紙の本
麦の海に沈む果実
2015/10/28 10:39
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投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
のスピンオフ的な作品。読んでいなくてもわかります。リンクするのでゆうりって女の子を知っていた方が面白いかな。彼女は出てこないですが。何人かの男女が大人になって旅行に行く話。それぞれの思いを抱えっていう話です。麦の海…とはジャンル違うけれど。
紙の本
似て非なるもの。
2023/12/09 06:50
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
分かってはいるけど、どうしたって唯一無二。そういう状態だと理解すると、どうしても似ている部分を探してしまう。逆もあって、言わなくても分かってしまうことがある。言わなくてもいいこと、言いたくないこと、知られたくないこと、気づかないふりをする。それが居心地いい時と、どうしようもなく辛くなる時があって、いつでも上手くいくなんてのは、幻想なのだろうか。それとも、全然分かってなんかいなかったのか。
紙の本
理瀬シリーズ
2023/05/31 22:40
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
同級生4人が森に旅に出て色々話しながら過去の謎を解き明かして行きます。雑談が多すぎて話が長く感じますが、微妙に本筋に関係してる話もあるので読み飛ばせません。過去の謎が徐々に明らかになってく部分は面白かったです。
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利枝子、彰彦、蒔生(まきお)、節子。今や30代後半となった大学時代の友人4人。久しぶりに再会したかつての親友達は、太古の森を抱くY島(モデルは屋久島)へ・・・。4人の過去を分かちがたく結びつけるのは、利枝子とはお互いを最も大切に思う親友でありながら、恋人同士だった利枝子と蒔生の仲を引き裂いて、姿を消してしまった梶原憂理。かつて、憂理、利枝子、蒔生の間にいったい何が起こったのか?過去を取り戻す旅が始まった・・・。
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一応「麦の海に沈む果実」と同じ世界のお話。メフィストで連載中に読んでたけど、まとめて読んだ方が面白い。これと言って事件は起こらないからミステリとは言えないかもしれないけど、日常や過去に潜む「美しい謎」を解こうと推理する登場人物の会話のテンポ、読みやすい台詞から滲み出る教養と知性が素晴らしい。読んでると自分も賢くセンシティブな人間になったような気がして来るのが恩田陸の良いところ。
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事実一つとってみても、関与する人間の視点や立場によって、全然語られる話が違ってくる。当たり前なんだけど、ちょっとどきっとするような話の作りでした。
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舞台は鹿児島の南に浮かぶ、太古の森に覆われたY島。
旅行でその地に赴き、森の中を歩きながら身の回りにある"美しい謎"について語り合う学生時代の友人4人。
誰もが心の奥底に秘めていた謎はやがてとある一人の女性、梶原憂里の消息へと収束していく…。
物語は4部構成。
"美しい謎"の世界へ迷い込む利枝子に始まり、彰彦・薪生、そして現実世界へのナビゲーターとなる節子の順に視点は変わる。
過去に恋人同士だった利枝子と薪生。
薪生の行動に疑問を抱いている彰彦と節子。
男女によって、パーソナリティーによって同じ事象でも視点や印象がガラリと変わる事を実感できるのが面白い。
失った若さ。しかし変わらない友人達。
数年後、同じような気分を味わう事があるのだろうと思うと、少し切ない。
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上下巻。「麦の海に沈む果実」を先に読んでいると、そうなのか、と思うところが。私にはあまり、「美しい謎」には思えなかったんだけれど。屋久島に行ってみたくなる作品。
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主人公が高校生ではなく、結構な大人4人。読む前は躊躇したが文句なく面白い。精神年齢がそっちの年代に近付いてきた、という事なのかな。学生時代の仲間、というキーワードにひっかかる人には特にお勧め。
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一気にのめり込んだ感じ。恩田さんらしい本だな…。私もこんな旅がしてみたいと思った。なんでそう思うかっていうと、私がO型で、ああいう細かい計画がたてられないからだと思う(笑)
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学生時代・仲良しだった男女四人。十何年ぶりに一緒に旅をします。行き先はとある小島…。
その旅で。利枝子は当時・親友であり、恋人・蒔生と別れる原因となった憂理の行方を探したいと願っていた。(第一章)
また、旅行主催した彰彦は蒔生の親友でありながら、利枝子に当時、思いを寄せていた…。そして、憂理は遠縁にあたるらしいのだが?(第二章)
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「美しい謎」について推理し合いながら旅をする。。。
「美しい謎」と言っても、例えば子供が動物園で馬を怖がった理由、リゾートホテルの朝食の席で女性3人組が一言もしゃべらない理由、そんなことから始まる。
でも終わりの方になると過去の殺人事件まで出てきて、ちょっと重い。
まだまだ四人の男女には隠してることがありそう。
「麦の海に沈む果実」の登場人物が出てきたのが嬉しい。
上巻では回想シーンにしか出てこないけど、彼女の現在がまた「謎」で、下巻が楽しみ。
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「三月は深き紅の淵を」第三弾。何かありげな男女四人がY島に旅をする。憂理がその4人のキーパーソンだったのです!!!憂理が!!!理瀬は!?ヨハンは!?ショッキング
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“三月は深き紅の淵を”という本の第一章の中に出てくる本の中の第一部がこの話。ややこしい。。。
更にこの本の回想に出てくる“憂理”という女は、実は“麦の海に沈む果実”という作品にも出ている。
ちなみに“三月は〜”と“麦の〜”も浅からぬ繋がりがあります。
おもしれー。
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大学卒業後十数年経って、大学時代の同窓生4人が集まり旅行に行く。Y島を舞台に過去の謎が徐々に明らかにされてゆく。こういう旅は楽しいだろう。いつかやりたいな。