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内容紹介・目次
2006/03/27 13:24
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投稿者:アスキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
脳を効果的に発達させるノウハウ書籍の究極の決定版、ついに現わる!!
あの川島隆太教授の師である脳機能の最高権威が、ついに語る!!! 世の中の脳の情報、脳の本のほとんどは信用できない! 『バカの壁』の養老孟司氏、TVなどで話題のゲーム脳/ネット脳、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の川島隆太氏など多彩な話題について、脳の働きの分野の最高権威がついにその真相を語る! そして真に脳の働きが良くなる毎日の過ごし方とは? 人生の各年代において脳を最高に発達させる習慣とは?
思考、スポーツ、芸術の力を高め、健康・長生きになる最新ノウハウを、日本のトップを走る脳科学者がやさしく語る、まさに目からウロコの決定版! 人生を変える驚きの最新テクニック満載!! 仕事、勉強ができないのは、このせいだったのか!!
●目次一部
はじめに
基礎知識〜脳の地図
<第一部>脳が良くなる一日の過ごし方、悪くなる過ごし方
・快感を起こす刺激は、すべて脳を発達させる
・ゲームやネットをやり続ける脳、そうした遊びに罪悪感を感じる脳
・一日中、家で本を読みふけっていれば、脳は良くなる?
・運動+「記憶し、思い出し、比較する」で脳を良くする
・通勤・通学時の電車内や道で、脳を良くする方法 など
<第二部>脳を壊すもの、脳を発達させるもの——さまざまな観点から
・恐怖映画やバンジー・ジャンプは脳に良い? 悪い?
・「癒やし」や「音楽」は、脳に良いか、悪いか?
・子供や部下を賢くする叱り方、バカにする叱り方
・見ているだけで運動能力が高まる、ミラー・ニューロンの力 など
<第三部>NO-GO、ランニングと脳——ニート、引きこもり、うつ
・GOとNO-GOをうまく使い分ければ、脳が発達する
・キレる人が増えているのは、NO-GOの訓練不足のせい
・自分に厳しいばかりではダメ、自分にごほうびをあげよう
・猿人がヒトへと進化したきっかけは、これを始めたせいだ! など
<第四部>実践!世代別、脳の鍛え方——〇歳〜十五歳篇
・脳は一生のうちのいつごろ大きくなり、いつごろ縮むのか?
・赤ちゃんの脳は、生後すぐから、多彩な学習が可能になっている
・親が意図して子供の脳を鍛えないと、脳はよく育たない
・乳幼児の脳を発達させる、簡単かつ具体的な方法 など
<第五部>実践!世代別、脳の鍛え方——十六歳〜高齢者篇
・一生を通じて、人間の体はどう変化していくか?
・十六〜二〇歳にかけては体を鍛えることが脳のためにも重要
・二〇歳までに、赤い筋肉、「遅筋」を重点的に鍛えておこう!
・脳と体を最高に発達させる、今一番新しい走り方は、これだ! など
<第六部>高齢者の認知症とリハビリ〜現在の対処法には間違いが多い!
・脳は必ず萎縮する=体の全機能は低下する
・健常者の脳は、どのように萎縮し、死を迎えるのか?
・認知症気味の高齢者——その症状を改善する試みとは?
・高齢になって一人暮らしを避けられそうもない場合の具体的な対策 など
<第七部>さらに脳を良くするために——こんな脳の本は信じるな!
・脳研究の源流のひとつ——電気刺激による“働き”の研究
・脳研究のもうひとつの源流——解剖による“形”の研究
・発展していく二大潮流とノーベル賞学者同士の対立
・ビジュアル・イメージング装置PETで、脳研究が変わった!
・もうひとつのビジュアル・イメージング装置、fMRIとは? など
付録 脳の衰えをチェックする医学テスト三種
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「恋愛は脳に良い」そして「恋愛の対象はアイドル、ゲーム、アニメのキャラクターでも良い」
「ゲームはうまく付き合えば脳を発達させるのに役に立つ」「ゲームは近い将来、高齢者にとっての必需品になるかもしれない」
「ゲームで脳が悪くなると心配するのはナンセンスで、むしろ逆の可能性がある、というのが最新の脳科学の見方」
「書店に並ぶ脳の本のほとんどは、ヒトの脳機能については『非専門』の学者たちが科学雑誌の論文や新聞記事などを読んで『誤解、曲解』し、それをもとに『妄想を展開』している書籍が大部分」
「脳波ではおおざっぱな意識の変化しか分からない。森昭雄の言うゲーム脳、ネット脳のように脳波をもとに脳の働きについて何かを言うのは、現代の脳科学の世界ではあまりに信憑性がない」
脳機能の日本最高権威、京大名誉教授、久保田競氏が語る、目からウロコがおちる本当の脳の話。
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第7章だけでも見る価値はあります。一般的な本は他人に疑問を持つような文章を書きませんが、この本は現在の脳科学の現状と問題点をしっかりと定義しています。
また、ほかの章もわかりやすくかかれているので、脳を鍛えることを簡単に実践することが出来ます。
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脳は何歳になっても能力を向上させることができる。脳疾患やけがで脳の一部の機能が失われてもリハビリを行うことで代替機能が働き、かなりの機能が取り戻せる。
人間の脳が発達したのは手を使い始めたからではなく、走ることを覚えたから、という説が有力。脳を老化させたくなかったら体を動かすこと、中でも走るのことが一番いい。
本当の脳科学者でない人の書いた「脳」本は論文の引用が不適切だったり内容に問題のあることが多い。
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脳を効果的に発達させるノウハウ書籍の究極の決定版、ついに現わる!! あの川島隆太教授の師である脳機能の最高権威が、ついに語る!!! 世の中の脳の情報、脳の本のほとんどは信用できない! 『バカの壁』の養老孟司氏、TVなどで話題のゲーム脳/ネット脳、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の川島隆太氏など多彩な話題について、脳の働きの分野の最高権威がついにその真相を語る! そして真に脳の働きが良くなる毎日の過ごし方とは? 人生の各年代において脳を最高に発達させる習慣とは? 思考、スポーツ、芸術の力を高め、健康・長生きになる最新ノウハウを、日本のトップを走る脳科学者がやさしく語る、まさに目からウロコの決定版! 人生を変える驚きの最新テクニック満載!! 仕事、勉強ができないのは、このせいだったのか!!
