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憲法とは何か(岩波新書 新赤版)

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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.4
  • 出版社: 岩波書店
  • レーベル: 岩波新書 新赤版
  • サイズ:18cm/193p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-00-431002-4
  • 国内送料無料
新書

紙の本

憲法とは何か (岩波新書 新赤版)

著者 長谷部 恭男 (著)

憲法は何のためにあるのか。立憲主義とはどういう考えか。ときに憲法は人々の生活や生命をも左右する「危険」な存在になりうる。改憲論議が高まりつつある現在、その本質について冷静...

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憲法とは何か (岩波新書 新赤版)

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商品説明

憲法は何のためにあるのか。立憲主義とはどういう考えか。ときに憲法は人々の生活や生命をも左右する「危険」な存在になりうる。改憲論議が高まりつつある現在、その本質について冷静な考察をうながす「憲法再入門」。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

長谷部 恭男

略歴
〈長谷部恭男〉1956年広島県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学法学部教授。専攻は憲法学。著書に「権力への懐疑」「テレビの憲法理論」「憲法学のフロンティア」など。

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みんなのレビュー35件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

憲法をクールに語る

2008/12/26 22:49

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

岩波新書によるタイトル『憲法とは何か』とくれば、憲法の最高法規性、前文や三大原理の崇高性、立憲主義とはなんなのか・・・などを正攻法でどうどう語りおろすのかと思いきや、そうではないのです。
あ、いや、著者が長谷部氏なのだからそうはならないのは、事前に予想されたことでした。あ、いや(またもや、すみません)、しょっぱなで立憲主義についての説明がなされるのですが(本格的には第3章で)、長谷部氏らしいプラグマティックな要素の濃い見解です。
もちろん、それだけではないのもこの人らしいです。4ページ目からミラン・クンデラの小説を引用したりして「高踏的」な一面もみせてくれます。
また、「公私区分論」が最近評判が悪いこともご存じですが、立憲主義的見地から擁護します。

改憲論についても、戦前への道にもどりかねないことを憂いてというより、「特定の人が信奉する価値(愛国心とか)を、憲法に書きこんだってむだですよ」とか、「改憲なんかに労力をそそぐ暇があったら、もっとほかにやることがあるでしょう」みたいな、どこか醒めた実利重視の論調なのです。
*(カギ括弧内は正確な引用ではありません。評者なりのいいまわしに変えました)
それでも、第1章『立憲主義の成立』の締めは、やや理想主義的ですがまっとうなものです。引用してみましょう。

《日本がリベラル・デモクラシーの擁護に貢献できるとすれば、平和主義の下で培われた日本への信頼を裏切って戦争による民主主義の輸出に加担することでも、市場万能主義の名の下に弱者切り捨ての経済政策を追求することでもなく、むしろ、現実のヨーロッパ社会のあり方を超えて、多様な価値観や文化を抱擁する公平で寛容な社会のモデルを創造することによってではなかろうか。「国を守る」ために、現行の九条の下での実力の行使に対する歯止めを今、捨て去る理由はなさそうである。》

前にも紹介しましたが、長谷部氏は、憲法9条を厳格に(つまり準則として)解釈することで自衛隊を違憲とする通説的立場をとりません。だから、一部の右派から「これからの憲法学をリードする存在」と奉られたこともありました。この方たちも後にはがっかりされたようです。別にこの方たちにリスペクトされなくても、長谷部氏はなんの痛痒も感じられないのではないかと想像しますけど。

ところが長谷部氏は、第2章『冷戦の終結とリベラル・デモクラシーの勝利』で《冷戦下において共産主義の脅威に対処するためにアメリカの核の保護を受けたことは、立憲主義に基づく議会制民主主義国であり続けようとする以上は、合理的な選択であったといえる。》と、反核派の頭に角がはえてくるようなことを、さらりとおっしゃいます。

