紙の本
さあ、人生の真の目的を見つける旅に出発しよう。
2010/06/19 03:51
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:太郎丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会人は、明日終わってしまうかもしれない大事な自分の人生の大半を、仕事という労苦を伴うものに費やしている。にもかかわらず、社会人は「生きていくため」という他の動物と何ら変わらない目的を持ってしか働いていない実情がある。
しかし、ここで問題なのは、社会人が他の動物と目的が同じことを悲嘆することにあるのではない。問題は、「生きていく」ことが人生の真の目的たりうるのか、ということである。筆者はその点に問題意識を持ち、もっと別のところに人生の真の目的があると指摘する。
そうすると、ひとつの解が出てくる。社会人は多くの時間を仕事に割いている。そして、人には各々の人生の真の目的がある。つまり、社会人は仕事を手段として、人生の真の目的を見つけるということだ。
となると、今度はどんな仕事を選ぶのかが重要になってくる。この点、就職活動する者は、自分で情報を集めた企業や就職課が提示した会社から内定を得られれば、万々歳ということになるのが通常だろう。
しかし、仕事選びは、人生の真の目的発見の手段ともなる重要なものだ。それなのに、そのような限定された選択肢から仕事を選んでいいのだろうか。
ここで、仕事の選択肢を広げるキーポイントがある。それは、根拠なく自分を信じることだ。それにより、筆者は単なる会社員ではなく、会社を興し、社長というポストを得ることができた。
私は、何の根拠もなく自分を信じることは難しいと思う。どうしても何の業績もなく、悲惨な過去の延長線上で未来を考えてしまうからだ。しかし、今まで悲惨だったからといって、これからも同じだという根拠はどこにもない。過去は変えられないが、未来は変えられる。そのために、人生のリセットボタンを押すべきときは、今ではないかと感じた。
就職活動中の学生や転職を考えている人、そして自分の人生に迷いを感じている人に読んでほしい一冊である。
紙の本
ソニーに入るよりソニーを創るほうがカッコいい
2006/09/18 20:58
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る
「はじめに」によれば前著「採用の超プロが教えるできる人できない人」は経営者や採用担当者に読んでもらいたくて書いたそうである。実際には若手ビジネスマンや就職前の学生にも読まれたそうである。本書はそんな若手ビジネスマンやこれから就職しようという学生に向けて、自分に秘められた無限の可能性に目覚め、人生の主導権を自分の手でしっかり握って欲しい、との願いで書かれた本である。
自分の人生を充実したものにするためには自分の価値観を大切にし、自分の判断基準をしっかりもつ必要がある。人生の大部分は仕事に費やされる。そのためにも仕事選びは大事なのだが、どうしても就職活動は会社選びになってしまう。学生に人気のある企業ランキングは毎年似たようなものだが、有名企業に就職できたから幸せな人生が保証されるわけではない。そこで自分をどうやって活かすかが問題。そのためにも本書を読んで、仕事選びについて考え直すのがよいだろう。著者個人の価値観も多く記されてはいるが、おおかた共感できる。
第4章の「人材育成は底上げより、トップ走者にどれだけどれだけ先を走らせるかである」というのは興味深い。これは先端技術開発が事業の柱である企業であれば当然なのかも知れない。先を走れる人材がその企業をリードする。後追い、2匹目のドジョウ狙いの企業であれば底上げ戦略でよいのかも知れないが。自分の会社をそれらのどちらにしたいかという経営者の選択が企業の行方を占うのだ。この章は経営者にも読んでもらいたい。
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常に現状に満足しない自分であれ。
座右の銘を思い出した。
「嫌ならやめればいい 他にしたいことがあるならすればいい 自分で境界線を飛び越えろ!」
自由が欲しかったあのころ。今掴んだと思っていた自由は果たして本当に自由なのか?仮にそうだとしても満足いくものか?
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「ソニーに入る」より、「ソニーを作る」方がカッコイイと言ってしまう筆者の考えに共感。就職活動の時、これほど影響を受けた本はないんじゃないかというくらい内容の斬新さにショックを受けました!
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この本は淀屋橋の本屋さんでたまたま見つけました。
パラパラとみてみてよい感じだったので購入しました☆
就活でなにがしたいのか分からなくなっていた自分にとって、よい刺激をもらったと思います。
もっと早くこの本にであっていれば・・・
自分の芯をしっかり持って、人生設計すれば悔いはない!!
