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鴨川ホルモー
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 624件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.4
  • 出版社: 産業編集センター
  • サイズ:19cm/283p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-916199-82-0
  • 国内送料無料

紙の本

鴨川ホルモー

著者 万城目 学 (著)

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)...

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鴨川ホルモー

1,296(税込)

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商品説明

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり!!第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】

【ボイルドエッグズ新人賞(第4回)】謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり!【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

万城目 学

略歴
〈万城目学〉1976年生まれ。大阪府出身。京都大学法学部卒業。「鴨川ホルモー」で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、作家デビュー。

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みんなのレビュー624件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

レーズン・もののけ・茶巾絞り、人道はずれの魍魎花火!京都びいきは是非。

2007/03/05 02:45

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:鳥居くろーん - この投稿者のレビュー一覧を見る

全面的下心にまどわされ、あやしいサークル「京大青竜会」につかまってしまった安倍くん。そのサークルの真の目的とは、京都に千年伝わるという伝統競技「ホルモー」を継承させることだった。
ホルモーとは何か?ま、チーム同士で行う一種の戦争ゲームである。少々不気味だが、わりと楽しそうなゲームだ。ただ、ひとつだけ言っておかねばならないことがある。それは、ゲームから脱落した者に課せられる罰についてだ。脱落したそのとき、全身全霊をこめて、彼はこう叫ばねばならない。
「ホルモォォォォォーッ!!」

よくまあこんなバカな設定思いついたな。かなり笑った。おかげで今日は風呂入りそこねちまったよ。

自虐的な京大生ネタもおおいに笑わせるんだが、「ホルモー」継承の過程がとりわけおもしろい。なにせ安倍くんたちは途中まで「ホルモー」が何なのかわからないのだ。必要な知識と訓練を積むまでは「それ」が見えないからなのだが……「こんなん覚えてどうすんねん、本当に意味あるんか?てゆーか、もうちょい有意義なこと他にあるやろ」と思いながら、でもやめられない、そのあたりの葛藤がなんか妙にリアルで。

でも、上級生と下級生の師弟関係ってのはいいよね。これがストーリーの中心をズバッと貫いてるおかげで、ただ面白おかしいだけのエンタメ小説にはないどっしりとした安心感が生れて読後は心地いい。面白おかしいだけだとなんか読んだあと虚しくなるんだよね。アレが嫌でさ、からっぽの自分が何かに食われちまうような気がして。


京都は寺社仏閣があちこちにあって異彩を放つ都市だけど、大学っていう場所もまた、私的でなくて公的でもない、街の中の異物みたいな不思議な感覚のするところだ。で、そんなところに子供でもない大人でもない、地域にもつながりがないニュートラルな存在・大学生が住まっている。連中がこの世ならざるものに捕まってしまっても、そりゃー道理ってモンでしょって自然に感じられてしまうのに目をつけた、そこにこの作品の真価があると思う。

『鴨川ホルモー』しかしまー見事なネーミングセンスだな。本当は「ゴンベー」でも「バンジョー」でも良かったんだろけど、なんか「ホルモー」じゃなきゃいかんような気がしてくるもんな。

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紙の本

爽快な楽しさ

2008/07/12 11:59

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る

これが「文学」かどうか、あるいは、作者が「ゼロ年代」の旗手であるかどうか、そんなことは、どうでもいい。頽廃としてでも開き直りとしてでもなく、『鴨川ホルモー』を読めば、これが素晴らしい小説であることはすぐにわかる。しかも、それは個人の好みというやつを超えて、かなり多くの人に、受け入れられる楽しさに充ちた小説であることもまた、間違いのないことのように思われる。

大学生の「恋愛」と「友情」を軸に展開されていく本作のストーリーは、実にシンプルなものである。しかし、シンプルなことは悪いことだろうか? 本作は、おそらくはまずもって、このシンプルさが、文章と展開のスピード感を醸しだし、そのことで読書中・読後の爽快感をもたらしてくれるように働いている。とはいえ、本作は、ただシンプルなわけではまったくない。

そこに仕掛けられた特異この上ないユニークな設定。にもかかわらず、その理解しやすさというか、受け入れやすさ。あるいは、その特異な設定に引き込んでいく、文章のうまさ、ストーリーのシンプルさ。ともかく、それらが見事にミックスされた小説として、本作は爽快な楽しさを気軽にもたらしてくれる、実に素晴らしい小説なのだ。

