紙の本
この本を読むと、SoupStockTokyoでスープを飲んでみたくなります。
2006/06/25 11:39
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mag - この投稿者のレビュー一覧を見る
Soup Stock Tokyoをご存知ですか?
東京周辺に住んでいる方はご存知だと思いますが、東京観光に行ったことがある方ならば、知っている人も多いのではないかと思います。派手ではありませんが、洗練されていてスタイリッシュな感じがするお店です。「東京ボルシチ」や「オマール海老とわたり蟹のスープ」などの個性的メニューが揃っています。
Soup Stock Tokyoは、東京を中心として展開している、スープ専門のチェーン店です。1999年に第1号店が誕生して、2006年2月の段階で34店舗を構えています。
この本ではSoup Stock Tokyoの生みの親である遠山正道さんご自身が執筆されています。Soup Stock Tokyoを立ち上げるまでの経緯、企画書原文の紹介からはじまり、メニュー作成の過程、開店までの苦労、「炎の七十日」と言われる夏場に起きた修羅場の話等々の実体験が綴られています。全てご本人が中心となって体験された事なので、とてもリアリティがあり、読む人を惹きつける力があります。
他にも、Soup Stock Tokyoの運営会社である「スマイルズ」の経営理念、評価制度、社員旅行、新卒採用、社員研修などについても、
実例を使いながら読みやすく、理解しやすいように書かれています。
一通り読んでみると、遠山さんの発想力、企画力と行動力、スマイルズのチームワークに脱帽させられます。例えば、計画初期段階の企画書においても遠山さんは、「企画が実現した未来のことを、さらに先の未来から振り返って過去形で書く」という奇抜(?)な事をしておられます。(この企画書だけでも一読の価値はあると思います)
また、遠山さんがどれだけこの仕事・会社・社員を大切に思っているかがストレートに伝わって来るので、読了後にはあたたかな気持ちになり、同時に「ここまで大切に、こだわっているお店・スープって一体どんなものだろう?」という思いから、きっとSoup Stock Tokyoに行ってみたくなります。
Soup Stock Tokyoが好きな人はもとより、自分で飲食店を持ってみたいという方、会社の管理職の方、単純に本のタイトルに惹かれた方など、全ての人にオススメできる本です。
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三菱商事からKFCに出向後、Soup Stock Tokyoを立ち上げた著者による、新ビジネス立ち上げ挑戦記。
新しい会社を興して世の中に価値を発信していくにはこれだけの情熱や工夫・泥臭さが必要になるのかという思いで勉強になった。
Soup Stockはあまり利用したことがなかったが、舞台裏を知るととても行ってみたくなる。
ビジネス書というよりはエッセイと会社説明資料を足して2で割ったような印象でさらっと読みやすい。
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一日で一気に読んでしまいました。ビジネスの話なのにやわらかい文体でとても読みやすいです。金儲けだけではなく、デザインや安全なども考えたちょっといいなと思えるお店。考え方に共感できました。
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「顔の見えるブランド」「コミュニケーションのあるブランド」
遠山社長は、自らのこだわりをそう表現しています。
単に言葉だけ聞くと薄っぺらく思えてしまうかもしれないけど、やっぱりやっていることはものすごいと思ったし、こんな風になりたいなと共感!
三菱商事の商社マンで芸術家。ストーリー仕立ての企画書、「秋野つゆ」というペルソナを使ったブランディング、NYCまで協力会社の人まで一緒に連れて行って視察・試食をしたりする楽しそうな商品開発。
マンガのような理想的すぎるストーリーのように見えるかもしれないけど、やっぱりすごいと思う!
面白いです!
