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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.11
  • 出版社: 東洋経済新報社
  • サイズ:19cm/244p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-492-22266-9

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食品の裏側 1 みんな大好きな食品添加物

著者 安部 司 (著)

廃棄寸前のクズ肉も30種類の「白い粉」でミートボールに甦る。コーヒーフレッシュの中身は水と油と「添加物」だけ…。食品添加物の元トップセールスマンが明かす、食品製造の舞台裏...

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食品の裏側 1 みんな大好きな食品添加物

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食品の裏側

税込 1,232 11pt

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商品説明

廃棄寸前のクズ肉も30種類の「白い粉」でミートボールに甦る。コーヒーフレッシュの中身は水と油と「添加物」だけ…。食品添加物の元トップセールスマンが明かす、食品製造の舞台裏。知れば怖くて食べられない!【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

安部 司

略歴
〈安部司〉1951年福岡県生まれ。山口大学文理学部化学科卒業。自然海塩「最進の塩」研究技術部長。有機農業JAS判定員。水質第1種公害防止管理者。

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みんなのレビュー280件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

食品添加物

2023/08/01 02:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

悪しざまに罵られることの多い食品添加物ですが、メリットがあるのは間違いないので、全否定はできません。難しい問題です。

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紙の本

食品添加物の良い面も悪い面も知ることができた良書

2021/03/14 11:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マリリン - この投稿者のレビュー一覧を見る

○○は怖い、危険な○○、○○なら安心等片面だけ書かれている書物が多い中、添加物商社に勤務経験を持つ著者は、食品添加物とはどのようなものか、どのように使われ、身体に及ぼす影響等多岐にわたり書いている。ミネラルウオーターにも言及。特に第5・6章は興味深い。10年かけて子供に教える。食育はひと手間かかるが、味覚で本物と偽物の区別つく程度の手間は必要。食べたしたら止まらない美味しさは何故か。選択を読者に託しているのも良い。両面を知り選ぶことの大切さを痛感する。

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紙の本

読んでよかった

2020/08/27 19:09

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mm - この投稿者のレビュー一覧を見る

何軒か書店を回ったけど手に入らなかったためネットで購入しましたが、わざわざ注文して読むだけありました。
全く押し付けがましくないので一つの選択肢として気楽に読めると思います(^^)

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紙の本

食品添加物と上手に付き合い方

2018/09/29 10:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

ほとんどの飲料・食品は「白い粉」で作ることができるようです。そんな偽食品について、「食品添加物の神様」とまで言われた安部氏が、製造工程等を赤裸々に語り、食の安全や変容する食文化に警鐘を鳴らす内容でした。
 食品添加物と上手に付き合うためには、裏の表示をよく見て買う、加工度の低いものを選ぶ、知って食べる、安いものだけに飛びつかない、素朴な疑問を持つといった5つのポイントをあげ、過剰な摂取を戒めています。
 
 チェーン店で外食すると、必ず独特の後味が残りますが、あれも化学調味料の影響なのでしょう。また、大きさが不揃いだったり、虫の食べた痕跡の残る野菜は買おうとしない一方で、殺菌剤のプールに漬けられたカット野菜や虫をすり潰した染料で染められたジュースを喜んで買うという矛盾。
 ただ、安い食品の恩恵に預かっていることも事実ですし、平均寿命は延びていて、食品添加物の人体への影響がよく分からない(開示されていない)ということも、モヤモヤ感が残る原因です。まあ、とりあえず買う前に裏の表示は見てみようと思ったのでした。
 少し古い本ですが、十分参考になりました。ただ、添加物個々の毒性にまでは立ち入っていませんので、注意してください。

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紙の本

加工品の恐怖

2016/11/14 14:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あんみつこむすめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読んでから、
お店で購入する食品がガラッと変わりました。
本当に読んでよかったと思います。
学校でも教えてほしいくらいです。
特にミカンの缶詰は読んで以来、
一度も購入していません。