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紙の本

笑いと感動の青春小説

2008/06/16 17:24

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

2007年の本屋大賞の第6位。本作でボイルドエッグズ新人賞を受賞して世に出た著者のデビュー作でもある。
 舞台は京都の街、登場人物の殆どは大学生、そのまた大部分は京都大学の学生だ。主人公は、サークル勧誘のコンパで知り合った女子に一目惚れした、男子京大生の安倍。彼が入ったそのサークルの名は「京都大学青竜会」。
 普通であれば、こんな怪しげなサークルに入ったりはしないが、彼は、一目惚れした理想の「鼻」の持ち主である早良京子の顔、いや鼻を見たいがために、サークルの例会に顔を出してしまう。

 サークルの名の「青竜」は、北の「玄武」、西の「白虎」、南の「朱雀」に並ぶ東の「青竜」がその名の由来。ご存じの方もおられようが、これらはキトラ古墳の壁画に描かれた四神獣であり、陰陽道に通じる。そして、京都大学は京都の街の東に位置する。ということは、残りの3神獣に対応するグループが存在する、ということだ。
 さて「ホルモー」とは何であるのか、についてはネタバレになってしまうので詳しくは伏せる、青竜会を含む4つのグループで行われるものとだけしておこう。

 「ホルモー」が何であるかが明らかになるまでの前半1/3は、ストーリーがどこへ向かうのか分からないこともあり、平板な感じがする、ちょっとしたユーモアを交えた甘酸っぱい青春小説のようだ。
 しかし、まさかそんな!と言う感じの「ホルモー」の内容が明らかになる中盤以降、スピード感が増して一気に読めるようになる。各賞を受賞したのはダテじゃないのだ。
 まぁ、単なるウケ狙いかと思うところや、強引な展開もある。京都や京大生の内輪話っぽいところもあって、そういうのがイヤな人もいるだろうなぁと思う。しかし、ウケ狙いも結構、これがハマる人もいる。私はどちらかと言えばそのクチだ。

 そして、読み終わった時に改めて気が付く。これは、やっぱり甘酸っぱい青春小説だったのだ。ドシャブリの雨の中「私が好きなのは、あなたなのよ!」と告白する式の図がお好みの方は、是非一読を。笑いと感動をダブルで味わえます。

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紙の本

こんな事あるわけない、でもこんな事に血道をあげる大学生がいてもいい。京都を舞台にした異色の面白青春小説。

2007/02/17 12:44

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 恐らくは四条京阪駅前にほど近く、四条通りから八坂神社をバックに揃いの浴衣姿で楽しげに闊歩する学生さん。そんな表紙につられつい本書を手に取る人は多いのではないでしょうか。
ー葵祭りに駆り出される大学生バイト
ー祇園祭の夜、鴨川での花火(注:禁止です)
ー鴨川べりのベンチで寝そべる学生さん
 あぁ、京都だよ。
 しかし、そんな京都への憧れや郷愁を吹き飛ばすような物語がそこには待っています。
 鴨川ホルモーって一体何さ???と一心にページをめくると、そこに展開するのは常人の想像力をはるかに超えた途轍もない物語。いや、ほんと途轍もないです。
 鴨川ホルモーの全容を知った時には私の方こそホルモー、と叫びたい衝動にかられましたよ。
 面白い、確かに面白いのですが頭の片隅で呆然としてしまう。そんな要素がてんこ盛り。
 とりわけ”吉田代替わりの儀”のくだりは一読の価値ありです。ここまで奇想天外なエピソードはここ数年来の読書経験をして最も強烈といわしめるもの。
 よくぞ思い付いた、よくぞ描ききったと作者の異能に脱帽するばかりです。
 おまけにおっとりのんびりゆる〜くマイペースに日々を過ごす京大生の生態がとってもリアル。
 このぬるさ加減がまた、この物語全体を覆う大きな魅力のひとつとなっています。
 商業ビルや高層マンションが次々に乱立する京都の街中に、もはや昔日の面影を探すのは無理。
 だけど千年の昔から、細々ながらも脈々と受け継がれているものもやっぱりあるのかもしれない。
 こんな事あるわけないと思いつつも、あってもおかしくない。
 そんな京都に流れる独特の空気を見事に紙面に描き出したところにこの小説の楽しさがあるのではないでしょうか。
 とりあえず、笑い上戸の自覚がある方には人目を避けての読書をお薦めします。

