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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2006/02/28
  • 出版社: 小学館
  • サイズ:20cm/426p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-09-386162-5

紙の本

きいろいゾウ

著者 西 加奈子 (著)

その昔。少女は、病室できいろいゾウと出会った。青年は、飛ばない鳥を背中に刻んだ。月日は流れ、都会に住む一組の若い夫婦が、田舎の村にやってきた。妻の名前は、妻利愛子。夫の名...

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きいろいゾウ

税込 1,650 15pt

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商品説明

その昔。少女は、病室できいろいゾウと出会った。青年は、飛ばない鳥を背中に刻んだ。月日は流れ、都会に住む一組の若い夫婦が、田舎の村にやってきた。妻の名前は、妻利愛子。夫の名前は武辜歩。ツマ、ムコさんと呼び合う、仲のよいふたりだった。物語が、いま、はじまる。最新にして最深の、恋愛長編小説。【「BOOK」データベースの商品解説】

その昔。少女は、病室できいろいゾウと出会った。青年は、飛ばない鳥を背中に刻んだ。月日は流れ、都会に住む一組の若い夫婦が田舎の村にやってきた−。ロングセラー「さくら」の著者が紡ぐ、ちっぽけな夫婦の大きな愛の物語。【「TRC MARC」の商品解説】

夫の名は無辜歩(むこあゆむ)、妻の名は妻利愛子(つまりあいこ)。お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う若夫婦が、九州の片田舎にやってきたところから物語は始まる。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、周囲の生き物(犬、蜘蛛、百足、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。夏から始まった二人の話は、ゆっくりゆっくりとその年の冬まで進んでいき、「ある出来事」を機にムコがツマを残して東京へ向かう。それは、背中の大きな鳥に纏わるある出来事に導かれてのものだった。ひとり残されたツマは、幽霊に出会い、家のそばにある裏山のなかへと進んでいった。そこで彼女は、あるものに遭遇する。 20万部突破のロングセラー『さくら』の著者が描きとる、ちっぽけな夫婦の大きな愛の物語。【商品解説】

著者紹介

西 加奈子

略歴
〈西加奈子〉1977年イラン・テヘラン生まれ。関西大学法学部卒業。「あおい」でデビュー。他の著書に「さくら」がある。

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みんなのレビュー226件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

究極の夫婦愛を描いた作品。作中の童話も楽しめます。

2006/07/19 04:10

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者の西加奈子さんは1977年生まれ。昨年2作目の『さくら』がベストセラーとなったのは記憶に新しい。
本作が3作目となる。
読者である私達が普段、どうしても大切な人に伝えられなくてじれったい気分に陥ることってないであろうか。
少しのことで生じる気持ちのすれ違い、あるいはどうしても相手に聞く勇気が起こらないことなど。
人生は乗り越えなければならない試練がたくさんある。
西さんは本作で、もっとも大きな試練のひとつとでもいうべき夫婦間の信頼の欠如を取り払う方法を読者に示してくれている。
西さんの特徴は物語性が濃くて読者の心に残る物語を書く作家であるということであろう。
本作の主役夫婦である2人のユニークな名前にまず驚かされて読者はページを捲り始める事を余儀なくされる。
動物や植物とお話しできる能力を持つツマ(妻利愛子・・・ツマリアイコ)と売れない小説家のムコ(無辜歩・・・ムコアユム)である。
この2人が東京から田舎へと引越しして約1カ月たった時点で物語はスタートする。
たとえば犬のカンユさんとかチャボのコソクな会話、あるいは老人ホームで復帰漫才をする“つよしよわし”の滑稽さ。
日常に幻想的な話をいとも簡単に取り入れてしまう感受性豊かで自由闊達な文章。
ただ文体が独特なんで少し読みづらいかもしれない。
お互いがお互いの過去における知らないことに妬いたり悩んだりしている毎日を過ごす。
ツマは子供の頃心臓が悪くて1年間病院で入院していたこと。
ムコは背中にに鳥のタトゥーが刻まれていること。
前半は少し茫洋な気もしたが、ムコが過去を清算するために東京に戻ったあたりから楽しめるのである。
もちろん、作中作の童話(きいろいゾウの話)との関連性も興味津々で読み進めること請け合い。
西さんの巧さを感じたのは、ホロリとくる9歳の大地クンの存在。
彼のツマに対する気持ち(ちょっとませ過ぎだけどね)は読者にとって、ムコに真剣にツマを愛してやれっていう気持ちを増長させたような気がする。
ツマにとってムコが“きいろいゾウ”のような存在であれば、2人の夫婦にとって大地クンは“お月様”のような存在なのかもしれない。
ツマもムコも大地クンの存在に励まされ、心が癒されるところが本作を読む一番の醍醐味であると思っている。
ツマもムコもどちらも純粋な心の持ち主である。
はたして神様が与えてくれた試練を2人は乗り越えれたかどうか、あなたも是非この目で確かめてほしいなと思う。
活字中毒日記

