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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.1
  • 出版社: 洋泉社
  • サイズ:19cm/287p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-89691-974-2

紙の本

ブレードランナーの未来世紀 (〈映画の見方〉がわかる本)

著者 町山 智浩 (著)

保守的で能天気な80年代ハリウッド映画の陰で、スタジオから締め出された映画作家たちは、異様な悪夢の世界を描いた映画を作っていた。その理由を、入手可能な資料と監督自身の言葉...

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ブレードランナーの未来世紀 (〈映画の見方〉がわかる本)

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商品説明

保守的で能天気な80年代ハリウッド映画の陰で、スタジオから締め出された映画作家たちは、異様な悪夢の世界を描いた映画を作っていた。その理由を、入手可能な資料と監督自身の言葉を手がかりに解きほぐす。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

町山 智浩

略歴
〈町山智浩〉1962年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。宝島社で「おたくの本」等を企画編集、洋泉社で『映画秘宝』創刊。著書に「底抜け合衆国」など。オークランド在住。

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みんなのレビュー34件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

ハートフル80年代映画の裏側で起こっていたこと

2006/01/07 04:19

14人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:南波克行 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ハートウォーミング・ドラマの代名詞として、合衆国では国民的な映画として知られる、1946年のフランク・キャプラ監督作品『素晴らしき哉!人生』。これは、人生に絶望した主人公が、自分など生まれてこなければよかったと思いつめたところ、天使が現れ、彼がいなかった場合の世界に連れていく。するとそこは、まるで地獄のような悪の街と化しており、恐れおののいた主人公が、「生まれてこなければよかったなどともう言いません!」と叫ぶと、街は元通り。彼の苦悩はすべて解決し、友人たちの慈愛に包まれるという、究極のハリウッド・ハッピー・エンディングである。
 しかし本当にそうだろうか。楽観主義の究みと言われる、この作品が描く地獄は、どう見ても尋常ではない。主人公が被る災難のいちいちも、あまりに悪意がすぎる。こんな作品がハッピーでなどあるものか。そう思った映画人がわずかながらいる。そして、彼らの作ったいくつかが、80年代を代表するカルトムービーとなった。それが、本書で扱う『ビデオドローム』、『グレムリン』、『ターミネーター』、『未来世紀ブラジル』、『プラトーン』、『ブルーベルベット』、『ロボコップ』、そして『ブレードランナー』というわけだ。
 確かにこれらが80年代を代表する作品だとすることに異存はない。しかし、そのいずれもが、『素晴らしき哉!人生』のネガティブなリメイクであるというのが、本書の驚くべき着眼点だ。そんなことこれまで考えたこともない。これにはとにかくぶったまげた。
 さらにこの8作品がいずれも(『グレムリン』以外は)、ハリウッドのメジャースタジオ以外からの資本で製作されているという指摘が、さらに斬新で抜かりのない視点だ。当時のレーガン政権下における、「保守的で能天気な」80年代ハリウッド映画の傾向の中では、これらの作品はまともなやり方では製作され得なかったからだ。
 本書は、豊富な情報を積み重ねながら、これらの作品の成立過程を詳しく紹介していく。そしてなお驚くべきは、そこで描かれた世界像が80年代アメリカを風刺すると同時に、21世紀現在をも幻視していたという事実だ。『ビデオドローム』が描いたように、ビデオ映像と現実の一体化という悪夢世界が、ネット社会として現実となり、テレビ伝道師を導師と仰ぐ男がホワイトハウスの頂点に座り、その支援企業はメディアを独占支配し、政府は放送倫理規制を強化、の形で現実化したという本書の指摘には、恐怖すら感じるだろう。
 しかしこんな書き方をすると、「現代」をするどく抉った「社会派」の映画作家たちを支持する本なのかと疑われそうだが、まったくそうでないところが、本書の真に価値ある点だ。これらの映画を作った監督たちは(『プラトーン』のオリバー・ストーンは別だが)、社会悪を糾弾しようとか、現実を風刺しようなどというケチな了見など1ミリもない。あくまでも、自分の本能的なヴィジョンを、どこまでも頑固に押し通していった結果(その狂気ぶりを描く『ロボコップ』の章は、ことに秀逸である)、たまたまそうなっただけなのだ。だからこそ彼らは作家としてすばらしいのであり、そんな彼らの妥協なきヴィジョン追求の姿こそが美しい。筆者のそんな強烈な主張が、全編に鳴り響いているのである。
 中でも『グレムリン』のジョー・ダンテが、自身の趣味を作品に反映するのに、いかなる努力を重ねてきたかの論説が白眉だ。「幼稚だ」、「俗悪だ」という心ない思い込みは、近作『バック・イン・アクション』や、屈指の傑作『マチネー』を葬り去った。筆者は客観的な事実を説明するようにみせて実は、そうした無理解によって、映画界がいかに多くの傑作・秀作を見失っているか、怒りをこめて糾弾している。そんなところにまで目配りを行った本書は、内容のみならず、その志においても超一級である。