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紙の本

衝撃でした

2015/10/29 05:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:80’s - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読み終えた後、
なるべく自分で作れるものは作ろう!と思いました。
食品の購入の際は、原材料の欄をきちんと確認する習慣ができました。

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電子書籍

具体的対策に欠ける

2014/09/11 07:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

前置きが長く、また、具体的対策に欠ける。
添加物を完全に避けることは無理、だけど、とってしまったら、申し訳ないという気持ちを持とう、という結論は正直肩透かし。
また、これは避けるべきという添加物の理由も独自の見解で、体に悪いというよりは味覚の問題に重きをおいており、個人的にどちらかと言うと体に悪いものを具体的に知りたかったので、やや不満が残った。

最終的に著者本人は5日きけてベーコンを作る生活にシフトしたことを語っているが、そんなことよりもっと一般の人が具体的に何が出来るのかについて指南して欲しかった。
アドバイスが抽象的すぎて残念。2ならもう少し具体性があるのかもと期待してみます。

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紙の本

食について考えるきっかけになる本

2008/01/12 19:53

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yostos - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんとなく手に取った本。

食品添加物の元トップセールスマンだった著者が実体験に基づいて語る食品製造の裏側は、ミートホープ事件やなど「まだ、肉を使っているだけマシかも」と思わせるほど恐ろしい。もしかするとでっち上げだった段ボール肉まんレベルのものを食べさせられているのは私たちかも!?と疑ってしまうほど。

よく考えると子供の頃は不便だった。食品の持ちも悪かったし、すぐに食せるインスタントなものはチキンラーメンくらいのものであった。今は不審に思いつつ便利さに負けて「便利な食品」を利用する。不審に思っても確かめる術がなかった。

この本を読むと「なるほど!」と思う。
たしかにわたしにとってはコーヒーフレッシュの話など衝撃的な内容もあった。が、闇雲に食品の危険を訴えている本でない。きちんと添加物の功罪が書かれている。

自身、家族、子供などの食について考えるよいきっかけになると思う

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紙の本

”ミートホープ”の様な消費者無視は当たり前の世界らしい。賢い消費者は裏の原材料表示を良く確かめよう。

2007/07/17 19:38

7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:朝光 - この投稿者のレビュー一覧を見る

このところ、ミートホープや段ボール肉まん など、マスコミでは食品加工の誤魔化し摘発の様なニュースが続きました。少し前の不二家、雪印も似たような話で報道されていました。

これらは、法律違反していたという事で、事件としてニュースになっているのですが、この本に出ているのは、日常のスーパー安売り品や、調理便利品での合法的な誤魔化しのカラクリです。
                                

*コーヒーフレッシュは何故 お店で使い放題なのか?       
*コンビニやスーパーのカット野菜は何故 変色しないのか?    
*特売のハムやミートボールは何故 あんなに安く売れるのか?   


など、実際はうっすらと怪しさを感じながらも、理由を確かめようとしないで便利、安い という事で使っている食品は数々あると思います。

これらを作っている製造者は、自分の家族には決して食べさたくない物が多いとのこと。

この本は、食品添加物のトップセールスマンが自分の子供が彼の開発したでっち上げ食品を嬉しそうに食べている事にショックを受けて目覚め、告発をし始めた物です。

食品添加物には、便利さや経済合理性はあるのだとは思います。
また、個々の法律は破っていないので、合法です。というのも今の日本では、通用してしまう姿勢かもしれません。合法ならば、内容の説明責任、警告責任もないという点でも。

製造者の隠している裏の真実は、一般の消費者にはなかなか見抜けるものではありません。そういう意味で、マスコミや書籍の力が必要です。

これからも、裏の真実をあばくルポルタージュなどが、もっと発展していってもらいたいものです。

こういう物を読むと、なんとなくホリエモンを思い出します。消費者の無知に付け込んで、自分の儲けばかりを追及した人を”成功者”と呼び、汗を流して頑張った人が報われる社会を作ろう という流れはもう結構だと思います。

