紙の本
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2017/10/17 01:28
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投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前から何となく疑問に思っていたことが、この本を読んですっきりしたことなどあり、読んで良かったと思いました。
紙の本
脳の仕組みを学ぶ
2015/10/31 23:12
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投稿者:けのび - この投稿者のレビュー一覧を見る
心理学や神経科学の実験を通して脳や心のしくみを楽しく学ぶことができる1冊。
各節には”やってみよう”のコーナーがあるので実践しながら理解できるのも特徴。
紙の本
内容紹介
2005/12/20 17:25
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投稿者:オライリー・ジャパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書『Mind Hacks』は、最新の脳科学を基にした解説と簡単な実験で、脳と心のはたらきを知る、まったく新しい脳の本です。
たとえば、目には「盲点」があり、その部分は何も見えないはずなのですが、いつもはそれに気づくことはありません。それは目が高速に移動し、脳がそこから得た映像を滑らかにつなぎ合わせているからです。本書では長い間かけて進化してきたこのような脳のはたらきを、Webサイトの動画や身体を使った“ハッキング”で明らかにします。脳がどのように自分を「ごまかして」いるのか、それを知ったとき、世界はまったく違うものに見えるでしょう。
本書で扱うテーマは「脳の構造」「視覚」「聴覚」などの基礎的なものから、それらを統合して行われる「運動」「推論」「記憶」、さらに実生活に必要な「他者との関係」まで。自分の頭のなかでは何が起こっているのかを知りたい方、心の成り立ちを知り、その知識を仕事に役立てたい方におすすめです。
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脳科学、認知心理学の観点から、脳が引き起こす興味深いエラーについて考察する。実際に体感できるように参考URLや絵が載っていて面白い文系の私でも充分楽しめる一冊。
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昔から興味はあったにはあったんだけど、2004年末に母親が脳梗塞で倒れて、それ以来左半身に麻痺を持つようになってから、脳神経科学や認知心理学といった脳の中での出来事、化学的な構造や心を取り扱う分野にすごく興味がでてきて、少しずつ勉強をしている。
この本は脳神経科学や、認知心理学の入門書としてもすごくできがいいし、簡単な方法で出来る実験の仕方もかかれていてすごくおもしろい。
オライリーから出ているけど、ITの本ではなく、かといってがちがちの医学書でもないので、脳とか心とかに興味がある人には楽しく読めると思う。
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「自分の脳みそが無意識のうちに勝手に自動的に処理していること」
の一部を知ることができる一冊。
「人間にこんなことをやらせると、こんな結果が出る」という手軽な実験が紹介され、
そこから、あたまの中がどんな風に情報を処理しているのかを考えていく本です。
おかたく言うと、認知神経科学という分野にあたりますが、予備知識なしで読めます。
脳、認知、こころ、情報処理、といったキーワードに興味を持っている人にはおすすめ。
今流行り(?)の錯視も載っています。
心理学や人間工学の分野に関わっている人には、特におすすめしたいです。
不思議なはずなんだけど当たり前に感じている現象、というのは、
人間の行動を研究をする人にとってはめっちゃおいしいネタですので。
あと、洋書特有の、きっちりすっきりしている構成も読みやすくて良いです。
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うちの研究室の必読書となっていて読んでます。ヒトはどうやって物を見るのか等を知りたい人には、ぜひオススメです