いやー
色々参考にさせていただきます。
脳科学っておもしろいですねー
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脳科学の世界的権威、京大名誉教授、久保田 競さんの本。東大医学部卒業、京大霊長類研究所所長を歴任された方だそうです。妻は”脳科学おばあちゃん”とかいわれてTVなどでよくみかける久保田カヨ子さん。
脳を良くする習慣、悪くする習慣ですが、端的に言うと以下の様です。
楽しいことをやりなさい、ストレスをためるな、たくさん覚えて記憶力を刺激しなさい、走りなさい、大豆を食べなさい、などなど。
さすが脳科学の世界的権威だけであって厳密性を重視するというか、怪しいことはいいません。なんとなく脳に良さそう、というのではだめできちんと実験データに裏付けられたものしか認めない。その分、いっていることは刺激が少ないというか、上記のように、まあそりゃそうだろうな、というようなことでした。
この中では特に、記憶の訓練をせよ、という部分を実践していきたいと思っています。年とともに記憶力の低下を痛感しています。ワーキングメモリーを刺激することで鍛えていきたいところです。
また、子供に[NO-GO]を教えよ、というのも参考になります。やってはいけないことをしなかったことをほめる、です。なるほど、これは発想の転換ですね。
意外だったのは、随所でロールプレイングゲーム(RPG)が脳によい、とおすすめしているところ。でもどうでしょうか。確かに脳には良いのかもしれませんが、この方、RPGの危険性をちゃんと認識してるんだろうか。RPGはものすごい中毒性があり、いったん始めるとそればかりになってしまう人がどれだけいることか。私の大学の同期でも、RPGばかりやっている人も多々いました。大学で何をやったか?→RPGばかりやってました、というのもなんだかもったいない気がします。確かに頭を刺激するので脳には良いのかもしれませんが、私は子供にはやらせたくないですね。”長時間続けなければ問題ない”といったこともいっていましたが、それができない人がどれだけいるか。
最後の章では近年、脳科学の学者が世の中に氾濫していることを痛烈に批判。信用できる著者かどうかは、著者がちゃんと論文を書いてるかどうかで判定せよ、一般向け本ばかり書いている著者は駄目だ、研究と並行してたくさんの本を書くことはありえない、などなど。確かにそうですね。脳科学者、怪しい人がいっぱいいそうです。
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日本における「脳機能」の最高権威。脳トレの川島教授の指導者でもあった。
思考を司る「前頭前野」、記憶を助ける「海馬」、筋肉運動を助ける「運動野」、筋肉運動を調節してなめらかに起用に動かす「運動連合野」。これらはすべてドーパミンの影響で働きがよくなる。快感を起こすことによってドーパミンが出る。
ドーパミンが出るのは、おいしいものを食べる時、お金を得るとき、体を動かす時。うまくつきあえば、ゲームやネットも脳を発達させつのに役立つ。
一番大切なのは「自分の好きなことをすること」「体を動かすこと」。運動のない生活をしていると脳が萎縮が早まる。
人間の脳は情報を入れるだけ入れた方が機能が向上する。まさに無限。「記憶し、思い出し、しかし積極的に思い出さないようにすれば(壁を作る)、忘れることもできる。
脳科学者が認める唯一脳によい物質は「アセチルコリン」。納豆や豆腐、一部チョコレートに含まれる。
ストレスが起こると副腎皮質が働いて、ストレスホルモンである「コルチゾール」が分泌される。それが脳に入り、海馬に届いて、海馬のシナプスを壊してしまい、結果海馬が小さく萎縮する。ストレスで記憶力や思考力が低下するのはこのような理由である。
「癒やし」は前頭前野がリラックスするが、「ボーっとしている状態」が続くと脳の働きは低下する。好きな音楽を聴いていることは脳を発達させる。音楽に合わせて踊ると前頭前野の下の方がよく働く。
恋愛は脳によい。アイドルやアニメのキャラクターなど身近な人でなくても、愛を感じる方が感じないよりは脳によい。
ワーキングメモリーとは、「通常の記憶とは異なる種類の記憶で、やり終わったら忘れていい、行動がすんだらいらなくなる、一時的に覚えておくべき記憶」。係わる領域は前頭前野の46野。トランプの神経衰弱は、このワーキングメモリーの能力を比べあう遊び。何桁もの数字の記憶、RPGゲームなどでワーキンメモリを鍛えられる。
「積極的に何かをしない」ことを「NO-GO」と呼ぶ。意識して「NO-GO」を行うときには脳の8野が働く。感情の働きによって行動をやめる時には11野が働く。「何々をしてはいけません」と叱るのは子供のストレスになるので、何かをしなかったら褒めることにより、何かをしないことを学ばせるとよい。これができないとキレる子供になってしまう。
世代別脳の鍛え方
