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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2005/11/01
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/199p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-130709-1

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文庫

紙の本

螢川・泥の河 改版 (新潮文庫)

著者 宮本 輝 (著)

【芥川賞(78(1977下半期))】【「TRC MARC」の商品解説】

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螢川・泥の河 改版 (新潮文庫)

税込 506 4pt

螢川・泥の河

税込 440 4pt

螢川・泥の河

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  • 税込価格:73,601669pt
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みんなのレビュー202件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

「雪」 「桜」 「螢」

2009/03/02 22:13

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サムシングブルー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『螢川』の舞台は昭和三十七年の富山の街です。

 著者宮本輝氏は「一年を終えると、あたかも冬こそすべてであったように思われる。土が残雪であり、水が残雪であり、草が残雪であり、さらに光まで残雪の余韻だった。」と、富山の街を描いています。
 水島竜夫は14歳。家の前にはいたち川が流れています。竜夫は小学校四年のとき、「四月に大雪が降ったら、その年こそ螢狩りに行こう」と、建具師の銀蔵爺さんと約束します。竜夫が中学三年になった四月、そのときが訪れます。それはもしそんな年が訪れたら一緒に螢狩りに行こうと、同級生の英子との間でかわした約束でした。ずっとそのときを待っていた竜夫の心情を宮本輝氏は「目が醒めた瞬間から、竜夫は胸の中で、四月の大雪や、四月の大雪やと叫びつづけていた。」と、描いています。
 竜夫の父、重竜は竜夫のいる前で倒れ、帰らぬ人になります。重竜と千代が一緒になるくだりは、越前岬の風景に海鳴りと二人の耳に聞こえる三味線の音がかぶさり、絶品です。そして千代の重竜への愛、竜夫への母親の愛に、胸が熱くなりました。
 竜夫は英子の写真を関根圭太から「友情のしるしやが。」ともらいます。思わず、好きな人の写真を眺めていたの頃の自分を思い出してしまいました。関根は用水路で死んでしまいます。洋服の仕立て屋を継がせたかった圭太の父は狂ってしまいます。関根の死は何を伝えたかったのか、理解できませんでした。

 「ことしはまことに優曇華の華よ。出るぞォ、絶対出るぞォ」
そして、銀蔵と竜夫と英子と千代は、いたち川を南に向かって上がっていきます。そこには・・・。

 『螢川』は「雪」「桜」「螢」の三章からなります。どうぞ、宮本輝氏の世界を堪能してください。

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紙の本

宮本文学、ここにはじまる。

2012/05/17 18:02

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第78回芥川賞受賞作(1978年)。作家宮本輝はこの年、のちの川三部作のひとつとなる『泥の河』で太宰治賞も受賞している。(川三部作のもう一作は『道頓堀川』)
 まさに神が舞い降りた瞬間だった。
 宮本以前の受賞作をみると、第75回が村上龍の『限りなく透明に近いブルー』、第77回が三田誠広の『僕って何』と池田満寿夫の『エーゲ海に捧ぐ』のW受賞と続いていた。
 まるで、行き過ぎたムードを是正するかのように、それまでとはまったく異質の、古典的ともいえる作品が選出されたといえる。

 では、この『蛍川』がそれほど完成度が高い作品であるかどうかといえば、あまりにもたくさんの要素を詰め込み過ぎている感は否めない。
 この後、この作品をほどき、また新たに紡ぎだすようにして、宮本が重厚な長編作を発表しつづけたのは周知のことだろう。
 それでも、この作品が読者に与える感動は、やはり大いに評価すべきだ。
 宮本文学、ここにはじまる。

 物語は昭和37年の富山の冬の終わりから夏の初めまでを描く。52歳で初めてわが子を得た実業家重竜はそのことで妻と離縁し、若い千代と再婚していた。その子竜夫の、14歳の季節である。
 この年、富山は3月だというのに大雪に見舞われていた。遅い大雪には雪のような蛍が舞うという伝説を竜夫は信じていた。そんな中、事業に失敗しすさんでいた重竜が倒れる。
 一家を襲う悲劇が、竜夫の淡い恋と千代と重竜の燃えるような過去の交情と重竜という実に男くさい人物の姿をないまぜにして描かれていく。
 悲劇ではあるが、そこには精いっぱい生きようとする人々の姿が描かれる。