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僕たちの心、特に五感のような無意識の部分がどういう仕組みになっているか、簡単な実験で検証するという本。何より凄いのが、僕たちはどのように世界を認識しているか、というテーマをさらりと解説するのに成功してる。僕らが普段見ている世界が目から入力された断片的情報を元に脳が生成しているものだとは知らなかったよ。おすすめ。
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実験は面白いですね、ただ学術的な記述には少しがっかり。今まで言われていた事を確認できるのは面白いですが、80%で挫折しました。
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脳科学に関する知見を100個列挙した本。専門的な語をなるべく排除してわかりやすく書きながらも、参照した論文を大量に載せてくれているのでデータや詳細を知りたい人にも優しい。概要を掴むには最適。面白かった。
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(2007/09/06)
脳科学本。ちょっと授業に感化されてみる。人工知能と絡めて考えたら面白そう。すぐに出来るちょっとした実験なんかも載っているらしい。
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オライリー社が、コンピューターの技術書以外の本を出しているということを初めて知った。主に、脳科学や、認知心理学といった分野のトリビア的な雑学が100トピック集められている。
まったく知らなかったことや、衝撃的な内容も多く、人間の脳が、無意識のうちにいかに高度な情報処理をおこなっているのかが、この本を読んでよくわかった。
各章とも、「理論」と「実践」の二本立てが中心になっていて、目の錯覚のような実際に体験ができるような内容は、自分自身ですぐに確認が出来るような構成になっているのが面白い。この、手軽に実践出来るミニ実験が、「HACKS」的な部分なのだろう。
純粋に科学的な専門知識の話しから、知っているとちょっと面白い小ネタ的な内容まで、幅広く取り揃えられていて、読み物としてとても面白かった。
【特に面白かった話し】
・「人間は脳の10%しか活用していない」という俗説は間違い
・人間が目を動かしている(サッケード)時の映像は真っ暗になっている。1日に何十万回も映像が途切れているが、その間の映像は脳が補正して作り出している
・パッと時計を見た時、しばらく時間が止まっているように感じられるのは、脳が、目を動かすのにかかった時間を差し引いて逆算しているから
・2つの耳で音源の位置を特定するというのは高度な計算で、左右の耳に音が届く時間差や、耳たぶに反射して変わった周波数などから判断している
・脳は、常に次の出来事を予測しているので、故障していたエスカレーターに乗ると違和感を感じる
・テーブルに置いた任意の指を1本持ち上げてもらう時、機器で脳波を測定すると、持ち上げた指を決めた時よりも、指が持ち上がったタイミングのほうが早い
仮に我々が脳の10%しか使っていないのだとしたら、中には失われても何の問題も起きない部位もあるはずだ。だが、脳はどの部位であれ、少しでも失われれば、通常ならできるはずのことができなくなる。つまり使っていない部位などない、ということだ。決して10%しか使っていないということはない。進化論の観点から見ても、「10%の神話」が真実であるとは考えにくい。人間の脳は非常に「コストの高い」組織である。脳は、重さは体重の2%ほどに過ぎないにもかかわらず、心臓から供給される血液の約20%、そしてそれと同程度の酸素を消費する。90%の部分が役に立たないような組織を、それほどの大変なコストをかけて維持している、などということがあるだろうか。(p.12)
サッケードの間に目の前で何かが起きたらどうなるのだろうか。よほど明るい光が発せられない限り、何が起きても見ることはできない。サッケードは不思議なものだ。1/10秒ほど世界が真っ暗になるということが、常時、1日何十万回と繰り返されているのに、我々にはまったく自覚がないのである。(p.60)
驚くのは、人間の目が、上部が白くなった円を、「膨らんでいる」とのみ認識し、決して「くぼんでいる」とは認識しないということだ。実際には2つの形状に見える可能性がありながら、自動的に1つに絞ってしまうのである。光が上から当たっていると脳が判断するには十分な理由があると思われる。光というのは我々の生きる地球上では多くの場合、太陽の光である。太陽の光ならば必ず上から当たる。(p.70)
奥行きの認知にはいくつかの手掛かりが使われる。心理学では、これを「奥行き手掛かり」と呼んでいる。研究によれば、奥行き手掛かりは、我々の環境中に最低19種類は存在しているという。(p.78)