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紙の本

本当に幸せになる物語

2006/05/18 13:42

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

夫の名前が「無辜歩」、妻の名前が「妻利愛子」。だから二人は「ムコさん」「ツマ」と呼び合ってるの。何か、それだけでもうおかしい。ほのぼの感がにじみ出てる。ムコさんは小説家で、夫婦ともども若いながらに田舎暮らしを満喫している。そこを訪れる様々な人々(動物も含めて)、起こる出来事。何がおかしいのか最初はわかんなかったけど、二人のそれらに対するスタンスなんだな。例えばちっとも愛想ふりむかないで食べ物だけねだりにくる野良犬は「カンユさん」、隣家の姑息なチャボは「コソク」、そうやって名づけて本気でくそぅと思ったりしながらつきあってる様子がおかしい。まるで人間相手なんだもの。しょっちゅう家にくるアレチさんはいっつもズボンのチャック全開、それを毎回毎回述べてる、おかしい。どんじゃらのゲームをアレチさん夫婦におぼえてもらおうと思うんだけど、ちっともうまくいかなくて、ムコさん必死で「キンニクマンが…」「にんにく」「アレチさん、キンニクマンです」などなど繰り返す様子、おかしい。物語はツマの語りで進み、章の終わりにはムコさんの日記が入るけど、二人の微妙な視点のずれもおかしい。とにかく随所随所に笑いのつぼが用意されてて、私たちはそれにはまりこむことになる。
でも笑いだけじゃない。何だかほわっとあったかくなってくる感じ、この感じは自然をそのまま物語の中にとりこんじゃってるような素直なやさしさだ。ツマには自然の声が本当に聞こえてて、会話していることもある。そんなのも、いい。もちろん、表題となっている「きいろいゾウ」は各章の間にはさまってきて、何だかいいなと思わせる、思わせるだけじゃなくてラスト近くで「えーっ」という驚きも運んでくれて嬉しい。最初からわかってるのはね、ツマが小学校の頃一年間心臓の病気で入院してて、その時読んだ絵本ってことだけなんだけど…さてさて、どんなびっくりが用意されてるのでしょう。
他にもこの物語はいいとこ、いっぱいある。でも私が好きのを一つ挙げるなら、登校拒否になっておばあちゃんのところに来ていた大地くんとツマの交流。すごく聡い大地くんと、子供そのままのツマならではのやりとり。このよさは、この味わいはちょっと説明することができない。また、説明しようとしたら魅力が減じそうにも思うしなー。だから読んでください。ただ、大地くんがツマに別れる時の手紙に「好きです…初恋です」って書いたのを読んで私はじんと来たのです。
さてさて、後半はちょっと厳しく暗い過去と直面。でも、だからこそ、幸せが…待っている。

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紙の本

ある夫婦の物語プラス童話付

2006/10/12 23:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:クロ - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は妻利愛子(ツマリ アイコ)通称ツマ、
私の旦那さまの正式名は武辜歩(ムコ アユム)呼び名はムコさん。
「ツマとムコ」すごいでしょう。名前からして運命的!
でも結婚は反対された、お父さんに。
で、駆け落ち結婚、かっこいいでしょう。
住んでいるのはムコさんのお爺ちゃんが残してくれた田舎の家。
ムコさんは新進小説家&しらかば園(特別養護老人ホーム)の事務員さん。
私達は平和に暮らしている。
駒井さん家のチャボ「コソク」が『残暑がキビシイ、ザンショ』と遊びにくるし
野良犬「カンユさん」が『なんか、食べ物ない』とやってくる。
私の心臓は人の半分の大きさしかない。
小さい頃は病室でいつも好きな絵本を読んでいた。
空とぶ黄色いゾウと小さな女の子のお話。
「ぱおーん」ある日、きいろいゾウが壁の地図から出てくるまで。
繊細なのか敏感なのか、ツマは通常人が感じないものを見ているようだ。
庭でよく誰かと話している、たくさんの何かと。
ツマの世界は、どんな風なんだろうか?
ぼくを透過して何かを見ているツマの世界は。
ムコさんの視線の先に揺れている白い足が見える、若草色のワンピースがみえる。
ムコさんの自殺してしまった叔母、ない姉ちゃん。
ムコさんの背中には小鳥がいる、色とりどりのはばたく羽。
刺青が鳥達をムコさんの背中に留めている。
田舎の家でツマとムコさんが静かに暮らす。
裏山を歩く女性の幽霊、ご近所の人々、町からやってきた孫や漫才師。
トマトを収穫しながら、花や木や草の声を聞くツマのため息。
過去に捕われてしまった場所と人の心がシンクロをおこす。
ツマとムコさんが、田舎と東京で離れてみる風景は
大雨のなか、黄色い月に照らされて物語のクライマックスへ。
なんとなく、しみじみ。
始まりの「必要なもの」の項目が、終わりのページの「必要なもの」の項目へ。
最後に大きく書き加えられた一行が、美しい。
挿入された童話がステキなある夫婦の物語。
透明な明るさと哀しさが、黄色いゾウさんと共にやって来る.

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紙の本

でっかい愛

2006/03/04 18:02

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公夫婦の名前は、無辜歩と妻利愛子。お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合い、九州の田舎で暮らす風変わりな夫婦。この2人を取り巻く人たちもまたエキセントリックで、彼らのやりとりが本当におかしい。
 一言で言ってしまえば夫婦愛がテーマの小説だが、前半と後半で受ける印象が全く違う。前半は、とにかくおかしくて賑やかな夏の風景が象徴的で、愛することの幸せを感じさせてくれるエピソードに満ちている。コーヒーの匂いや「グッナイベイビー」などの逸話は本当に巧いと思う。それに対して後半は、冬の到来とともに物語全体に静けさが溢れ、ムコとツマ2人のしばしの別離を描いている。愛するあまりに相手がいつか自分の前からいなくなってしまうのではないかと不安に思うことは誰にでもあることだろうが、不安を持って毎日を生きるよりも相手がいてくれるだけで感謝すべきことなのだ、と気付かせてくれる内容になっている。
 愛する人が、ただ「大丈夫」と言ってくれるだけで人は生きていけるのだ、と本書を読んでつくづく思った。堂々として自信に満ちて優しくて楽しい小説。

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2006/04/06 14:28

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2006/04/18 11:03

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2006/04/22 15:03

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2006/04/24 16:31

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2006/05/12 23:20

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2006/06/13 00:18

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2006/07/01 14:12

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2006/07/14 15:11

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2006/07/15 11:42

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2006/07/30 22:19

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