- カテゴリ:一般
- 発行年月:2006.3
- 出版社: 朝日新聞社
- サイズ:19cm/292p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-02-250084-0
紙の本
論理で人をだます法
著者 ロバート・J.グーラ (著),山形 浩生 (訳),千野 エー (イラスト)
まともな議論をするには「正しい論理」ではなく「間違った論理」を押さえなければダメ。論理の「悪用」例をわかりやすく解説。国会中継、会社のミーティング、井戸端会議まで、世には...
論理で人をだます法
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商品説明
まともな議論をするには「正しい論理」ではなく「間違った論理」を押さえなければダメ。論理の「悪用」例をわかりやすく解説。国会中継、会社のミーティング、井戸端会議まで、世にはびこるダメな議論、全部これにて「終了」!【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ロバート・J.グーラ
- 略歴
- 〈ロバート・J.グーラ〉1941〜89年。ハーバード大学卒業後、米マサチューセッツ州にあるプレップスクール、グロートン校の教師として、主に論理学を教える。国語学、ラテン語等をテーマに著書・共著書を残した。
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紙の本
ごまかしに騙されない力をつける
2006/05/03 01:21
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Skywriter - この投稿者のレビュー一覧を見る
論理についての本が面白くなるかつまらなくなるかは主題以外によるといっても過言はなかろう。単に論理の組み方だけを解説した本は無味乾燥で面白くないものだ。
では、本書の面白さはどこにあるのか。
思うに、論理を身につけるために論理を説明するのではなく、論理的ではない例を大量に集めることで騙されない心得を教えてくれることにあるのではないか。
はぐらかし、ごまかし、単純な論理の間違いなど、誤った論理はそこかしこで見られる。そこに騙されないことから価値ある議論は生まれるのだ。
もう一点、取り上げる例が面白いことにも触れておくべきだろう。
我々が完璧ではありえない以上、誰しも間違った論理を使ってしまうのは避けられない。いちいち目くじらを立てて誤りを探すより、こんなこともあるのだと覚えておくことで心に余裕を持つ、というのが本書の正しい使い方ではなかろうか。