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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.2
  • 出版社: 白澤社
  • サイズ:19cm/190p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7684-7914-6

紙の本

批判感覚の再生 ポストモダン保守の呪縛に抗して

著者 藤本 一勇 (著)

「批判」という語や営みが価値下落して久しい。ネオリベラリズムとその反動から生み出された現象として、特に改憲案や、ポストモダン的とも言える新たな保守主義言説を取り上げ、その...

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批判感覚の再生 ポストモダン保守の呪縛に抗して

税込 1,980 18pt

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商品説明

「批判」という語や営みが価値下落して久しい。ネオリベラリズムとその反動から生み出された現象として、特に改憲案や、ポストモダン的とも言える新たな保守主義言説を取り上げ、その歴史的・社会的文脈を思想的に剔出。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

藤本 一勇

略歴
〈藤本一勇〉早稲田大学文学部助教授。20世紀フランス哲学専攻。共著に「脱構築のポリティクス」「デリダを読む」など。

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評価内訳

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紙の本

批判的であるということ

2006/04/12 00:50

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:noiamnot - この投稿者のレビュー一覧を見る

考えてみると、僕はずいぶんと長いこと敗北主義と、その結果としての没社会性・没政治性の殻に閉じこもっていたものだ。巷に流布する言説や現実の政策に何かむかつくものを感じても、結局は目を逸らし、それ以上思考を進めることさえしなかった。
本書がまさに蹴りを入れんとするのは、ある意味ではそういった知的怠惰さでもある。
本書は今改めて、批判的であるということの意味・意義を教えてくれる。
それはニヒリズムでもシニシズムでもなく、まったく持って知的に正統的なことだ。それは諸々のシステムや権力や構造を常に議論の俎上に乗せ、それらを問い質し、それらに正当性、正義を要求することなのだ。それには不断の努力が要求される。だがそれを怠ってはならないのだ。
たとえば、格差社会は甘受すべき社会的宿命などではない(そもそも社会的宿命などというものは存在しない。なぜかといえばすべての社会的な事柄は人為的な事柄の結果なのだから。それを宿命として片付けてしまうのは構造の隠蔽である)。
もしあなたや僕が格差社会を良しとしないなら、われわれは少なくともそれに対して能動的に批判的であることができる。むしろそうあるべきなのだ。
今しがた正義という言葉を使った。この言葉に抵抗を感じる人は多いだろう。何しろあの国がこの言葉をやたらと振りかざすものだから致し方ないことかもしれない。しかし正義とは何も、実際には取るに足らない弱小国を脅威に仕立て上げ、それらを攻撃することによって自らの覇権を示すための口実のことを指すわけではない(もし自分がある事柄に反射的に抵抗や嫌悪感を感じるならば、それはそういう風に歴史社会的なバイアスがかかっているのではないかと考えなくてはならないというのは、著者がよく口にしていることだ)。
本書においては「義」をはじめとして、人権、民主主義といった今日不当に価値を貶められ、非難の矢面に立たされている諸概念が本来持っている有効性と射程が丁寧に再検証されている。それは歴史を通じて人間が勝ち取ってきたものを「保守」しようとすることでもある。どう考えても本来「革新」的であり、抽象的な哲学的思考の中ではそれらの近代的諸概念を批判的検証の対象とすることが多いように見える著者も、とりあえずはそれらを保守する姿勢を明確に示さずにはいられない。事態はそこまできている。
著者をしてこの本を書かしめたものとは、まずそういった現状に対しての危機感があるのだろう。
そしてもうひとつは知識人は常に積極的に現実の社会・政治に関与しなくてはならないという考え方(それがフランス流の知識人の在り方なのだという)。
これもまた著者がいうには、フランスでは学問の序列のトップに来るのが哲学、つまり哲学こそは学問の中の学問なのだとか。
だとすれば、今、最も権威ある学問的知の担い手によって、現実的な闘争の理論的な支柱が打建てられたことになる。別に今までそういう本がなかったわけではないのだろうが、僕にとっては最初のそういう本である。そして、その類の本の中でも卓越した威力を持つ一冊であることは間違いないのでないだろうか。
なるべく多くの人に、それもできればなるべくすぐに読んでもらいたい本。
思想を共有する以前に、われわれは衒うことも自己卑下することもなく、現実の諸々の権力や構造に対して堂々と批判的に立ち向かうことができるのだということの、その知的興奮をまずは共有したいのだ。

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