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雪
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 27件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.3
  • 出版社: 藤原書店
  • サイズ:20cm/572p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-89434-504-8
  • 国内送料無料

紙の本

著者 オルハン・パムク (著),和久井 路子 (訳)

【メディシス賞(2005年)】1990年代初頭、トルコ北東部の地方都市カルス。雇われ記者の詩人Kaは、イスラム過激派によるクーデター事件に遭遇し、宗教と暴力の渦中に巻き込...

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商品説明

【メディシス賞(2005年)】1990年代初頭、トルコ北東部の地方都市カルス。雇われ記者の詩人Kaは、イスラム過激派によるクーデター事件に遭遇し、宗教と暴力の渦中に巻き込まれ…。世界40か国語に翻訳され、各国でベストセラーとなった超話題作。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

オルハン・パムク

略歴
〈オルハン・パムク〉1952年イスタンブル生まれ。「わたしの名は紅」で、国際IMPACダブリン文学賞など数々の賞を受賞。

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みんなのレビュー27件

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評価内訳

紙の本

はらはら花びらのように降る、静かに降り積む、狂ったように乱れ飛ぶ、降りこめる、覆い尽くす——人間のあらゆる生活、社会的活動が自然にどう左右されるのか。雪の下の小さな町のクーデターと恋を通して描く。

2006/05/10 12:06

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 政治に利用されてしまう宗教や人種の問題を抱え、政情不安や紛争にさらされる故国を持つ現代作家たちにはハンデがあるように思う。たとえば旧ユーゴスラビアやアフガニスタンの作家、ユダヤ人、バスク人、黒人の作家などが牧歌的な作品を書いたとき、読者はそれをただ牧歌的だと受け止めず、何かしら作家の社会的立場を探そうとする。牧歌的でない寓話でも提示してくれれば、権威や体制に対する批判、疎外感などを内容から読み取り、そう読み取ることができた自分に納得して本を閉じる。だが、あからさまな政治や思想に対する反発がこめられていると、ちょいとうざいかなと思う。こうした傾向は凡庸な読者である自分の読み方について考えれば、痛いぐらいよく分かる。
 故国に政情不安や紛争がある作家には、その要素を「適度」に物語に盛り込むことが期待されている。したがって読者の「色眼鏡」がハンデに働きかねないということだが、逆にそのような読者の構えをうまく味方につけ、現代社会を透視する話題作や傑作を物することも可能だ。
 ノーベル文学賞候補として近年注目を浴びているトルコの作家オルハン・パムクは、2005年から2006年年初にかけ、アルメニア人問題に関する発言がトルコ国家を侮辱するものだと告訴され法廷に立った。何回か日本の新聞記事としても取り上げられた。「文学と政治」が語られる場所に、今もっとも引き摺り出されやすい作家なのかもしれない。
 最初に邦訳された『わたしの名は紅』が伝統絵画の修業世界を舞台に「東」と「西」の確執を描いたのにつづき、2002年の出版後、米国ほか各国でベストセラーとなり今回邦訳された本作も、政治的イスラムと欧化主義のあいだで起こったクーデター事件を舞台としており、「文学と政治」という切り口で論じられても仕方ない内容となっている。パムクは執筆中、何も法廷に出るまで政治的なものにからめとられるとは思わなかっただろう。解説に明らかなように、これまでの政治小説が政治を書くあまり芸術からかけ離れてしまったことを批判し、その批評を込め、「芸術」として立つ小説を画したのである。
 『雪』は、読者の色眼鏡を適度に受け容れながら、リテラシーや文体といった文学的技術の利用のみならず、この作家でなくては書き得ない素材をいくつもまとめ上げ、雪の結晶する空の高みに到達している。
 たとえば、クーデターの発端や核にある、「トゥルバン」と呼ばれる女性が髪を覆うスタイルの用い方。髪を隠すか人目にさらすかが少女たちの命を賭ける選択であり、その名誉を守るか否かという男たちの行動の動機となっている。トゥルバンによって、イスラムの美や倫理がこちらの視覚に焼きつく書かれ方をされている。
 この事件に吸い寄せられるようにアルメニア国境に近い町カルスにやってきた元政治亡命者の詩人の恋。これが思わぬ方向へ展開していき、行方がどうなるかというプロットも巧みだ。彼の内に、カルスで溢れ出しはじめた詩のテーマの相関性。それは意表を突く「形」を成すことになる。
 そして、何よりも物語のあいだじゅう降りつづける「雪」の姿態。その雪ゆえに陸の孤島と化した町、劇的なものを胸に去来させる人びと。
ここで試みられた雪と人間、雪と社会の描写は、ひとつの政治的事件を舞台にした「雪の文学」としての印象を強く刻む。本作は、この国が政治的問題を乗り越えた将来、雪を書いた世界文学の名作の1つとして数え上げられることになるのではないか。

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2007/04/23 01:02

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