 どれをとっても物語はもっと深みと幅をもっているような気がする。
 例えば重竜と先妻春枝、それに竜夫の将来がどのようにつながっていくのかといったこと、竜夫の淡い恋の相手英子のそれからはどうなるのかといったこと。
 この物語はそういう意味では人生の一片にすぎないのだ。

 宮本輝がこの作品で芥川賞を受賞したことは僥倖だったが、この作品が芥川賞であればこそ、宮本文学はその後、見事に咲き誇ったのだといえるだろう。

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紙の本

しみじみと心に浸み込んでくる作品。

2023/04/29 10:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

しみじみと心に浸み込んでくる作品。私の不得手とする情緒的・抽象的・哲学的表現なのに何故か判ると言うか感じるのである。いずれの作品も戦後間もない時期。価値観が大きく変わり、戦後復興の中で日本人の感性も大きく変化しつつあった時代。生きるのも大変な時代の日常を淡々と描いているが、不思議と悲惨さや悲愴感は薄い。作中で描かれる情景は正に私の心象風景に合致しており、そこで起きる日常を繊細な神経で見つめる「僕」=作中の主人公の視点は、目の前の現実を理解できずに生き続けてきた私の視点にも繋がるように感じる。何故か判る判ると、心に浸み込んでくるのは何故だろう。不思議。

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電子書籍

おもしろい純文学

2023/02/28 14:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る

宮本氏は歳を重ねるにつれエンターテインメント作家になっていったが、これは最初に本書のようなおもしろい純文学を書き、芥川賞を獲ったからだろうか。おもしろいけどエンターテインメント文学とはいえない。
それまでの筆者の読書経験からすれば、スケールが小さい、些細な描写にこだわりすぎ、作者は多くの大衆に読まれないことを好む、そしておもしろくない、これらが純文学の特徴だった。
それが本2作で激変した。そんな作品だった。40年ぐらい前だろうか。

まず、泥の河。
少年を描かせれば、この作家がピカイチではないかと思う。
登場人物からすれば、ジュブナイルとまではいかないまでも、教科書に載ってもよさそうなものだが、背景が大人向けなので、そうもいかない。
時代は1950年代中盤、もはや戦後とはいえない経済成長期のはず。でも、描かれる場面は貧しさが満載だ。実体はこれが正しいはず。筆者の少年期である、1960年代であっても、高度成長期に似合わない貧しい光景をさんざん見てきた。
著者が本作を書いたのが1977年だから、おそらく同年代の人たちに郷愁を覚えさせようと書いたのではないだろうか。
そして2020年代に突入した今となれば当然に、50~70歳の世代ならノスタルジーを感じるはず。
本の内容だけでなく、とんでもなく変化のある時代を生きてきたんだなと大昔の自身の少年時代を思い出して感慨にふけるのではと思う。

あらすじには触れなかったが、こんなレビューや解説を読むより、あらゆる年代の人たちには読んで感慨に浸ってほしい。

泥の河よりも少し年長の少年が登場する蛍川もよくできているし、映像的でテーマもわかりやすく、人気という点では、本作に軍配が上がるかも。
でも個人的には、泥の河が断然よかった。

どちらの作品も、地味だが、とにかくおもしろい、というのが2作に共通した感想である。

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電子書籍

宮本輝、ここから始まる

2020/09/24 16:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

第78回芥川賞受賞作。(1977年)
 第77回芥川賞が池田満寿夫氏の『エーゲ海に捧ぐ』の受賞で物議をよんだ反動で、宮本輝氏の抒情性の高い作品で決定したのかと思いきや、この回もかなりもめたようだ。
 結果として、この第78回も高城修三氏の『榧の木祭り』との2作受賞となった。
 選評を読むと、大江健三郎委員は批判的である。
 「いま現におなじ時代のうちに生きている若い作家が、ここにこのように書かねばならぬという、根本の動機がつたわってこない」と、手厳しい。
 1935年生まれの大江氏からみて、1947年生まれの宮本氏が古色蒼然とした読みものを書くことが許せなかったのかもしれない。
 しかし、その後の宮本氏の作家活動を見ていくと、この作品は宮本氏にとって「根本の動機」であったことがよくわかる。
 まさにこの作品と『泥の河』が宮本氏の原点といっていい。