視界は頭が動くことによってもぼやける恐れがあるが、それを防ぐ仕組みも人間には備わっている。頭が動くと、動きを知らせる信号が目に送られ、その信号を基に目は頭の動きと反対方向に動くのである。これを「前庭動眼反射」と呼ぶ。この仕組の存在は、本を手に持って、頭を左右に振りながら読んでみればはっきりとわかる。頭を振っていても何が書いてあるかはわかるはずだ。逆に、頭を振るのと同じ速度で、本の方を振ってみると、まったく読めなくなってしまう。字の動き方は事実上同じはずなのだが、結果はまったく異なる。(p.113)
何かが自分に衝突しそうな進路で近づいてきた時、人間は80ミリ秒以内にそれに反応できる。この時間では、とても高度な情報処理は不可能である。正確には、2つの眼から送られた視覚信号を1つに合成することも、これほどの短時間ではできない。そこで、いかにも「ハッカー的」という方法で対応することになる。「視界の中に周囲より暗い部分ができ、それが形を変えずに急速に大きくなっている」ということさえわかれば、「衝突する危険あり」とみなして反応するのである。(p.123)
ハトの場合、「物体が近づいてくる」ということを認知する細胞(ニューロン)は中脳にある。このニューロンの機能は非常に厳密に調整されており、近づいてくる物体が確実に衝突しそうな場合にしか反応が起こらないようになっている。「ニアミス」のレベルでは反応は起こらない。角度にして5℃以下のずれであっても、衝突の危険なしと判断できる。物が近づいてくる経路や速度を判断する際にはやはり「視界の中の暗い部分がどの程度の速さで、どのように大きくなっているか」ということが手掛かりとなる。(p.124)
視覚が「何がどこにあるか」を知らせる感覚だとしたら、聴覚は「何がいつ起きたか」を知らせる感覚、と言うことができる。聴覚の時間分解能は視覚をはるかに上回っている。映画のスクリーンは1秒間に24コマなら、途切れ途切れに見えることはなく、絶え間なく映像が映っているように見えるが、「カチッ」というクリック音が1秒間に24回鳴ったとすると、それはクリック音の繰り返しに聞こえてしまう。(p.172)
感覚情報が処理されて、それに反応するための命令が筋肉に送られるまでにはどうしても時間がかかる。我々が「今、見ている」と思っている景色は、実は少し過去の景色であり、「何かをする」という決定がなされてから、実際に行われるまでの間には時間差があるということだ。このズレによる影響をできるだけ減らすため、脳は能動的、積極的に外界とのやりとりをする。また、絶えず「次に何が起きるか」を予測し、予測したことが起きた場合の対応もあらかじめ決めようとする。(p.232)
人間は、生物と物体からなる世界の中で進化してきた。生命のない単なる物体と生物とでは、後者の方が対処が難しく、時には危険ですらある。そのため、我々の脳はともかく生物を見つけやすくできており、少しでも生物らしいものがあると、すぐに生物であると解釈してしまうのである。(p.304)
人間は、顔の識別があまりに得意なため、周囲のあらゆるものに顔を見つけることができる。顔のつもりで描かれた「スマイルマーク」などの絵はもちろん、本来、顔などないはずの雲などに顔を見ることもある。(p.371)
表情は、何らかの感情が生じた結果、自動的に作られるものだ。表情の変化を完全に抑えることは困難だし、表情を偽ることも同様に難しい。これは、経験を積み、十分に注意をすれば、他人の顔の表情を見るだけで、本当の気持ち、意図がかなり正確にわかるようになるということだ。この技術は誰でもある程度は持っているが、さらに高い技術を持った人がいる。刑事や探偵、心理学者、大金を賭けるギャンブラーなどはその例である。(p.375)
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脳のつくりを、いろいろなテストによりハックする。一般的に言われている「創造的な右脳、論理的な左脳」、「脳細胞の内、使われているのは10%以下」などは、医学的には全くのウソ等、いろいろと面白い話がてんこ盛り。脳に対する一般論に毒されている人にお勧めします。
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頭の体操みたい。
脳は簡単に騙せるし、脳に簡単に騙される。
伝染病の例え話、どこかで聞いたような…ワスレタ。
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人間は普段脳の10%しか使っていないというのは大間違いだそうです。
今の自分以上の自分がいると勘違いしないで精進しましょう。