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誰よりも美しい妻
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.12
  • 出版社: マガジンハウス
  • サイズ:20cm/243p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-8387-1632-X
  • 国内送料無料

紙の本

誰よりも美しい妻

著者 井上 荒野 (著)

ヴァイオリニストの夫、そして夫の先妻と若い愛人。息子とその恋人。誰よりも美しい妻を中心に愛の輪舞が始まる。恍惚と不安、愛と孤独のあいだをゆるやかに。誰よりも美しい妻は幸福...

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誰よりも美しい妻

1,620(税込)

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商品説明

ヴァイオリニストの夫、そして夫の先妻と若い愛人。息子とその恋人。誰よりも美しい妻を中心に愛の輪舞が始まる。恍惚と不安、愛と孤独のあいだをゆるやかに。誰よりも美しい妻は幸福なのだろうか、不幸なのだろうか。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

井上 荒野

略歴
〈井上荒野〉1961年東京生まれ。「わたしのヌレエフ」でフェミナ賞、「潤一」で島清恋愛文学賞を受賞。著書に「グラジオラスの耳」「もう切るわ」「だりや荘」など。

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みんなのレビュー36件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

完全犯罪のような恋愛小説

2008/09/15 02:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:田川ミメイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「誰よりも美しい妻」というタイトルでありながら、愛妻家の物語ではない。いや、たしかにある意味では、愛妻家なのだけれど。

妻である園子のことを「誰よりも美しい」と心底(心底!)思っている惣介は、にもかかわらず、これと思った女に出会えば迷うことなく口説き落とす。有名なヴァイオリニストである彼に近づいてくる女は後を絶たないから、まるで子どもが玩具をほしがるように、次々に「恋」を手に入れていく。時には熱病のように恋に溺れ、しかもそうやって手に入れた女を、あろうことか妻の前に連れてくる。飼い猫が悪戯に捕ったネズミを、飼い主に見せにくるみたいに。

そんな夫を、園子は何も言わずに見ているだけだ。卑屈になることもなく、嫉妬の言葉をまき散らすこともなく、静観している。
園子という女は、夫が誰よりも自分を愛していると知っていて、それで余裕綽々、高みの見物をしているのだろうか。読みはじめたときはそう思った。が、そうではないことが少しずつ分かってくる。そんな両親を、息子の深は子ども―初恋に戸惑う12歳の少年―らしい視線で、やはりじっと眺めている。

こう書くと、どろどろとした愛憎小説のようであるけれど、物語はいたって淡々と進んでいく。めくるめくメロドラマになりそうなものなのに、この小説はとても静かだ。それぞれの胸のうちには、色んな思いが渦巻いているはず。が、誰もそれを口に出しはしない。会話の中にも、核心を突くような言葉は出てこない。

物語は三人称で書かれているけれど、場面ごとに視点が入れ替わり、妻と夫と息子、ぞれぞれの目を通した日常やちょっとした出来事がつぶさに描かれていく。そこにも、あからさまな感情の吐露はほとんどない。だからかえって、その静けさがどこか不穏に思えてしまう。掴みきれない不安のようなものが通底音のように流れている。

登場人物の中には惣介の元の妻―彼は園子と知り合ってこの妻を捨てた―も出てくるのだが、このちょっとエキセントリックな元妻を時おり訪ねていく、という園子のその行動自体にも、彼女の不安定な気持が見てとれる。そしてまた、そこでの短いやり取りで、それぞれにとっての惣介という男が浮き彫りにされていく。
すべてがそんな調子で、ささいなエピソードから、その人物の本質がじわじわと炙り出しのように浮き上がってくる。つまりは登場人物が、互いに互いを際だたせていて、それが実にさりげなくて、見事だ。

誰よりも美しい妻がいるから、よその女と恋をする惣介。互いに愛し愛されていると知っているから、夫の恋を認める園子。矛盾するようでありながら、その関係が嘘っぽく感じないのは、たぶん各人物の描き方に「ぶれ」がないからだ。園子ならば、きっとこうする、こう考える、惣介ならば、深ならば、と、その部分が納得できてしまうから、妙なリアリティが生まれてくる。辻褄があわなかったり、腑に落ちなかったり、釈然としない、ということがない。