生まれた直後から3歳までにいろいろな働きを覚えさせていくと、脳がよく発達した子供になる。手を使う、足を使う、しゃべるなど。
4~7歳頃までの脳にいいのは大人の真似をして親や友達と遊ぶこと。英語などの外国語を本格的に教えるのもおすすめ。
8~15歳は頭頂連合野が一番発達する時期なので、知識を詰め込む、暗記を繰り返すことで脳が発達する。本をたくさん読ませることがいい。小説でも漫画(図形認識力を高める)でも。
試験に備えては、規則的な生活習慣をつけることが大事。ストレスを感じると記憶力は弱まるので試験前に家族や友達とけんかするのは、とてもよくないこと。
16~20歳は、体を鍛えることが脳のためにも重要。
36~60歳は、��の働きの低下を食い止めるためにも、意図して脳を鍛えるべき。生活習慣病は脳にひどくダメージを与える。
脳の研究の発達は著しいので、2000年以降に書かれた脳科学者の本しか信用できないと思ったほうがよい。脳の一部ではなく全体を研究している「神経科学」が専門の脳科学者でないと脳全体を見ることはできない。脳トレの川島教授の理論はまだ仮定段階とで、研究結果を待っている状態。養老孟司さんの本はエッセイとしては秀逸だが、ご自身は解剖学者なので、脳のことは専門外で記述にも誤りがある。
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効果に期待しているので星4つ。
個人的に脳トレ極秘プロジェクト進行中。
Coming Soon...
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この本は読みやすく、分かりやすい内容でした。脳関係の本が山積になっているなかで、出色の出来ではないかと思います。 脳を鍛えるための具体的なアドバイスがあり、とても参考になりました。気持ちよくすること、という基本姿勢にとても説得力があります。
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脳の権威ともいえる、久保田競氏が著した脳の鍛え方。
脳の機能の説明から脳の鍛え方、類書の読み方など、脳についての情報を幅広く教えてくれます。
特に、世代別の脳の鍛え方は、参考になるかと。
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脳について一般向けにとても解りやすく書かれた本。
すごく勉強になり、年に1度は、読み返したい。
脳の衰えのチェックシートがついてるのもよかった。
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難しそうな印象がある脳科学を、一般の人にもわかりやすく解説しており読みやすかった。
脳科学ブームに乗り多々出版されている脳科学本は誤解が多くあると指摘しており、すべての内容を鵜呑みにしてはいけないと教えてくれる本だった。
少し前に話題になった「ゲーム脳」に対しても触れており、従来からあった科学的根拠が乏しく信用できないといった反論を超えて、RPGなどをすることで脳が鍛えられると書いてあるのがとても興味深かった。
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脳学者で大御所である久保田さんが書いた、
脳を活性化させるためには、何が有効化が書いてある本。
ほかの動物と人間においてもっとも違う点は、
前頭前野が大きく発達していること。
そして、前頭前野はヒトが二足歩行になり、
両手が自由になり、手を使ったから発達したと考えられていたが
どうやら、肉食獣を追って長時間はしるために発達したとう事だ。
30歳を過ぎて、有酸素運動に大きく傾倒していった自分にとっても
非常に大きな発見であった。
また、テレビやインターネットで大きく話題となっている
脳科学関係の書籍に対しても、
『ここまでは、言える』
「此れはいいすぎ」
「テレビに出演している機会が多すぎる人は研究活動を行っていないため、言動に信頼性が低い」等
納得のゆくことが多い内容であった。
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脳科学者の権威が語るハウツーは、意外にごくあたりまえの内容だった。口述を編集者がまとめたスタイルなので、複雑な論理展開は無い。読みやすい一方で物足りなさもある。流行の似非脳科学にひっかからないためには有益。
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実験や論文をもとに結論、言いたいことを厳密に書こうという姿勢が分かる本。心理学の本や苫米地氏の著作などと矛盾するところもあるが、慎重な姿勢と抽象度(物理的な脳~心)の違いによるものと思われる。専門的な知識が若干入ってはいるが非常に読みやすく、脳科学関係の本を読みたいなーという人にはおすすめ。