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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.1
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/211p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-213306-7

紙の本

どうで死ぬ身の一踊り

著者 西村 賢太 (著)

唯一の憧憬にすがって生きる男の、無様で惨めな「一踊り」を描いた、あまりに暗くて、惨めで、だから可笑しくて、稲光が目の前に閃く創作集。表題作のほか、「墓前生活」「一夜」の2...

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どうで死ぬ身の一踊り

税込 1,650 15pt

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商品説明

唯一の憧憬にすがって生きる男の、無様で惨めな「一踊り」を描いた、あまりに暗くて、惨めで、だから可笑しくて、稲光が目の前に閃く創作集。表題作のほか、「墓前生活」「一夜」の2篇を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

墓前生活 5-49
どうで死ぬ身の一踊り 51-180
一夜 181-206

著者紹介

西村 賢太

略歴
〈西村賢太〉1967年東京都生まれ。「どうで死ぬ身の一踊り」が第134回芥川賞の候補作品となる。

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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

これぞ、赤裸々な極み

2011/01/29 22:10

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジーナフウガ - この投稿者のレビュー一覧を見る

前々から西村賢太氏の存在は知っていた。が、とてもおっかない装丁と漂う妖気に尻込みをし、
今日まで読まずに来ていた。が、芥川賞を授賞されたニュースに映し出される挙動不審人物が、

賞金を根こそぎ、敬愛する私小説家の全集出版の為に費やすと聞いて、途端、
『読まなくては!』そう強く思った。読む。素手で首根っこを捕まれてゴツン!ゴツン!

ぶん殴られているかの様な力づくの文体は、まるで、故・中上健次氏のそれを思い起こさせた。
内容は短編・中編、計三編からなる私小説集である。

大正時代の一時期に限って活躍し最後は凍死した作家藤沢清造への強い思いが、
毎月二十九日の清造の命日に、はるばる東京から石川県七尾市まで月参りさせる様子を描いた【墓前生活】。

人間社会や人生についての作家の鋭い観察眼が筆に乗って迸る。藤沢清造に関しては
『この世にはその個性がどうしてか人に容れられず、相手を意味なく不愉快にさせたり、

陰で首をひねられたりしてしまう、悲しい要素を持って生まれた人がいるが、
清造などはまさにそれの典型たる一面があった。』そう分析している。言い得て妙だと思う。

西村さん自体、酒乱気味で記憶を失った挙げ句に、何故か全裸で警察のブタ箱に放り込まれたりしている。
経験が吐かせた言葉だと思う。さて、西村さんの墓参だが、毎月現地に出向いた情熱が実を結んだのか

新たな墓が建立された際紛失されていた、本来の木の墓標の発見に成功し、いきおいで『下さい!』と口走り、
副住職との対立を経て翌日、今度は住職夫妻に『あれはたわむれで欲しているものではない、と。』の理由で

墓標所持を許された西村さん。 この白熱したやり取りは、是非読んで欲しい箇所である。
『清造忌』を執り行うことにした顛末を描いた【どうで死ぬ身の一踊り】藤沢清造の事以外は、

私生活全般のもろもろが、からっきしダメなクズ男の日常生活が赤裸々に告白されている。
暮らしている女性の父から、三百万円も借金してる癖に、女性からも平気で金を無心するし、

あまつさえ、口論に負けると、勢いで、暴力まで奮う有り様なのだ。
そんな散々な日々をどうにか生きてる西村さんは、『何んのそのどうで死ぬ身の一踊り』

という藤沢清造さんの生死観に殉じ、文章の中で呼吸をするより他にない文士だと
呼んで良いのではないかと思う。美しい物を追い求めて、あがき続ける愚か者。

愚直なるものにこそ真実が宿るんだな、と強く感じる作品だった。
そして最後に収められているのが【一夜】同棲している女性との、パンパンに張り詰めた関係が決裂しそうな、

ある一夜の情景が描かれている。正直、『藤沢清造の因果が今、
西村さんの身の上に降りかかろうとしているのに、どうして気付かないのかな!?』そう強く感じた。

ただ西村さんの中にある狂気と紙一重の潔癖さと審美眼に、唸らされる場面が何ヵ所もあった。
藤沢清造の著作共々、気にかかる存在だ。読み手は選ぶかと思うが、読んで損はしない作家だと思う。

気になった方は是非どうぞ!

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紙の本

凄絶な生き様、骨太の文学

2008/06/23 15:01

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書の表題作は、芥川賞候補にもなったもので、その後西村賢太氏は野間文芸新人賞も受賞しており、目下、田中慎弥氏とともに、注目すべき現代文学の新鋭である。そのことは、文学賞に拠らずとも、その小説それ自体に明らかである。

同一の主人公を擁し、連作とおぼしき本書は、これ見よがしの「私小説」である。本書に添えられたプロフィールだけでも、小説の主人公が、作者その人をモデルにしたことは明らかで、それは、無名の大正作家・藤澤清造への、自ら「キ印」と称す私淑ぶりからも明々白々である。藤澤は、その文学的キャリアはもとより、無頼な生活の果てに野垂れ死んだというのだが、そのことまで含めて、西村賢太さらには本書の主人公の信奉の圧倒的な対象であり、従って本書は単なるオマージュにとどまらず、藤澤の生の軌跡をなぞるかのように生き、その生を書くことを、「DV」なる用語が広く流通した今日において、激しく生々しく体現していく倒錯に満ちた現代小説である。

というのも、藤澤清造の全集刊行をもくろみ、毎月展墓を行いながら、生活能力がなく、ようやくできた女にもすぐさま暴力をふるい、その女に働かせた上、女の親に金を借りながらも藤澤清造のためにあるいは無為に費やしてしまい、さらに女の親を罵倒する、──それが、本書の主人公の生活であり、そしてこれが「私小説」なら、その規則に則して西村賢太の人生に他ならない。

それでいて、巧みに描かれた破天荒な生活ぶりは、単なる露悪的な文学的自意識といったものとはおよそかけ離れた、透徹した自己批判・観照によるものなのである。それが、本書を読ませるし、生々しいまでの激しさで、ケータイ小説などの流行するこの現在に、骨太の文学として、屹立している。

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2006/08/31 14:44

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2008/11/16 19:37

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2008/12/14 11:34

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2011/02/19 02:45

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2011/03/10 13:05

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2011/04/26 13:15

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2011/08/21 00:02

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2012/01/16 20:17

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2012/12/29 13:23

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2014/05/21 06:30

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2014/09/07 20:13

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