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紙の本
地球帝国秘密諜報員 (ハヤカワ文庫 SF ドミニック・フランドリー)
遥かな未来、人類は銀河へと進出し地球帝国を建設した。だがこの広大な宇宙では、マーセイア帝国を始めとする異星人の帝国が覇を競っていた。こうした状況化で人類の版図を守るには、...
地球帝国秘密諜報員 (ハヤカワ文庫 SF ドミニック・フランドリー)
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商品説明
遥かな未来、人類は銀河へと進出し地球帝国を建設した。だがこの広大な宇宙では、マーセイア帝国を始めとする異星人の帝国が覇を競っていた。こうした状況化で人類の版図を守るには、諜報活動が欠かせない。帝国情報部は重要拠点に諜報員を派遣し、これまで多くの陰謀を未然に防いできた。なかでも最優秀の諜報員こそ、サーの称号を持つドミニック・フランドリーだった!その驚異の冒険の数々を描く傑作スペースオペラ。【「BOOK」データベースの商品解説】
収録作品一覧
虎口を逃れて | 7−60 | |
---|---|---|
謎の略奪団 | 61−95 | |
好敵手 | 97−141 |
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SF+スパイ小説
2006/11/06 23:22
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
内なる衰退と外からの脅威にむしばまれる地球帝国(テラン・エンパイア)の情報部員、ドミニック・フランドリー大佐の活躍を描くスペース・オペラの短編集。第1話では主人公フランドリー、第2話では頼れる従僕チャイヴズ、第3話ではライバル帝国の好敵手アイキャレイクがそれぞれお目見えし、第4話は3人がそろって登場する、約200ページの準長編的な話となる。
第1話と第2話は、フランドリーの快活でシニカルなキャラクターに魅せられるが、ストーリーは安直でイマイチ。だが第3話と第4話は、SF的な道具立てと、スパイ小説的な虚々実々のだまし合いがブレンドされ、俄然おもしろくなっている(個人的には、短い分パンチの効いた第3話の方が好き)。また、地球帝国の衰亡は避けられないと思いつつ、せめて自分が生きている間は食い止めようと全力を尽くすフランドリーの心情に、ほろ苦い大人の味わいがある。
このシリーズ、もっと読みたいと思う。たくさん書かれているそうなので、是非どんどん邦訳を出してほしい。