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一商社マンだった著者が、チーム一丸となって、試行錯誤しながら、スープに挑む。とても、気持ちよく、共感できた。
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「スープのある一日」
という企画書から始まった。
経営や組織(「スマイルズの五感」なんかは、クレドに通じるものがある)のツボをしっかりとこの一冊に表現しているんだけど、よくある社長本と違う独特のセンスの良さを感じた。
とくに「スープのある一日」の企画書原本が載っているのは嬉しい!この企画書の抜群のセンスは商社マンであり、アーティストだから描けるものだと思うが、とってもワクワクさせられ今後の自分の企画にきっと役に立つだろうと思う。
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あたしのバイト先の社長さんが書かれた本。知ってる社員さんが出てくるとなんだか嬉しい。スープへの愛、満載。
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■Soup Stock Tokyoの創業者が、創業から今までを振り返った一冊。
■創業前に作った「スープのある一日」という企画書収録。繁盛するチェーンができたというストーリーに沿って、コンセプトが語られていく。これだけ明快で緻密なビジョンがあったことに驚かされる。これだけでも一読の価値あり。現在のSoup Stock Tokyoでもバイブルになっているとのこと。
■生活価値の拡充というコンセプト、様々な人と働くことへの思いやエピソードが満載で、ビジネスの根幹となる「夢」や「人」について思いを馳せさせてくれる
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SoupStockTokyoの青写真を物語にするアイディアは素敵。ゴールイメージの共有もできるし、ロジックとして無理がないかの確認もできる、実に有効な手段だと思う。
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やっぱどっか変わってる部分がある人のほうが成功すんのかな。まぁまだまだこれからの企業だとは思うけど。
ネクタイに手を広げるつもりなのか・・・
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今までで読んだビジネス本の中で(ってほど読んでないけど)
これほどまでに泣けそうになったものはなかったと思う。
「自分のやりたい仕事」を考えて突き詰めた感じがとても気持ち良い。
そうか。
社会において何を出来るか、というイメージが大事なのか。
それと人に愛されるキャラクター。ふむふむ。
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今や誰でも知ってるスープストックを作った遠山さんの本。
スープストックは三菱商事の社内ベンチャー。
これを読むと
商社→ベンチャー起こす
の道を歩みたくなる。ベンチャーに興味あります!って人も必読だと思います。
商社だから出来たベンチャーであり。
商事だったから出来たってことはあるようです。
商社で得られる人脈はすごいようだ。
KFC(ケンタッキー)への出向の中からスープストックを作ろうとのときも商事だったからKFCの社長に直接働きかけることも出来たとのこと。
遠山さんは商事では最初は情報産業部みたいなところで、大学にネットインフラを導入する仕事をしていたとのこと。
でもお客さんの喜びを実感持ちにくいとのことでKFC出向を
希望したとのこと。
出向まで簡単ではなかったようだが、そのときに柔軟に動けるような会社は良いなと思います。
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スープストックトーキョーを立ち上げたのがこの本の著者
ここ数年でずいぶんメジャーな存在になったスープストックの
生い立ちから現在までがよくわかります
もちろんいろいろ苦労はあったんだろうけど
なーんかこの人は絶対大失敗しないんだろうなぁと思った
経歴や境遇や環境がそう思わせるというか、恵まれてるというか
でも細かいこだわりが感じられる会社だってことは
すごく伝わってきた
これ読むとスープストック行きたくなることうけあいです
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この本は、まさに自分がこれからどうしていこうかを考えてるときにレスバラ店長雄一郎にオススメされた一冊。なるほど、参考になりました。
特に参考になったのは、全然知らない人に自分の企画を伝えるのに、よくある5W2Hだけじゃなく、企画書をシーンが想像しやすい物語形式にしたこととか、著者の遠山さんのアプローチがとってもおもしろかったです。
あと、共感したのは「仲間は「やりたくて・やれる人」じゃないとお互いに苦労することになる」っていう部分。自分もParty Timeだったり、昔のBreakersだったり、料理教室だったり、いろんな企画をしてきたけども、一緒にやりたい人は「それができる人であること」と「自分も相手もそれをやりたいと思っていること」だった。
だからこそ、自分が新しく自転車に対してのアプローチをしていくにあたり、興味を持ってもらえるだけじゃダメなんだ。一緒にやりたいって思いを伝えることは簡単だけど、それが「自分と一緒にやればできる」って思ってもらえるためのアクションが必要なんだと改めて思いました。
そういう部分では、自分はまだまだ自転車に対してのスキルも知識も育てていく段階。そこを売りにしたらいけない。そうじゃなくて、自分が得意な分野で自転車に関われるアプローチを探す、、、てなると、うん、今の自分の「自転車でつながりができるようなサービスを作る」ってアプローチはそう間違ってない気がする。ただ、もっともっと特化していかないといけない。そしてもっともっと練りこまなくてはいけない。
スープもはじめは苦労したんだ、あきらめずに、自分のスタンスを崩さずに、修正すべきとこは修正する。そうやって前に進んでいくことが大事だなと思いました。
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まだスープストックを食べたことが無い。スマイルズが掲げる生活導線への出店のおかげでいろいろなところでお店を見かけている(四谷atreと目黒 atre、大崎JR駅内、京急品川駅ホーム、二子玉川駅ブックファーストの横、コレド日本橋、表参道echika、羽田空港等)にも関わらずいったことがない。
きっと女性一人でも食べれる店という一つのコンセプトが20代男性をこのお店から遠ざけていたのかもしれない。本も読み終わったことだし、東京ボルシチに舌鼓を打ってみよう。
新卒に学祭でお店を運営させたり、池尻中学で入社式をしたり、なぜか掛川で営業研修をしたりしていることに意味を感じる。平均的なものではなく、個性的、共感できる、背景があるものにこだわり、それをアウトプットしていくことを続けていってほしいと思った。
http://www.soup-stock-tokyo.com/
http://www.giraffe-tie.com/のネクタイが欲しい。