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紙の本

とても奇妙な青春小説

2006/06/28 23:33

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おおき - この投稿者のレビュー一覧を見る

よくわけのわからないタイトルと、ひと目では何と読んだらいいのかわからない著者名がかなり気になって、書店でジャケ買いした1冊。しかしこれが大当たり。ボイルドエッグズ新人賞なるものはまったく耳にしたことはないが、その第4回受賞作なのだそうである。つまり新人さん。しかしこの作品のおもしろさはもう新人離れしているといってもいいだろう。
この本を手に取った、あるいはタイトルを見た人が100%感じることは「ホルモーとは何ぞや?」であろう。もちろん私もそうなのだが、作中の主要人物らもそうなのである。ホルモーというものが何なのか、実は早い段階で説明はあるのだが、それでもなお、彼ら京大青龍会に入会した1回生たちには意味不明の事柄なのである。
ホルモーというのは競技の名前で、京大青龍会というのは、つまりホルモーをやるサークルなのだが、競技自体は京大を含めた京都にある4大学の対抗戦で行われる。ホルモーは1チーム10名プラス各人につき100体のオニ、つまり1000体のオニとともに戦われ、10名は各々の100体のオニを操り、相手のオニたちをつぶしていく。最終的にオニが全滅するか、チームの主将が参ったを宣言すれば競技は終わる。
と書いてみても、読んだ方は要領を得ないだろう。この辺りはとりあえず読んでいただくしかないし、実際このホルモーという架空の競技が、さも存在するかのようなディテールの描き方、作り方はうまいと思うので、読めば納得いくと思う。しかしながら、この作品の本当のおもしろさは、ホルモーという競技のディテールなどではないのだ。
いつのまにか巻き込まれるようにして、京大青龍会に入ってしまった主人公たち1回生が、ホルモーに関するアレコレを会得するという物語に、大学生ならではのほろ苦い人間模様が絡んでくるという作り。それはともすれば、ありがちな恋愛模様だったりして、そういう時期を過ぎた私にとっては、まあなんとも気恥ずかしいような感じもするのだが、これがたとえば普通のスポーツが絡む青春小説だったらありきたりな印象しか抱かないだろう。しかし彼らを結ぶのはホルモーであり、そのなんとも知れないいかがわしさと、大学生の恋愛模様のすがすがしさとが妙に絡み合うおもしろさ。そしてラストのあざやかさ。このラストは余韻と広がりを残す、とてもうまい終わらせ方だ。
この文章ではホルモーとは何なのか、ということはある程度説明したが、なぜ「鴨川」なのかは説明しなかった。さすがにここまで説明するとネタバレになるだろう。鴨川の意味はお読みになって確認していただきたい。ここにこの作品が並みではない秘密が隠されているといっても過言ではない。
ということで、青春小説好き、コメディ好きには絶対読んでいただきたい、オススメ作品なのである。

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紙の本

京の街の魑魅魍魎

2007/04/19 17:19

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

京都の街に1000年続く戦いの行事がある。
その名も「ホルモー」。
10人ずつでチームを編成し、相手を最後の一人まで倒す。
なぜ「ホルモー」なのかは不明。
京大、京都産業大学、立命館、龍谷大学に
それぞれその「会」は存在する。
バカバカしいホルモーではあるが、
なぜかメンバーは辞められない。
1年やったらすっぽりとハマりこむ仕掛けは
やはり1000年続いてきただけはある。
主人公は、京都大学に入学した安倍。
高村という帰国子女の友人もできた。
しかし、へんなサークルに勧誘され
そこで出会った女性早良京子に一目惚れ。
いや、彼女の鼻に一目惚れ。
こののほほんとした貧乏学生安倍が
ホルモー分裂まで起こす。
そこにからめる恋愛や友情が
緻密に組まれていて、飽きさせない。
ボイルド・エッグズ新人賞を一躍有名にした作品でもある。

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紙の本

ちょっと風変わりな青春小説

2007/02/01 16:34

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りんころ - この投稿者のレビュー一覧を見る

時間が余って本屋に立ち寄り、書名と表紙のイラストに釘付け。
それでも表紙買いにはためらわれ、本の前で悩んだ末に好奇心
には勝てずにご購入。
一気読みはもちろんのこと、一週間何度も読み返しました。
まずこの題材は、平安の御世からの都である京都でなければ
フィクションであってもフィクションとしては成立しづらい
だろうなと思いました。一時、京都市民であった故、町の
様子が目に浮かぶことも私のお気に入り度がすさまじかった
理由のひとつだと思いますが…。
デビュー作とのことですが、拙さのようなものは感じなかった
ですし、むしろこの作家が持っている台詞の語彙が、とても
心地よかったりします。この独特の言い回しが、この先も
損なわれないといいなあ、などと思っています。
余談ですが、何度も読み返している間、私は登場人物の
だれがお気に入りなんだろうかーふと思って考えてみたら
阿部でも高村でも、凡ちゃんでもなくって、思いっきり
4番手以下の【スガ氏】だったのにはびっくりしました。
たのしい小説です。ぜひお勧めします。

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紙の本

理屈抜きでグッド!