そのために「よい」仕事を見つけよう!!
自分の人生自分で長いか、短いかは決められない。
太いから短いとは限らない。
細くて短い人生もある。
どうせなら、太い人生を生きよ。
いいこと教わりました。
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常識の中で考えてしまうと、選択肢が限られてしまう。無限の可能性を自ら小さくしてしまう。
常識や世間の流れに合わせるのではなく、本当に自分は何がしたいのか?を考え、根拠のない自信でそれに突き進む。
理解はしました。さて、実践に。
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就職活動中に読んで、働くことの価値観をひっくり返された。この本にもう少し早くに出会えればよかったなぁ…
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就職する人、そうそこのあなたです!!
読んでおいた方が良いです。28歳のリアルより読んでおいた方が良いです。
自分が進める道を発見できる一冊。
自分は何がやりたいか?を見つけてないあなたは必ず読め。
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「仕事選びは人生選びだ!」と語る著者の就職観がかかれた一冊。
この本を読んで仕事に対する意識がおもいっきし変わりました。
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実は、「自分は普通」っていう思い込みで人生を損している人ばかりなのかもしれない。自分を一番ほめてあげられるのは自分だね、自信をもっていこう
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著者は主に採用コンサルティングを事業としているワイキューブ代表の安田氏。
主に就職活動を控えた大学生に向けて書かれていて、これからの仕事選びに関して非常に視野が広くなった。
「仕事を選ぶということはまぎれも無く人生を選ぶということだ。しかし、就職活動で選んだ仕事で一生が終わりではない。人生はいつでもギアチェンジできる。自分の価値判断基準で自分でハンドルを握る人生を送って欲しい。」
現に著者自身が、サラリーマンに向いてないと悟り、リーダーシップなどのあらゆる資質が欠けているにも関わらず、自分の価値基準に基づいて起業して人生をギアチェンジしている。
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言ってることはどの本読んでも同じだ。
自分の価値をどこに置くかがスタンスを決める。
ほんとにできる人は、できることじゃなくて、できないことに目がいく。
それが一番の近道。
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私は、生き方にもセンスの良し悪しがあると思っている。生き方のセンスのいい人というのは、「何に命をかけるべきなのかを、直感的に知っている人」である。一日仕事に時間を費やすということは、一日寿命を削ることにほかならない(p29)。その他就職活動および今後の職業人生に臨む人に有益な考え方を紹介。
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結構前に読んで、最近再び読んだのだが、いいね〜!
仕事の価値観を養うにはためになる本だ。
「過去の実績で未来は決まらない、
未来が過去の評価を変える」
ん〜、いい響きだ。
社長(経営者)に対する考え方も大変共感できる。
こういう考えを社長が増えたら・・・。
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【目的】
仕事の取り組み方、考え方を著者のそれと比較して自分が現在どのレベルにいるのかを把握するため
【引用】
・どんな生き方をしたいのかわからないのに、仕事を選ぼうとすると無理が生じる
・求人市場が求めているのは過去の経験や地位ではなく、入社後にどんな利益をもたらしてくれるのかという能力
・悔いとは「できなかった」という結果に対して抱く感情ではない。悔いとは「やらなかった」というプロセスに対して抱く感情だ
・「誰と働くか」ということは、想像以上に仕事の質に直結する
・「プロ」になるということは、スペシャリストになるということではなく、「フリーでもやっていける能力」を持つことだと考えている
・人生に成功している人は「頭のいい人」ではなく「やる気のある人」である
・仕事も人生も結局は「好きか嫌いか」で選べばいい
【感じたこと】
自分の価値観と似ている。ただ自分の方が行動力に劣っているとの印象を行間から読めた。仕事論は大体どの人の著作も似たり寄ったりだということは、成功者の考え方に共通する部分があるということだろう。
【学んだこと】
生き方に差が出るのは、目的意識を持っているかどうかだということ。何のために生きているのか?何故を繰り返してみる。生きることさえも目的ではなく、手段であると説く著者には、同感。ただ目的意識を忘れてしまったり、手段と目的を混同して迷路にはまり込むことも多かったので、この点は今年中に克服してマスターしておきたい。
とてつもなく大きな夢・目的を持とう。その実現に向けて努力することが人生を輝かせてくれる。