色々感じ方は人により違うかもしれませんが、一度 読まれる事をお薦めします。

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紙の本

てめーだけいいモン食おうなんざ虫のいいハナシだよね

2006/09/27 00:32

28人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鳥居くろーん - この投稿者のレビュー一覧を見る

◎元・食品添加物セールスマン、懺悔の書。
「今の食いモンにはずいぶんたくさんの添加物がつっこんである。決して恐れるべきものではないが、避けるにこしたことはない。とにかく実状を知ることからはじめよう。」とのこと。

◎正論なんだがな。でもなんかムナクソ悪ぃな。なんかこう、オレのノーミソの奥の方で、ひっかかるっつーか、承服しがたいというか、納得しがたいものがあるわけよ。っつーのは……
「添加物は体によくない、それ以上に食文化を崩壊させる。極力減らそう!食べ物はテマヒマかけて作り、大事に食べよう」ってのはキレーごとだからそんで済むけどさ。じゃ、髪の毛入ったサラダとか、床に落としちまった玉子焼きだとか、ゴキブリ入ったラーメンとかを目の前にして人はどう反応するべきなんかね。
私の超先入観によれば、食品添加物とか気にするヤツに限って、そういうモンを真っ先に捨てると思うのだがね。もったいねーじゃねーか、そんぐらい食え!バカヤロー。
安全な物を食うってことと食いモンを大事にするっていうことは、表面的には両立しても、本質的な部分では両立しないと思うんだよ。違うかね?

◎たとえば防腐剤減らした食いモン食って、食中毒になって、子供が2、3人死んだとする。そうすっとマスコミやらナンやらがワーワー言ってお涙頂戴の三文劇を繰り広げたあげく、中毒元をたたきにたたく。他の業者はみんなビビって殺菌したくりの防腐剤入れまくりで「衛生管理は万全です」とのたまう。いっつもそんなの繰り返し。うんざりだね。

◎著者のおっしゃるとおり、なんかを殺さないと生きていけないのが人間である。何かの命を奪うのだから、当然その代償としてリスクを負うべきである。飯を食うっつーのはリスクを負うということなのである。ならば……我々は、安全な食べ物を選ぶ目を持つよりも先に、リスクをとることを覚えねばならぬのではないか?
どの程度腐ったものを食べれば腹痛を起こすか、とか、この草は食っても大丈夫か、とか、ひもじいときは多少危険でも毒物を食べねばならぬが、その毒抜きは、とか。

◎人間のてめー勝手がぶちまけた薬ならば、自らの酵素でも体内細菌でも何でも使って、少しでも分解するのが、真の罪滅ぼしというものではないのか?添加物を過剰摂取するとカラダはどうなるのか、ということを著者が体を張って調べた、というのであれば私は拍手を惜しまなかったのだが。現場主義が売りの著者がやる事としては中途ハンパだな。

◎まあでも昨今の食いモンは合成ダシが効きすぎて食えたモンじゃないのが多いね。たとえばソーメンのつゆだとか麻婆豆腐の素だとか浅漬けの素だとかいうのは、値が高いうえに自分で作ったのより不味い。はっきり言っていらねーだろ。……とまあ、そこんとこに関しては著者に同意。

少々どころではなく脈絡のない文章だが。まあ許せ。

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紙の本

悪循環を断ち切れるか?