けれども、この言明に拍手を送るような人へ水を浴びせることも忘れません。
《しかし、それ以上に、他国の体制の変更を求めて武力を行使することを厭わない特殊な国家との深い絆を求めるべきか否かについては、より慎重な考慮が必要であろう。》と。

第3章『立憲主義と民主主義』が、いちばん本書のタイトルにそった話になっていると思います。
第4章『新しい権力分立?』では、首相公選制問題にも言及しますが、いささか先端的な話をしています。新書なんだからもっとポピュラーな話題を増やしてはどうでしょうか?・・・なんてことを思います。

第5章『憲法典の変化と憲法の変化』と第6章『憲法改正の手続き』では、改憲問題にさらに深くつっこみます。
規範を三次のレベルにわける説明は、ややわかりにくいところがあります。憲法改正手続き要件(3分の2条項)の緩和反対論には説得力がありました。あるべき国民投票制度については、耳を傾けるにあたいする3つの提言がなされます。

終章『国境はなぜあるのか』は、憲法論議を超えています。ここの切れ味はいま一歩でしょうか。結語はいいと思います。境界線の維持を自己目的化することに警鐘をならしているのです。

毎度のことになってしまいますが、やはりこのお方の憲法本は、よくもわるくも「ありきたり」なものにはならないようです。

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紙の本

憲法と戦争の関係

2010/03/24 18:32

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る

 フランス王ルイ14世は「朕は国家なり」と言ったが、本書流に言えば「憲法こそ国家なり」となろう。
 フィリップ・バビットによると、絶対王政から革命期を経て立憲君主制に移り、三種の国民国家(議会制民主主義、ファシズム、共産主義)が鼎立する状態になる過程には、戦争形態の変遷が大きく影響を与えていたらしい。
 ナポレオン時代の様に騎馬隊などの突撃戦法・会戦が有効な時代には、短期間に兵力の集中運用を行えば戦争の決着がついたが、銃火器の発達はその様な戦法を無効にしてしまい、徴兵制による大量兵員の分散・包囲による戦略が主流となった。この徴兵の代償として、国民は政治参加範囲を拡大させることとなり、徴兵を正当化するために、戦争の結果として国民の福祉が向上することを国家目標とするようになった。これが国民国家であり、それぞれの性格を決定づける概念が憲法である。
 第二次世界大戦や冷戦では、異なる性格を持つ憲法に対する攻撃が行われた。前者では議会制民主主義と共産主義の共闘によりファシズムが粉砕され、後者では共産主義が崩壊して集結した。この結果行われたのは、勝者による敗者の憲法の書き変えだった。つまり、第一次世界大戦以降、戦争は憲法の書き換えを行わない限り集結しない仕組みになっていたのである。

 三種の国民国家は全く異なる性質に思えるけれど、いずれも国民の同一性・均質性を要求するという点では同じだ。ただ、その実現方式として、共産主義は階級の同一化を、ファシズムは民族の同一化を選択する。一方、議会制民主主義は、公と私を分離し、私には多種多様性があることを認めつつも、公として同一であることを要求される。
 では、これらの特質を決定づける憲法、特に議会制民主主義における憲法は、どのような性質を持っているのだろうか。H.L.A.ハートの慣行的理解によると、古い法律は新しい立法によって改廃されるが、道徳的な準則や原理はこうしたやり方では改正されないという。
 社会生活における人々の権利や義務は、本来、社会的慣行として成立する。それをテキスト化したものが憲法だという。ゆえに、テキストを改正したとしても、社会的慣行がいきなり変わるわけではない。逆に言えば、テキストを変えなくとも、社会的慣行が変われば、その運用として下位法を改正することにより、実際上、憲法改正されたのと同じ効果をもたらすことが出来るのだ。この考え方が一理あるということは、例えば、"憲法の政府解釈"という行為を見てみればよいと思う。

 前半は憲法の性質について、後半は首相公選制や憲法改正議論などに対する反対意見・無意味さの論理を展開している。個人的には、前半の議論が色々と考えさせられ面白かった。ただ、一文が長いことが多く、文頭と文末で何を言っているのか分からなくなることもあり、いかにも法律家的な文章だなとも思った。

