方が取っつきやすかったような気がします…(^^;(検索してみて確認してください)
1980年代の画に描いたように真面目で品行方正な高校生だった赤井はなぜか異世界に放り出されてしまった…。
と、正確な同時に記憶もどこかに置いてきてしまったようだ…?
ここはどこだろう…この肉球はなんだろう…?
って、猫?でっかくねっ?!ってゆーか、喋るし!!
どっちを向いても猫人間だらけ、自分の認識する人類もいるようだが…?
猿の惑星ならぬ猫の惑星に来てしまったのか?
てことは、ここは未来か?
それより最近巷を騒がしているっていう赤々丸ってなんだ?不愉快なことに俺とそっくりなんだけど?
僕が白々丸であいつが赤々丸…どうやら人格も分裂したらしい…しかも、正反対に?
地球政府とレジスタンスと赤々丸と白々丸が自由と平等と平和を勝ち取るためにあれやこれやの大騒ぎのシリアスながらもコメディ色の強いSF作品です。
万年欠食猫・めね田おたべ君の食欲のすごさと個性も強烈でしたが、
「どん~んな試練も乗り越えたってそんなに成長するもんか~♪」
というC調な歌をぼ~いちくんだか猫谷くんだかが歌っていたのが印象的でした。
WINGSに連載されていて、新書館からの当時は全5巻でしたがそれを全3巻で復刻されたのですね。
「ブラインド」とかも良い作品でしたので、また復刊しないかなあ?
内田さんの哲学的に考えさせられ、シュールな笑いをさそう、シリアスも行ける作風は大好きだったのですが、ふと気づくと最近書籍を見ませんが活動休止されているのでしょうか…?
叶うなら新たな作品をまた見てみたいです。
(過去にも書籍に集録されていない短編作品がいくつかあるはずなのですが…)
紙の本
性格が正反対なのにやはり同じ人物というのは、いわば多重人格のようなものだ
2010/11/14 22:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:消息子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代につきあっていた彼女が貸してくれたマンガ。いかにも少女マンガ風のちょっとラフなタッチの図柄で、決して好みではなかったのだが、ストーリーは面白かった。しばし手に入らなかったが、復刊ドットコムの投票により2005〜2006年に復刊されていたのだが、知らなかった。
もともとは6回連載の予定で始めたとあって、導入はかなり唐突。1983年の高校生、しかも生徒会長の赤井はくそまじめな人格から不良の人格が派生してきて、遂に爆発してしまう。爆発して、22世紀に吹っ飛んで、人格分裂どころか、同じ顔かたちで性格のまるで違う2人に分裂してしまう。記憶はなくなったのに、それぞれ白々丸、赤々丸と名乗る。
22世紀の未来では、ネコンなる星から猫族(顔は猫であとは人間)が移住しており、二級市民の扱いを受けているが、なんで移住しているのかの説明はあまりない。赤々丸は殺し屋稼業を始め、成り行きで猫族解放の象徴になってしまう。白々丸は持ち前の正義感ゆえに猫族解放に荷担するが、何しろ赤々丸と白々丸は気が合わない。
虐げられた民族の解放運動が全体を貫くストーリーではあるが、個性豊かな小市民的猫族たちのドタバタをむしろ作者は描きたかったかのように愛情がこもっており、まじめなストーリーをギャグが駆動していく形になっている。赤井の同級生の祥子さんも未来にやってきてしまうのもご都合主義的な展開なのだが、あまり気にはならない。
性格が正反対なのにやはり同じ人物というのは、いわば多重人格のようなものだ。違っているようで実は同じ。赤々丸と白々丸が互いに戦うというわけではなくて、おのおの勝手に動きつつ、実は共闘してしまう。