もしもこれがミステリーであったなら、完璧な犯罪小説というところだろう。細かな伏線が張り巡らされ、それが知らぬ間に収束していき、ラストで思わず唸らずにはいられないような完全犯罪小説。
出版社の紹介文には、マガジンハウスのリトル・マガジン「ウフ.」に連載(13回)された作品を『全面的に改稿、完璧な作品に仕上がりました』とあったけれど、たしかにこれは完璧な恋愛小説だと思う。ただ「雰囲気」だけで体裁を整えたような恋愛小説では、決してない。


OfficialWebSite「mi:media」

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紙の本

諦念と強さと悲しさと

2006/03/21 22:05

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 誰よりも美しい妻を手に入れた男。結婚して12年経っても、妻は時々ぎょっとするほと美しい。妻に不満があるわけではないのだが、男は次々と新しい恋に落ちる。そして、妻は夫の浮気性にとっくに気付いている。
 このようにあらすじを書いてしまうと、よくある物語に思われてしまうかも知れないが、本書の展開には目が離せないものがある。夫の惣介や妻の園子の視点だけでなく、12歳の息子や惣介の前妻や惣介の浮気相手の視点から描かれている部分があるというのも大きいが、何と言っても、バカ丸出しの夫のキャラクター造型と妻の心理描写が巧みに描かれているからだろう。
 たとえば、ヴァイオリニストである惣介のもとに学生数人がグループレッスンを受けに自宅にやって来たある夏の日の午前中。惣介は園子に着物を着るように勧めたり、昼食には鰯を学生たちにふるまうように指示する。園子には学生のうちの1人が惣介の新しい恋人だとすぐに分かってしまう。なぜなら、「着物とか鰯とか。それは新しい恋を得たときの、惣介一流のはしゃぎようだ」からだ。
 その他にも、惣介の専制君主ぶりを表すエピソードは満載で、愛想を尽かしてもいいようなダメ夫っぷりなのだが、園子は絶対に別れようとしない。惣介を(正確に言えば“惣介の孤独”を)愛しているということももちろんあるのだが、それよりも、悲しいほどの意志の強さと深い諦念を園子が内に秘めていることが読み進めていくうちに分かる。そして、それを支えているのが、自分の美しさへの絶対的な信頼と浮気相手への優越感であることも。
 夫婦を描いた作品の中では、近年まれに見る傑作だと思う。

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紙の本

誰よりも美しい妻はどんな妻か

2008/07/20 22:54

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰よりも美しい妻がいるのに浮気ばかりの夫。思春期の息子の初恋も同時進行させ、愛と恋はやっぱり別物もしくは別腹と思わせる。

夫は成功した音楽家、妻は容姿端麗にしてお料理上手というスタイリッシュでセレブな夫婦の日常を描いたこの物語。醒め切っているわけでもなく、激しい愛憎に身を置くわけでもなく。浮気相手・前妻・息子がほのかな恋心を寄せる少女の母親など多彩な人物に彩られ、恬淡としながらもどこか間抜けで微苦笑を誘います。

極めて軽やかな語り口ながら、結構怖いこと書いてます。浮気する夫、浮気の兆候に気付きながらも平静で、夫の要望通りに振る舞う妻。掌の上で転がされているのは果たしてどちらか。美しい妻が心から愛するのは誰なのか。なんだやっぱり。そのオチに納得する人は意外と多いはず。

でもそれって美しいことなのか。私にはわかりません。わからないけれど、最後の最後で表出する美しい妻の激情に触れて初めて、誰よりも美しい妻にその辺にいそうな身近さを感じました。新しい形の恋愛小説という触れ込みですが、恋愛、夫婦、家族。それらを別個に扱うことの不自然さを思えば家族小説といってもいいのでは。

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2006/04/06 17:00

投稿元:ブクログ

この小説には様々な愛の形が描かれていますが、「美しい妻」であるところの園子は、その愛までもゆったりとして美しかった。こういう人って何が起こっても、心は乱されても、芯の部分は揺らがないんだろうな、と思う。

2013/03/24 13:06

投稿元:ブクログ

 美しい妻、才能に恵まれた夫、その遺伝子を受け継いだ息子。経済的にも恵まれたこの暖かい家庭の、それぞれの初恋の物語。

 美しい故の孤独、才能があるが故の孤独と、しかしだからこそそこから享受する幸せがほのぼのとした文体で綴られているのが読んでいて心地好かった。

2006/04/03 13:51

投稿元:ブクログ

エロティックな題名に惹かれた。江国香織や小池真理子と違うのは著者が男性だからだろう。夫の惣介がちとうらやましい。

2006/01/21 15:14

投稿元:ブクログ

園子の気持ち、何だかすごくよくわかる気がする。甘美だけど出口の見えない暗闇のような感じ。物語の世界に引きずり込まれる感覚を味わえた。(2006.1.18)

