- カテゴリ:一般
- 発売日:2006/03/01
- 出版社: 白水社
- サイズ:18cm/361p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-560-09000-9
紙の本
キャッチャー・イン・ザ・ライ ペーパーバック・エディション
J.D.サリンジャーの不朽の青春文学『ライ麦畑でつかまえて』が、村上春樹の新しい訳を得て、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として生まれ変わりました。ホールデン・コールフィ...
キャッチャー・イン・ザ・ライ ペーパーバック・エディション
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商品説明
J.D.サリンジャーの不朽の青春文学『ライ麦畑でつかまえて』が、村上春樹の新しい訳を得て、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』として生まれ変わりました。ホールデン・コールフィールドが永遠に16歳でありつづけるのと同じように、この小説はあなたの中に、いつまでも留まることでしょう。雪が降るように、風がそよぐように、川が流れるように、ホールデン・コールフィールドは魂のひとつのありかとなって、時代を超え、世代を超え、この世界に存在しているのです。さあ、ホールデンの声に(もう一度)耳を澄ませてください。【「BOOK」データベースの商品解説】
さあ、ホールデンの声に耳を澄ましてください…。村上春樹訳、新時代の「ライ麦畑でつかまえて」ペーパーバック版。ホールデンが永遠に16歳でありつづけるのと同じように、読者の中にいつまでも留まる物語。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
ライ麦畑の捕獲者
2018/11/11 18:45
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品の感想だけは、誰とも分かち合いたくないと思っています。
私だけのもの。
そういう作品に出会える幸せがあるから、本を読むのでしょう。
紙の本
あのころは、私も痛いヤツだった
2020/02/02 22:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
もちろん、「ライ麦畑でつかまえて」で超がつくほど有名な作品なのだが、村上春樹翻訳版は原題をつかっている。この本については、昔、主人公・ホールデンと歳があまりかわらないころに野崎孝一氏の訳で読んでいる。あのころは「中二病」なんて言葉はまだ使われてなかったと思うが、まさに彼は「中二病」発症中という状態で、その痛々しい様子は当時粋がっていた私と重なり合うのだが、ホールデンと歳がかわらなかった私は彼が痛々しいことに気が付いていなかった。今、村上訳で読み返してみて、あのころの私がかなり痛々しかったということが認識できた次第だ。「ライ麦畑で出会ったら」という詩を主人公が「捕まえたら」と間違って覚えていたことを妹に指摘されるというエピソードから題名がついていることを久しぶりに思い出した
紙の本
ホールデンと村上春樹
2019/05/18 00:31
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Fortheseventhgeneration - この投稿者のレビュー一覧を見る
30数年前「ライ麦畑で・・」を読みました。
昨年トルコ人の知り合いが、「ライ麦畑・・」のトルコ語版を貸してくれました。
訳は結構荒い印象で、スラングも強く、この訳者の姿勢ってどうよ、とか偉そうに思ってましたが、
好きな女の子を取られたホールデンがケンカするシーン、私もなぜか不思議なくらい、もの凄くドキドキしてきて、怒りが込み上げてきて、全身が反応するくらいのパワーを感じました。訳者がこの怒りにもの凄く共感してるのがわかりました。正直、読んでいて感心しました。
それから村上訳を読みました。
もの凄く丁寧に訳しているのがよく分かり、さすがだと思いましたが、例のケンカのシーンでは全くドキドキせず、怒りも湧いてこず、さらっと読み進めてしまいました。
そうだよなあ、村上さんってすごくモテそうだし、このケンカの相手に反感を抱くどころか、逆にこの嫉妬が理解できないだろうなあ、このシーンで嫉妬しそうにないなあ、なんて生意気なことを考えていました。
ところが最後まで読み進めていくうちに、いやそうじゃない、どちらかというと、トルコ語訳の訳者はホールデンとは全く違ったタイプの粗野な感じの人であり、むしろホールデンに近いのが村上春樹なのではないか、と思うようになりました。
ホールデンは背が高くハンサムな優男で、女の子たちもホールデンから誘われればホイホイついて行くくらいで、彼、結構モテます。インテリで早熟で、それでいて自分ではどうして良いのかわからない。
村上春樹訳、ケンカのシーン以外で言えば、全体を読んだ感じはピタッときます。
私は好きです。
紙の本
海外少年文学の最高峰(自分比)
2019/04/19 09:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
春樹さんの翻訳で好きになった本です。私の中の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は、少年を主人公とした小説の名作になりました。
