紙の本
時がたって
2006/11/11 15:39
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投稿者:蜂蜜一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼少の頃からいつも側にいたズッコケ三人組、あの永遠の小学生が時間をかなり飛び越して40歳の中年である。哀愁ある表紙から彼ら人生の紆余曲折を感じさせる。ズッコケを一度でも読んだことのある人ならぜひ読んでいただきたく思う一冊。
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中年になった3人
2016/01/26 23:08
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中年になった3人。
やはり前シリーズを読んでいる人向きかなと感じます。
みんな年を取ったなーと思いました。
紙の本
40歳にはなったけれど、魔法もないけれど、やっぱりズッコケ3人組。
2007/01/14 23:53
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投稿者:拾得 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ズッコケ」シリーズの最初の数作品を夢中で読んだ世代として、懐かしさのあまり、つい手に取った。50作品で完結、いや、かれらが「卒業」したことは報道で知っていた。ハリーポッターにも負けない、日本が誇る一大児童書のシリーズだ。そんな彼らの40歳の姿が作品で読めるとは思わなかった。どのような「大人のズッコケ」になっているのだろうかと、懐かしさ半分、好奇心半分で読みはじめた。
ハチベエの八百屋はコンビニになり、大阪で働いていたモーちゃんは失業して故郷のミドリ市に戻ってきている。中学校の先生になったハカセも、転勤で市内の学校に。ちなみに彼だけ未だに独身。小学校6年生からいきなり40歳になるわけだから、前半ではそれぞれの事情が意外に丁寧に描かれる。後半は、かつてのライバル「怪盗X」と三人組との知恵比べとなる。怪盗Xの旧作を読んでいないこともあるのだが、個人的には、どうしてもかれらの人生のほうに目が向いてしまう。ハチベエは両親とは別居、モーちゃんはアルバイト生活の上に、妻子が離婚を切り出すのではないかと心配、ハカセは学級崩壊に手を焼いている。40歳の彼らに違和感を感じざるをえない面もあった。ただ、こちらも、小学生からはるかに離れてしまった訳でもある。
思い返してみれば、ズッコケシリーズの持ち味は、彼らが「成長しない」ことにあったのだから、この違和感も当然であろう。ほぼ永遠とも思えるような小学校6年生の中で、ドタバタ劇をくり返してきたのである。読者が惹かれていたのは、本書のある登場人物(誰かは秘密)のことばを借りれば、「あの頃は毎日ドキドキしてた」からなのである。身近な生活のちょっと先にそんな「ドキドキ」があるかもしれない、と子どもの読者は感じたに違いない。ハリー・ポッターの魔法とはちょっと違う。
人は、そんなドキドキを減らしながら成長していくのだろう。だからこそ、成長したズッコケ三人組が、現在の生活の先に何を見つけていくのかが、やはり気になるのである。
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2006/06/19 数年でもズッコケをリアルタイムで発表を心待ちにしていられたのは幸せだったと思う。
近年のは読み逃してるが。読まねば。
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ズッコケシリーズの「その後」を描いた一冊。
本編の登場人物がいい感じの中年になって登場する。「未来報告」の際に記述された将来とは微妙に違う登場人物たちの職業や境遇など、設定も面白い。
また、本編で未決となっている怪盗Xとの再対決が大きな見所で、大人になりながらも小学生時代と少しも変わらない三人組のドタバタ劇は思わず笑ってしまう。
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子どものころ読んでいた「ズッコケ3人組」シリーズ。今の30代くらいから手前の人たちは、一度は目にしたことがあるのではないだろうか。
正直ほとんど覚えていないが、私も読んだ記憶がある。
数冊自宅にあったのではないだろうか。
そのズッコケシリーズも50冊で卒業ということになり、
その記念?も含めて、3人組の未来を描いたという作品。
だが、基本的にこの3人。な〜にんも変わっていない気がする(笑)
ただ、やはりほとんど覚えていないので、昔のズッコケシリーズを読んでみたい、そう思った。
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小学生のころ、よく読みました。ハチベエが40歳になって浮気とかしてるのが夢ぶち壊しやけど、やっぱり懐かしいものはよいものです。