2006/09/20 13:34

投稿元:ブクログ

2006.09. まず、タイトルがすごい。このインパクトだけで惹きつけられて読んでしまう。美しいという定義は人それぞれなんだろうけれど、確かにこの小説の中の“妻”は美しい。だけど、彼女が黙って見過ごす(暗黙の責めみたいなもの)が、恐ろしくグロテスクだった。すごく井上さんらしい小説。

2007/01/10 22:42

投稿元:ブクログ

バイオリニストの夫、そして夫の先妻と若い愛人。息子とその恋人。誰よりも美しい妻・園子を中心に、不思議な愛の輪舞が始まる。園子はカンペキ。容姿端麗で料理上手。そして夫の好みを完全に理解している。夫の女関係も把握し、それについては知らぬ顔をしている。愛人にくってかかられることも仕方なく思ってしまう。園子の前ではみんなたじたじになってしまうのだろう。いつか、くずれるのではと読み進めていったが最後まで園子は完璧な芸術家の妻だった。

2006/08/05 00:43

投稿元:ブクログ

20060805
江國香織っぽい倦怠感というか。物理的な境遇には憧れるけど、誰よりも美しい妻にわたしはなれないと思った。
ーーー
20120708再読。やっぱりどこへも行けない物語だな。文体と視点切り替えがすきです。

2010/12/06 02:21

投稿元:ブクログ

絵に描いたような完璧な妻、完璧な妻をあちこちで自慢しつつも奔放に浮気を繰り返す夫。最初はあまりの妻の献身とパーフェクトな立ち回りぶりに、正直これはないんじゃないのと思いましたが、最後の何行かで、あ、よかったこの人も人間だったと思ってしまった。ある意味とっても生々しいお話。男性は最後これショックかも

2011/08/03 22:59

投稿元:ブクログ

ちょっと続いてしまったせいか、いまいちでした。
これほど登場人物1人として好感が持てない小説もあまりなかったかも。(-_-;)
なんでだろう?

ちょっと細かいけど、設定があれ?って感じです。
息子は12歳で飲酒?恋?
うーん、せめてあとプラス3歳くらいにしようよ。(笑)

5年前、美しい妻が28歳の時に家を建て…ということは今もう33歳のはず。
それがバレエ教室では20代前半なのは自分だけって…30代の間違いかな。
息子の友達のお母さんがアル中という設定も必要だったの?

この方の小説は読みやすいですけどね。

2008/08/10 22:11

投稿元:ブクログ

荒野さんの小説は、時間がゆっくり流れているのを感じる。そのぶん、恋愛の調べが倍音になって心に響く。男女の関係は石で作った橋を渡るように、頑強なのに危うい。

夫と妻という立場は、何者にも侵すことができない領域なのか。しかも愛し愛されているという真実を疑いもしなくなるのか。その強さはなんだろう。誰よりも美しい妻は恋愛に慢心しない。夫を自然に愛し、それが当たり前のように振舞う。家庭料理が出てくる場面は家族の絆の深さを感じる。夫婦というものは、それが当たり前なのか。
浮気を繰り返す夫を、妻は全てわかっている。しかし絶対夫は自分のもとへ帰ってくるのを知っている。誰より美しいからではなく、妻だからだ。夫を心から愛している「家族」だからだ。帰巣する本能を愛情で出迎えることができるから、妻は誰よりも美しいく強いのだ。妻のもとへ帰ってきた夫が、たとえ亡骸になったとしても。

妻というものに、憧れ、見習い、嫉妬した物語だった。
愛は、怠惰だ。

2010/02/26 16:22

投稿元:ブクログ

私はこういうお話嫌いじゃないなあ

そう女の人はとてもしたたかなのです
だからいいんだと思います

信じるなんて別に根拠はなくていいのかもしれない、難しいけど

2009/03/10 15:49

投稿元:ブクログ


「誰よりも美しい妻」
タイトルに引かれて読み始めましたが
うーん。
中身があまり無かったというか
伝わってくるものが無かったような・・・
思わず、流し読みをしてしまった一冊。