主人公は常に不安定ですが、今どきの厨二病とは全く違います。作中のホールデンくんがひたすら切ない。
紙の本
「J.D.サリンジャーの死/ライ麦畑でつかまえて」
2010/05/09 09:46
9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:soramove - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ライ麦畑でつかまえて」というまさに
キャッチコピーのようなタイトルで
中学や高校の頃に読んだ人も多いだろう、
そんな有名な小説の著者が91歳で亡くなった」
先日の朝日新聞に1982年当時の
スーツ姿で笑っている写真があり、
サリンジャーの顔をちゃんと見たのは
初めてだった様な気がする。
それくらい外に出ない有名作家だった。
2003年には村上春樹が新訳を出したことで
久し振りに新訳で読み返した。
彼が熱望していただけに思い入れのある「あとがき」が
出来上がったようだがサリンジャーは
そのあとがきを作品に載せることを拒んだとも聞いた。
改めて読み返した時
何があんなに心に残っていたのかと思った、
ここに出てくる少年は
立ちはだかる学校や大人に対抗しようと
弱い自分をさらけ出しながらも
なんとか前に進もうともがく姿に
共感したのだろう。
なんといってもタイトルが秀逸だった、
堅い文字やカタカナの並ぶ翻訳本の棚の中でも
「ライ麦畑でつかまえて」というタイトルは
それ自体が何かを伝えてくれていた。
誰もが「これで正しいのか」と
思い悩む時、
崖っぷちで落ちないように
確かな存在が居て欲しいと思うもの、
その象徴だったような気がする。
「サリンジャーの新刊」という
同時代の体験こそ出来なかったが
書かないことで
映画にも彼を連想させる人物が
重要なキャラクターとして登場したことも。
大人になった主人公の「それから」を
読者誰もが望んだけれど、
それは叶わなかった、
読んだ人それぞれが自分で見つけていけばいい。
http://yaplog.jp/sora2001/
紙の本
原文及び野崎訳と読み比べられたし
2023/03/18 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
たしかにスラスラ読めます。
ただ、訳文についてヮ、日本語として
奇妙な文も見られます。
例えば、
「コートの真ん中からバックボードに
触りもしないでシュートをばしっと
決めることができた。」
という箇所。
コートの真ん中から一体どうやってバックボードに
触るのかと思ったのですが、ボールを当てずに、
という意味らしいですね。
総じて、「心臓を貫かれて」を読んだ時のような
感銘ヮ受けませんでした。
紙の本
癖のある青春文学
2016/12/24 00:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
退学させられた青年の数日を描いた青春文学。
周りの人間が全員バカに思えたり、世間の流行がくだらないと感じたり、自分が何をしたいのか分からなくなることがあったなーと思えます。
うまく表現できないけどそういう本。村上春樹訳も特徴的で面白いです。
紙の本
高貴な死へと落下する青年
2022/10/09 09:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サンバ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校、先生、友達、恋人、家族、きょうだいと、「失ってもまだ大丈夫順」に失っていくお話。最後は妹が自分と鏡写しの行動を取ったことを諫める中で、全てを失い西部で暮らす夢想へとは至らず踏みとどまれた。
青春は、自分とかけ離れた自分らしい英雄や与えられたばかりの論理と周りとの不整合で、真っ暗闇になる。
自分とも重なるが、それ以上に村上春樹と重なる気がした。
紙の本
落ちこぼれ少年の頭の中
2015/12/16 22:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「よく前を見ないで崖の方に走っていく子どもなんかがいたら,どっからともなく現れて,その子をさっとキャッチするんだ・・・」
主人公は,退学処分をくらった落ちこぼれですが,人助けをしたいと語っていることから,根は良い少年のようです。
ただ,その「よく前を見ないで崖の方に走っていく子ども」が,主人公自身であるという気もします。
読後感は,良くも悪くもなく,(?_?)という感じでした。
紙の本
訳がつまらなくて、ろくに頭に入りませんでした。
2021/10/04 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
野崎孝の訳でも「~しちゃった」という表現が鬱陶しかったです。
ここで東京の方言を出してどういうことだろう、舞台はアメリカなのに、と。
村上春樹の訳は野崎訳に輪をかけて東京弁丸出しでひどかったです。
訳者の品性を疑いました。
紙の本
サリンジャー
2015/11/29 20:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sa - この投稿者のレビュー一覧を見る
J.D.サリンジャーのキャッチャー・イン・ザ・ライ。名前は知っていても意外と読んでいない人も多いのではないでしょうか。もっと若いころであっていればと思わずに入られませんでした。