2006/05/28 22:11

15人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

第一印象は詐欺師懺悔の書、それも前半はいかに腕のいい詐欺師であったかの自慢話であるが、話運びがうまいので、一気に読ませる。元詐欺師の面目躍如である。そして読後、あなたがスーパーでパッケージを裏返すようになることは、請け合える。
 「すべてを知ったうえで選ぶのは消費者です。」(p.51)と著者は言うが、貧乏人には選べない。怪しい添加物なしで、美味の食品を、保存性など気にせずに常に手に入れるには、お金が掛かる。それに時間的余裕も必要だ。

 理想はかつてのように八百屋さん、肉屋さん、魚屋さんに酒屋さんが御用聞きに来てくれて、無添加天然素材を手に入れることができ、昔ながらの豆腐屋さんがラッパを鳴らしてやって来て、お手伝いさんが時間をかけて、調理してくれることだろう。いまもそのような暮らし、あるいは、ほとんど添加物などに頼らない高級食材でグルメ生活を送っている家もあるだろう。

 こうなると、「格差社会、衣食住に至る。」で、「貧乏人は毒を食え!」である。しかし、それでは少し癪である。どれくらいの対価を払えば、この悪循環が断ち切れるのか知りたい。(製造量が確保できるかも問題だが)みんなで買えば単価はどれくらいまで安くなるのだろう。この本の売上により入ってきた印税を使って、そのような生産流通革命を起こすきっかけ作りをすれば、著者は本当の罪滅ぼしができたと言えるだろう。

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紙の本

日本社会のひとつの闇

2006/03/28 10:54

34人中、29人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 日本の政治状況というのは、たとえば米国とは似て非なる英国などと比較すると、朝鮮総連やらの強烈な影響で全く躍動感も国民を守る意思もない。そういった状況が、そのまま食品添加物天国と言う状況を生み出している。
 最悪の合成油マーガリンが日々宣伝されて大手を振っている状況を見るに、マーガリンを禁止した国との落差を感じざるをえない。
 本書は、食品添加物を最も知悉していると豪語する著者が、食品添加物天国である日本の姿をあぶりだしている。本書を読めば、我々は、日常ほとんど意識することなく食品添加物を摂取していることがよくわかる。
 たとえば、20KGの豚肉から22KG以上のハムが出来る。それは、ハムを人工合成物で水増ししているからという。5パック100円とかのクズハムは、プリンハムというらしく、正に最悪の食品といえそうだ。本書にもあるが、なんかの番組で添加物特集をやっていて、あるハム工場のオヤジが出てきて「うちの工場で出来たハム絶対に買うなと妻に言っとりますわ・・」と言っていた。実際、日本のハム・ソーセージは最悪の製品であり、江塩だけで作る本物はわずかしか存在しない。
 その他にも、ミートボールなどはそこらへんに飛び散ったクズ肉を寄せ集めて糊で固めたような粗悪品が多いという。これは、一時問題になった食品糊で固めた某ステーキ店のステーキと延長線上にあるのだろう。更には、よく言われることだが、明太子は添加物の塊であり、美味しんぼに言わせれば「最悪」の食品であり、日本文化の最も恥ずかしい部分であると。
 「まあ、私は気をつけてるから、こういう話はパス」という方もいるだろう。甘い。本書には、普段気をつけているAさんとそうでないBさんでシュミレーションがなされている。
 一部紹介すると、カップめんとコンビニ弁当のBさんとかまぼことか味噌汁、デパ地下の高級惣菜などを買ったAさん。結果はAさんのほうが酷いことも大いにあるという。ダシいり味噌汁などは弁当やに付いてくるインスタント味噌汁を飲み続けてるのと全く代わらないのである。しょうゆも買う時は本書を参考に裏面を見て欲しい。下らない安物を買って将来の医療費を高騰させることのないように自衛したいところだ。
 とにかく、日本人は食品行政に無関心すぎる。私は男であり、買い物なんか1人では行ったこともないから偉そうな事をいえないが、タイムサービスでクズ製品に群がるのは、何とも悲しい。知って覚悟のうえならよい。しかし、プリンハムや発ガン物質である亜硝酸や発光剤の入ったインチキソーセージを買いながら、みのもんたに噛り付いている姿はまさに滑稽そのものである。
 まったく、ハム会社とソーセージ会社はふざけている。ドイツのうまいソーセージを食ってみろと言いたいが、それを買う消費者も悪いのである。赤く輝いた着色料まみれのタラコじゃないと売れないと言うのだから消費者もどうかしている。とにかく、本書は、日常に潜む様々な落とし穴を極めて具体的に説明しており、現代日本の重篤な病魔に厳しいメスを入れる提言書と言えるだろう。

