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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 43件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2006/01/01
  • 出版社: 筑摩書房
  • レーベル: ちくま文庫
  • サイズ:15cm/443p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-480-42177-7
文庫

紙の本

素粒子 (ちくま文庫)

著者 ミシェル・ウエルベック (著),野崎 歓 (訳)

人類の孤独の極北に揺曳する絶望的な“愛”を描いて重層的なスケールで圧倒的な感銘をよぶ、衝撃の作家ウエルベックの最高傑作。文学青年くずれの国語教師ブリュノ、ノーベル賞クラス...

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素粒子 (ちくま文庫)

税込 1,540 14pt

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商品説明

人類の孤独の極北に揺曳する絶望的な“愛”を描いて重層的なスケールで圧倒的な感銘をよぶ、衝撃の作家ウエルベックの最高傑作。文学青年くずれの国語教師ブリュノ、ノーベル賞クラスの分子生物学者ミシェル—捨てられた異父兄弟の二つの人生をたどり、希薄で怠惰な現代世界の一面を透明なタッチで描き上げる。充溢する官能、悲哀と絶望の果てのペーソスが胸を刺す近年最大の話題作。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー43件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

彷徨える20世紀の行方

2016/04/16 20:07

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:SlowBird - この投稿者のレビュー一覧を見る

産業革命を経た都市化、そして交通、通信の発達による、それまでの人類史からはまったく新しい情報化社会となって、新しい道徳が必要となった。それは個人の解放という形をとったが、同時に孤独という毒も生み出した。
誰もが自由に誰かと繋がる権利を持つが、誰にでも「可能」かは保証されない。ことに西側世界の急進的なムーブメントは、解放というより破壊的な動きをしながら拡散し、僕らはその中で少年時代を生きた。人の流動が激しくなったこの時代に、やがて東側も旧植民地も新大陸も、みな取り残されまいとして新しい価値観に順応しようと必死であり、むしろその移り行く様を冷静に観察できる人において特に孤独感は訪れる。この主人公や周囲の人々も、唯一のものとして与えられた世界に適応しようと悪戦苦闘し、結局はそこからこぼれ落ちてしまった一人の天才性化学者は、自らを救い出すための哲学と、科学技術を生み出すに至る。
天才という存在さえ消費し尽くされてしまうこの時代に、その資質ゆえに、同時に併せ持つ平凡さゆえに味わう苦悩は、底知れぬ深さで果てしもない。それは永遠に続くものなのか、わずか半世紀ほどの時間の中では、一人の人間にとっても、社会全体にとっても短すぎて答えは出せない。しかし科学の進歩のスピードとスパコンは、容易に対処法を提示できてしまう。その拡散もまた、加速度的に増加していて、一人一人が望みもせず、納得する間もなく、世界を埋め尽くしてしまう。
20世紀が生み出したのは、性的な放埓さだけでなく、まさしく生老病死に満遍なく発生する苦難であったと、生涯を見渡してみれば気付くことができる。主人公やその恋人が味わったのは、人間が抑圧されている時代にも劣らないの恐怖だった。それを克服するために生まれた未来のビジョンも、同じように激しい恐怖だ。この価値観の変遷のスピード自体が、最大の恐怖とも言える。
ここに示された新時代の思想があらゆる苦痛を救うものなの、その先にあるのがユートピアなのかディストピアなのかも皆目わからない。この現代がディストピアでないと言いきることもできないのだ。だがそこに飛びつかざるを得ない人々はたしかにいたかもしれない。そして世界は変革される。されてしまう。傷ついた魂が、閃きと、いくらかのコンピューティング・パワーを手に入れれば、それは起きるだろう。それが紛れも無く僕らの生きている時代であり、何の警告も与えられはしない。まずそのことを知っておくことが、現代のうねりを見極める第一歩には違いない。

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紙の本

小説の体をかりた文明評論

2015/08/14 12:21

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:虚ろう人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

露骨な性描写の嵐に辟易させられますが、性に取り憑かれたブリュノと、ほとんど性欲が希薄で異性どころか人間に興味を抱けないミシェルとの対比を通じて、あらゆる欲望が解放された現代の不毛さが描かれています。

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紙の本

桁外れの問題作

2018/12/24 01:11

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る

ブリュノとミシェルという異父兄弟を対照的に描き、文学を教える兄ブリュノは欲求不満の乱れた性生活を、生物学を研究する弟ミシェルは世捨て人的な学究生活を送る。どちらもインテリで中年、そして敗残者だ。愛もここでは逃げ水のようにむなしく去ってしまう。2人の愛したかもしれない相手は悲惨な死を遂げる。性描写は露骨で執拗でうんざりするが、それは中年ブリュノの幻滅をそのまま追体験しているよう。人種差別も性差別も著者は辞さず実名で非難することもしばしば。いたる所で悪罵の限りを尽くす。この小説を覆いつくすやるせなさ、不毛さは類を見ない。著者は力技で、この現代をめくるめく終末ビジョンの中に放り込む。あれが解決だろうか? またとない衝撃作だった。

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紙の本

過去は過去、無は無

2012/09/05 17:33

4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いたちたち - この投稿者のレビュー一覧を見る

生は死以外のどこかへたどり着きえるのかということを考えずにはいられない。

小説の中で、主体としての美しいもの、狂ったもの、賢明なるものはすべてひとところへ収斂されていく。
その軌跡を糧に何が芽生えようとも、過去は過去であり、無は圧倒的な無でしかありえない。

絶望と共感を持って読了した。

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紙の本

近代のなれの果て

2015/08/12 15:17

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ショイチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

中年男ブリュノのみじめな性生活が泣ける。ところどころの剥き出しのミソジニー(女性嫌悪)をどこまで作者の本気と受けとっていいのか分からないが、ハクスリー『すばらしい新世界』への論評をはじめとする文明評論には頷けるところ多かった。

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2006/07/28 18:23

投稿元:ブクログ

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2007/08/20 14:33

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2010/04/27 20:46

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2010/07/22 13:59

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2011/03/10 01:27

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2011/12/13 03:18

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2012/03/10 21:12

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2012/08/24 23:16

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2013/01/26 16:11

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2013/07/02 12:47

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