2013/02/26 20:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

コミック系に捉えられがち(映画ではそうだった)だが、素晴らしい青春モノであると思う!

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紙の本

よくぞまあ、こんな話を考えついたもんだ

2007/05/28 20:12

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

よくぞまあ、こんな話を考えついたもんだ、というのが読後第一の感想である。民話や伝承を焼き直したものではなく、多分著者の完全オリジナルなんでしょう? でなければ、あまりに変な話すぎる。こんな変な話はとても一般には共有されないでしょ?
 京都に伝わるホルモーという競技にいつの間にか組み入れられてしまった京都大学の学生の話。どんな競技かと言えば、参加者ひとりにつき100匹の「鬼」(と文中では言っているが、「式神」のほうがイメージは掴みやすい)を操って戦わせる団体戦である。とは言っても、この「鬼」は一般人には見えないことになっており、その見えないものがどうやって見えるようになるかの過程からこの小説は書き始められていて、そこに恋やら友情やらが絡んで青春小説の様相を呈している。
 人物の描き方が非常に類型的になっており、その結果全員が人工的な、(もう少し解りやすく言えば)漫画的なキャラになってしまっているという恨みはあるが、読んでいて全く飽きさせないし、話はなかなか良い感じで収束していて非常に好感が持てる。人物の言動については先が読めてしまう面もあるのだが、ホルモーという競技については全く予想の仕様がなく、荒唐無稽な設定をユーモラスに展開して行く筆致がなかなか素晴らしい。
 この妙チクリンな競技を一から考えるのは大変だったろうなあ、いや、楽しかったんだろうか? どっちにしても、ホルモーの成り立ちや歴史、隠れた意味合いなど、しっかり設定を立ててから描き始めないと、こういう風にちゃんと辻褄の合ったストーリーにはならなかっただろう。そういうところに僕は敬意を表するのである。
 読んでいてイメージが浮かんでくる小説なので、CGだらけになってしまうのは確実だが、誰か手だれの監督に是非とも映画化してほしい作品である。
 ところで京大の総合人間学部っていつできたの? ちっとも知らなかった。
by yama-a 賢い言葉のWeb

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紙の本

なんじゃこりゃあ~!

2007/07/14 14:52

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さあちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 京都大学青龍会。いかにも胡散臭そうなサークルのコンパに誘われたのは葵祭のバイトの帰り。食費を浮かせてとっとと退散するつもりだったのに向かいに座った女性の鼻に一目惚れ。そのままどんどんと深みにはまった主人公安部の前にあかされたサークルの秘密。それは千年の歴史をもつホルモーを戦うというものだった。偶然?必然?宿命?2浪の新入生安部はそのホルモーの世界にどんどん引き込まれていく・・・
 とにかく空前絶後・色即是空・抱腹絶倒の物語である。何故ホルモー?オニって何?おまけに顔か茶巾絞りでレーズンで体力回復?数々の不思議さに圧倒されながらもいつの間にかこの世界に巻き込まれていく。これに恋と友情が加わって繰り広げられる万城目ワールド。すっかりはまってしまった。
 それにしてもこんな荒唐無稽の話を考えつくなんて・・・この作者の頭の中を覗いてみたい。だいたいまるっきり想像のつかないものを読者に提示しているのに読んでいくうちにだんだんそれを普通に受け入れさせていく、その力量が凄い。何より勢いを感じさせる作品だ。そして読み終わってみると不器用な恋の物語だったことに気が付く。う~ん、参りましたっていう感じである。
 題名をみてホルモン?焼肉?などと私みたいに間違えないように。これはりっぱな青春恋愛小説である。

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紙の本

作者のアイデアに脱帽。映画化は勇み足では、と。

2012/01/29 19:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:pyonchan - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、京都へ行ったので、細かい地名とか親近感があっていいですね。続編を先に読んでしまっていたのですが、やっぱり順番に読むべきでした。大学生の頃の初心で純情でひとりで思い悩む、あの頃のことが思い出されました。

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2008/08/25 22:10

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2006/09/03 19:03

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2006/06/28 09:40

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2008/01/06 17:07

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