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花山第二小学校6年1組の時、数々の事件に首をつっこんだ名物3人組も、いまや40歳となり立派な中年に。今は別の道を歩き、家庭を持ったり仕事をしたりとそれぞれの生活を送っていた。そんなある日、レンタルビデオ屋で仕事中、モーちゃんはかつての敵に遭遇することになる。その名は怪盗X。ずっとなりをひそめていた彼が長い時を経て、もう一度怪盗として活動することにしたらしい。
私も子供時代にズッコケシリーズを愛読して育った。おそらく当時出ていた全巻揃えていたと思う。ハチベエ、ハカセ、モーちゃんが活躍する数々の話は、詳細こそ覚えていないものの、シリーズで一貫したそれぞれのキャラや設定は強烈な印象で今もまだ覚えていることが多い。そんな彼らが40歳になって、どんな風に成長しているのか。ハチベエが、クラスのマドンナとではなく、いつも憎まれ口を叩きあっていた安藤圭子と結婚していたのはなんとなく嬉しいものがあったし、ハカセがいまだ独身で学校の教師になったというのもイメージ通りで頷ける。モーちゃんは大人になったら意外に一家の大黒柱として誰よりも安定した生活を営んでそうなイメージだったのだけれど、結婚はしているものの妻の実家とうまくいっていなかったり、職が長続きせず、いまだアルバイト店員なのは今の世を反映しているのか(苦笑)。学校の周りをかけずり回っていた3人は、中年になって居酒屋やクラブやホテルにその活動範囲を変えたものの、それぞれの役割分担や性格はほとんど変わらず。懐かしいなぁ。子供時代に読んでいた本・キャラクターが、こうして大人になった姿で再び楽しめる作品は、きっと他には無いだろう。
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中年になったズッコケ・シリーズ。実はズッコケを読んだのは、はじめてでした。新聞に作者のインタビュー記事が載っていたので借りてみたのです。シリーズのファンの方には良いのでしょうが、はじめての私としては…。図書館予約数は100(06/05/12現在)です。
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ズッコケ三人組が40歳になって帰ってきた。ハチベエはコンビニ店主、モーちゃんはリストラされてレンタルビデオ屋でバイト、ハカセは中学校の先生。モーちゃんの悲惨さはかなり笑える(笑えない)。怪盗Xと対決するんだが・・・いかんせん怪盗Xシリーズ読んでないからわなかんない。これ、営業サイドから言わせてもらえば、売りづらい。子ども、かつて読んでた大人、新しい大人、とターゲットがあってだな、クラブの描写が多くて子ども向きって感じもしないし、内容が昔の作品のエピソード入れてるからシリーズ読んでない人にはすすめにくいし、そもそも大人はこんな本恥ずかしくて買いにくいよな。なんか売りづらいんだよ。どこ向けて展開すりゃいいのかわかんないもん。中身はまあ面白いけど、でもこういうストーリーなら子どものままのほうが面白いよね。大人であることを生かした話が読みたかったな。
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最初は初恋の人に思いがけなくあったら・・・という気分になったけど、でも読み進めるうちに彼はやっぱり彼だった!!と思える内容でおもしろかった。10年後の熟年三人組もたのしみだ。
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懐かしさのあまり、衝動買い。
久々に出会った三人組は、僕以上に急速に歳を取っていましたが、相変わらずでした。
自分も、こんな風に歳を取りたい。歳を取っても、こんな風に付き合える人間関係を気付きたい。少年のままに。
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小学生の頃読む度にウキウキした、それいけズッコケ三人組シリーズ。
いつの間にかシリーズが完結していたようです。そして、長寿作品にはありがちな「永遠の○歳」の枠をこえ、彼ら三人は40歳になりました!
ハチベエは同級生と結婚し、継いだ八百屋はコンビニに。もーちゃんは結婚して妻も娘もいるものの会社が倒産し、再就職がうまくいかず深夜のレンタルビデオ屋でアルバイト。ハカセは冴えない独身のまま、再教育対象の中学教師。小学生時代あれだけ夢と冒険に溢れていた三人はすっかり現実の中にいました。子供は勿論(ってゆうかこれは児童書なの?)、ズッコケシリーズを読んで育った大人も懐かしいなぁと読んで楽しめると思う。小学生時代の方が勢いがあって面白いと思うけど、まあ年とって中年になってしまったのだから仕方ない(笑)読者と共に年をとる話もたまにはあっていいと思います。
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ノスタルジア。いい年になると、羽目をはずした大活躍もできないんだなぁ。それなりのところに落ち着いているのが笑えて哀しい。熟年三人組も読みたいな☆
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今23歳の自分はちょうどこのズッコケシリーズを読んで育ったから、本屋で見つけた時はちょっとした感激だったな。題名どおりあの三人組が中年になった話。本編のシリーズでちりばめてあった小ネタも随所に見られる。そのため完全に本編をよんだことのある人むけ。ストーリーは正直ちょっと、って感じだが、懐かしいから許せるかな。