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紙の本

80年代の非スタジオ的作品群

2007/10/26 00:14

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 前作の「<映画の見方〉がわかる」がめちゃめちゃ面白かったので
その続編というか、80年代バージョン(前作では、60~70年代の映画を取り扱っていました)
の本書も読んでみました。
 
 前作の「<映画の見方>がわかる」は、もう目から鱗というか、
こんなにスリリングで、映画の本質に迫った解説本はないと、
いうぐらいに、堪能した一冊でした。
 一冊で、一人の映像作家を丹念に迫った、良書は多数あれど、これだけ、
たくさんの映画を丁寧に企画の狙いから、脚本上での狙い、
監督の意図、興行収入、その後の社会的影響、まできっちり描いた解説本は、ないでしょう。
 名作と呼ばれるものが、実は、偶然の産物や、誤解でそうなっていたり、
実は、監督や、スタジオ、プロデューサーの意図は、ちょっと別にあったりと
映画という、大衆娯楽、通俗文化、それでいて、作家性、芸術性
(町山さんのスタンス的には、芸術とは、一言とも書いていませんが、
 (もっと通俗的なものというスタンス)
 一応、書いておきます)
まで発揮できるスリリングで解釈するのが、面白いな表現媒体だと知らしめてくれます。

 で、どれくらいまで町山さんが、解釈しているかを示す
面白い例があるのですが、
 本書でインタビューで監督に初めて会うケースが何度もあるそうですが、
いつあっても、初めての会う気が全くしないそうです。
それぐらい、映画の中の監督の意図、作家性を理解しているわけです。

 今回は、その80年代バージョン。
実は、映画業界、エジソンの特許の制約を逃れるため、東海岸から、撮影に適した
それこそ、未開発の土地、ノーマンズ・ランド、西海岸にやってきたのが、1920~30年代のことです。
 最先端の娯楽だったということと、感善に娯楽に徹した作品と配給システムの完全な支配により、
50年代に栄華を極めます、60年代~70年代は、テレビの発達や、公民権運動、ベトナム戦争などの時代背景により、
経営陣が全く対応できず、対応が後手後手になり、没落してしまいます。
 そのため、映画作家たちが、自由に作品を作れたの作品群を解説したのが、
前作の「<映画の見方>がわかる本」でした。
で、80年代は、映画産業が、これまた、再勃興した時代です。
(実は、ロックもそうです。この80年代は、産業ロック全盛の時代でした)
 ハッピーエンディングの所謂、プロダクションムービー、スタジオ、映画会社の完全支配による
映像作品が、その代表例。

 しかし!!。
 そんな、なかでも、みんながハリウッド映画として受け入れてみているけど、
実は、英国の資本や新興の映画会社によって、作られた、映像作家が作家性を前面に出した
カルトムービーといってもよい作品たちが、あります。それが、
この作品で取り上げられている映画作品です。

 個人的には、オリバーストーンのノンフィクションも読んだので、
「プラトーン」の章が凄かったのですが、
第三者的に客観性を持って挙げるとするならば、
やはり表題にもなっている、「ブレードランナー」の解説でしょう。
 「ブレードランナー」は、本ブログを読まれるかたなら、
誰でも御承知のディックの名作SF「アンドロイドは電機羊の夢を見るか?」
を原作にしたSF映画なのですが、映画のほうも、リドリー・スコットの映像表現とともに
その後のSF映画の未来のイメージの世界観まで確定してしまった名作です。
 この「ブレードランナー」も映画化権をもった人物の最初の脚本から
いかにして、ディックの作品からかけ離れていったか、
又、「デュエリスト」という前作を撮ったリドリー・スコットのブレードランナーに対する、テーマは、
全然違うところにあったり、
(この辺が、一周して、「グラディエーター」までめぐって回ってきます)
 その後のSF界の未来ビジョンまで確定してしまった
ブレードランナーの未来ビジョンは、何処から着たのか、とか、
これは、映画総じてのキーワードですが、
 モダニズムとしての映画のビジョンから一歩進んだポスト・モダンとして
ブレードランナーを読み解いています。
 又、幾篇かある編集バージョンによる、ラストの解釈。
リック・デッカードは、果たして、レプリカントなのか?まで、、。

 今日は、ちょっと暴走してしまいましたが、
実は、あとがきで、このシリーズの次作まで予告しています。
 80年代で、映画産業のプロダクション・システムがまたもや、機能しだし、
映画産業が、再勃興すると書きましたが、
なぜ、再勃興したのか、本書でも、全く触れていません。
 私にとっても、これは、謎のまま。
ハッピーエンディングに徹し、経営者サイドが最終編集権を握り映画作家の作家性を殺し、
娯楽作品に徹しているからぐらいしか、思いつきません。
 なんと、次作は、この80年代の大ヒット作品群、
ブロックバスターたちに迫り、映画産業の最勃興の謎に迫るそうです。

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2006/06/26 23:55

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2007/01/07 23:33

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2006/06/15 22:41

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