 この作品は富山を舞台に中学2年の冬から中学3年の夏までの、一人の少年を主人公にした中編である。
 冬に少年の父重竜が倒れ、春その父が亡くなる。
 そして、少年と母千代は夏、蛍の乱舞を見られれば、大阪に引っ越していくことを決める。
 多くの選考委員がそのラストの場面を絶賛している。
 久しぶりのこの作品を読んで、ラストの蛍の乱舞の美しさよりも、母である千代がかつて他の妻の亭主であった重竜と越前へ駆け落ちする場面の方が印象深かった。
 それ以外にも場面転換の巧さなど映画的な手法が随所に見える。
 その映画的センスが、ラストの蛍の乱舞の見事な演出につながったように思う。

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紙の本

匂いまで伝わってきそうな臨場感

2002/05/23 17:38

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

どちらも描写が生々しく、妙に人間くさくて最初は少し抵抗感を感じるだろう。
けれど、それがかえって臨場感を増し、話の中に引きずり込まれるようだ。
「泥の川」では最初から馬車引きの死という印象に強い物から始まり、少年の視点から見る全ての物が特別に、そして歪曲した物に感じられる。
移り変わろうとしている時代への不安が巧みに表現されていると思う。
「蛍川」にもその描写が際立っていて、友の死と蛍火を通して主人公が生と死の感覚を掴んでいく様子が強く書かれている。

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紙の本

映画を見てから読み直し

2017/02/26 14:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みどり次郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

泥の河を映画で見た。深いため息と何ともいえない想いが胸に残った。是非原作を読みたいと思い初めて宮本輝の本を購入。見てから読むとまた違った感情に包まれる感じがします。

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紙の本

蛍川・泥の河

2002/07/13 19:12

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MMM - この投稿者のレビュー一覧を見る

 河を舞台にした小説。
 簡潔でどこかしら郷愁を思い起こさせるような雰囲気を醸し出している文章。
 下町に住む人々の人情味にあふれるが何処かしら寂しさを湛えた会話。
 ゆっくりとした、だが、小気味よい展開。
 そんな宮本輝さんの作品を読みながらなつかし昔を思い出してしまった。

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紙の本

大阪の下町ものが好き

2019/01/28 16:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「泥の河」と「蛍川」、どちらが好きかと聞かれると、「泥の河」だと即答できるだろう。私は大阪の下町ものが好きだという補正がかかってしまう。しかも、からっとしたものではなくて、じめっとした作品に心ひかれる。例えば、車谷長吉氏の「赤目四十八瀧心中未遂」のような(厳密にいうと兵庫県尼崎市出屋敷なので、大阪ものではないかも知れないが)。この作品もじめっとしている、少年と安治川に船を浮かべて生活するこどもとの交流をえがいているが、その母親は船の中で客を取って生活している。その場面を少年は目撃してしまうことになるのだが、客をとる母親を小栗浩平氏監督作品では加賀まりこが演じている、まさに適役だろう。この作品も高評価を得ているが、やはりディープな大阪というのは絵になる

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紙の本

読み応え十分の傑作

2001/03/30 22:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポンさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『蛍川』は芥川賞、『泥の河』は太宰治賞を受賞していることから、両作品とも十分に読み応えのあるものであると言える。
 地味ではあるが、落ち着いた作風のなかに、読者の心に衝撃を与えるようなメッセージが潜んでいる。しかし、それを解読するのは容易でない。
 両作品とも、登場人物の予告なしの突然の死が描かれている。なぜ?どうして?という居心地の悪い気持ちを抱いたまま、フィナーレに臨むことになる。こうして作者は、人の生死について各々が立ち止まって、思いを巡らせる時間を取るように、要求しているように思われる。

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2005/09/04 12:34

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2005/10/27 16:48

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2005/11/15 21:52

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2005/12/08 03:48

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2005/12/22 02:33

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