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星々の舟(文春文庫)

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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 270件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.1
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/431p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-770901-5
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

星々の舟 (文春文庫)

著者 村山 由佳 (著)

【直木賞(129(2003上半期))】【「TRC MARC」の商品解説】

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星々の舟 (文春文庫)

745(税込)

星々の舟

690 (税込)

星々の舟

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みんなのレビュー270件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

不幸でも幸福でもなく、ただ幸せであるために

2007/11/02 22:06

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

血が繋がらないものと思っていた義兄と義妹が本気で愛し合い、実は本当の兄妹であったことがわかる。離れて忘れようとして、別々の人生を歩み・・・
それでも十数年たって後、再会した時に彼らは思い知る。
お互いを思う心が「再び燃え上がった」のではなく、ただの一度もこの火が消えたことはなかったのだということを。

そんな兄妹がメインではあるけれど、この作品の「星々」たちは彼らを取り巻く家族。片方ずつ血の繋がった兄弟姉、両方の血の間で苦悩する妹、
戦争の中で大切な人を失うという「取り返しのつかない」傷を負った父。
さらに彼らの夫や妻、子供の世代にまで話は及ぶ。

仏教に「諦念」という観念がある。欲を捨て自分と世界に向合い、更なるものを望まず現状に満足する、無一物からはじめよ、ということだ(と私は解釈している)がこれがなかなか難しい;;
私は到底たどり着けない境地だが、この星々はまさに諦念のなかに輝いている。
本書の最後の言葉・・・「幸福とはいえない幸せもある」この一言がすべてを語っているのだ。
「幸福」、そうあることが当人の幸せであると、誰が決めたんだろう?
「幸福」、自分の望んだ通りに成らず手に入らずとも、想い続ける幸せはどんなに大きいことだろうか。
単なる家族小説でも、恋愛小説でも、反戦モノでもない。
けれど幸福でなくても幸せであるために、ぜひ読んでほしい一冊である。

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紙の本

心の闇。何かを渇望し、それでも流れていく。

2006/02/21 20:40

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ありさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

行間から、そこにある匂い、色、空気の振動まで聞こえてきそうな文章で綴られた短編集。
母親が亡くなるところからはじまり、一つの家族の、れぞれの視点から、過去から現在にかけて起きている事柄が語られていきます。
報われない恋、不倫、家族に大きく影響を及ぼした父親の傷など。それぞれが何かを渇望し、時に何を求めているのかも見失いながら、心に抱えた闇を見つめずにはいられなくなる。欲しいものが手に入らずに、それでも生きていく。
読む人によって、どの短編がよかったか意見が分かれるかもしれません。
痛々しく感じる話だと思います。
泣かせる話だと思います。
文章はとても読みやすく、特別変わった展開がなくても読ませる物だと思うので、そこまで悲劇にする必要があるのかとさえ思いました。
そこから何を感じ取るかは読者次第かもしれません。ストーリーよりは、登場人物たちが生きてきた道のりと、語る言葉にリアリティがある。

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紙の本

それぞれの思いが詰まった舟

2006/02/05 22:17

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:リプル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 兄妹の禁断の恋という裏表紙の文で買ってしまったのですが,実際はその話を軸に当事者ではない妹,兄,姪,父親の話が描かれています。多分他の小説だと単なる脇役の人物にスポットライトを当てている感じで珍しく,人それぞれ思いはあるのだなと当たり前の事なのですが感心しました。勿論,兄妹自身の話が一番強烈なのですが・・・
 村山さんは父親の話の所で戦争の話を書きたかったと解説していて,それが妙に違和感があると言えばあるのですが実際こういう事(戦争)があったから,親はこういう感じになったのかなあと納得した部分もありました。
 人はどこかであきらめたり,納得したりしながら曖昧な所で生きていく。何が幸せなのかはわからないし,何が不幸なのかも。そんな人々の思いを乗せた舟なのだなと・・・

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紙の本

いくつかの短編からなる人生を再考させる作品

2016/01/21 20:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は、村山作品の中でもとてもよくできた作品の一つだと思います。いくつかの短編から構成されていますが、そのどれにおいても人生というものを再考させられるような印象があります。各短編の中に出てくる主人公は、社会的な常識からは少し外れていたり、倫理的な問題を抱えていたりと様々なですが、決して小説の中だけの話ではなく、現実の社会にもこういう問題を抱えた人はたくさんいるのではないかと思いますし、実際にそういう状況に直面していなくても、気持ちの中ではこうした状況に陥る可能性は十分にあります。こうした点から、読者はこのストーリーに知らず知らずに感情移入してしまうのではないあkと思います。

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紙の本

俺には早すぎた

2013/03/05 09:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bellefa - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白い。
この本が何を伝えたいかも読めた。
でもつらすぎた
30歳手前になってからまた読みたい。
19歳の俺には早すぎた

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2006/02/03 12:44

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2011/03/02 22:31

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2006/02/05 20:48

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2006/12/19 22:00

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2006/05/19 14:58

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2006/05/22 22:57

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2009/06/08 21:46

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2006/02/18 23:15

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2015/12/07 08:57

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2006/02/19 19:37

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