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紙の本

食品の裏側を知ることができる一冊。食育を実践する前に是非読んでほしい。今の「食」を支える社会構造がわかりやすく解説されている。

2006/01/25 14:34

33人中、33人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ism - この投稿者のレビュー一覧を見る

結婚して教わった義母の手づくりの味。醤油・酒・みりんが基本の昔ながらの和食の味。義母の台所には醤油のボトルが何種類もあった。煮物には○○の薄口醤油、照り焼きは○○の濃口醤油、汁物は○○の薄口、刺身醤油は○○と料理によって使う醤油が違う。昔の料理は奥が深い。
夕食も外食という環境でずっと仕事をしてきた私にとって、家庭での料理、それも子どもたちに毎日食べさせる食事をつくる日々は失敗の連続。しかしせめて食材には気を配り、子どもにはできるだけ本物を使い、本物の味を教えようと「食」への関心は高まる。
忙しい合間の買い物、ゆっくり食材をチェックする暇もなく食品の原材料表示とのにらめっこが続く。驚いたことは原材料の欄がよくわからない言葉で埋め尽くされていることだ。簡単な加工品でさえ塩、調味料、保存料程度のシンプルな表示がない。ダラダラと書いてある。いったい現代の食品はどうなってしまったのだろう?子どもの「食」の安全は大丈夫なのだろうか?
この本はかつて食品添加物の商社に勤め、加工食品の開発に精力を注ぎ、数多くの添加物の産物を世に送り出してきた著者が語る食品製造の舞台裏だ。かつてはバリバリだった添加物のセールスマンが、今では「食」の情報公開を求めて執筆し、食品添加物の裏側を伝えるために講演活動を続けている。
今さら暴露本なんて!少し皮肉な感じもしたが、読みやすい文章と著者の切実な想いに溢れる内容に引かれ、一気に読んでしまった。
時代は大きく変わっている。味の素は大丈夫?なんて時代ではないのだ。添加物が蔓延している。漬物は輸入品のくろずんだ野菜を漂白し合成着色料で色をつける。ドロドロのクズ肉が30種類の添加物でミートボールに甦る。醤油はもう醤油ではない。醤油のうまみ成分、大豆や小麦のアミノ酸は、今では脱脂加工大豆などを塩酸で分解した人工のアミノ酸に変わってしまった。これに添加物で本物らしいく味を加えていく。これを醤油風調味料と呼びスーパーに並ぶ醤油の殆どを占めている。
この「たんぱく加水分解物」という人工のアミノ酸は日本人が最も好むうまみ成分の代表だそうだ。醤油のみならずスープやだしの素にもなっている。こぶやかつおだしは風味調味料、みりんはみりん風調味料。いつのまにか家庭の調味料がニセモノにすりかわっている!?この本を読んで何よりもショックだったのは、義母が使い分けていた何種類もの醤油、その殆どが醤油風調味料だったことだ。今やおふくろの味も添加物が支配してしまったのか。
この本は食品添加物を非難することが目的ではない。今の食品業界やマーケット、外食産業、家庭のお財布事情そして私たちが享受している「便利な生活」が、食品添加物の使用を前提に成り立ち相互依存している、その現実を伝えるのが第一の目的だ。そのうえで、食品添加物とどう付き合うかを意識し、子どもたちの味覚の衰えに対する問題意識をもち、食品の情報開示を求め、家庭の生活を見直そうと。
「食」の裏側、失われつつある大切な何か。豊かな社会を破綻させないためにも、私たちは何を得て何を失っているのか、そのことを考えるきっかけになってほしいという著者の切実な想いが込められている。

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2006/03/12 14:54

投稿元:ブクログ

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2006/03/11 12:15

投稿元:ブクログ

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