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2008/04/27 20:10

投稿元:ブクログ

「立憲主義とは、こうした永続する闘争に終止符を打ち、お互いの違いを認めつつ、なお社会全体に共通する利益の実現を求めて、冷静に討議と決定を行う場を切り拓くプロジェクトであった」(p179)という前提のもと、国家の構成原理としての「憲法」とテクストとしての「憲法典」を区別し、テクストを改正するだけの「憲法改正」(=「憲法典」改正)を戒め、「憲法」をいかにするか個別具体的に、しかも熟慮をもって考えるべきと主張する一書。

ただ戦前の明治憲法下の日本を、丸山真男の論を引きつつファシズム体制と断ずるのは少し単純化にすぎるような気も。戦前は明治憲法制定以来国家の構成原理としての「憲法」運用が破綻しかけながらも、議会も停止しなかったし社会民主勢力の成長も(萌芽的ではあるが)みられていたことをどう評価するのだろうか。現憲法のみが現在の日本のリベラル・デモクラシー状況を作り出したようにも読めてしまうのは、少し気になった。

それから。
「首相公選制は、この結びつきを分断することになるであろう。首相を生み出す役割から解放され、全国規模で勝利する意味を失った政党は、有権者全体にアピールすることに利益を見いだすこともなく、またそうした責務も感じないであろう。公選制で選ばれた首相は、それぞれの地元利益の実現に血道をあげる、まとまりのない議会と対峙することになりかねない」(p102)という指摘は、なるほど参考になった。

2007/04/13 00:02

投稿元:ブクログ

憲法改正論議の前に、そもそも憲法とは何かを考える必要がある。近代国家の権力を制約する、立憲主義という思想について理解しなくてはならない。憲法を改正する根拠に時代が変わったから、古いから、なんて理由は通用せず、ましてや社会のニーズに合っていないから改正しましょうなんて意見は全くもっておかしい。読みやすいからおすすめ。

2006/07/05 08:46

投稿元:ブクログ

そもそも憲法って何のためにあるのか、そして憲法を「変えること」には、どのような意味があるのか。

彼は「価値観・世界観の多様化」という観点から、立憲主義を再定義しようとしているようだ。その点に人間らしさを感じるし、そして今までの憲法議論にはない論点を提示しているように思える。今マイブームの憲法学者の1冊。

2006/10/25 09:00

投稿元:ブクログ

立憲主義の考え方を説明し、憲法改正論議を考える本。
立憲主義とは何かに始まり、権力分立のあり方から憲法改正の手続の話など、法律学(政治学?)的なものの見方を勉強中の私にとってとてもためになりました。
でも憲法を学んだことがないとちょっと難しいかも。

2008/06/19 22:51

投稿元:ブクログ

長谷部先生の本です。

とても読みやすく内容もしっかりしていると思います。
立憲主義の成立から冷戦の終結、民主主義の台頭と順を追って述べてあります。

章ごとに著者の書きたい内容や目的などが明確にまとめられており、読んでいて
流れるように頭に入ってくるような気がします。
ですが、読みやすくても書かれている内容は深く内容も濃いので繰り返し読むのが
一番よいと思われます。

憲法の本の中でも比較的よい本だと思います

2007/01/13 18:19

投稿元:ブクログ

1月?
「憲法とは何か」という題名に似合うほど、全体は首尾一貫した内容にはなっていなかったが、各章ごととても面白かった。憲法は、各種試験のために勉強する機会が幾度かあったが、判例中心の学習であったので、本の内容は新鮮な印象がした。
 本書によると、立憲主義とは、多様な考え方を抱く人々の公平な共存を図るために、生活領域を公と私の2つに区分しようとするものである。私的領域では、各自がそれぞれ信奉する価値観・世界観に沿って生きる自由が保障され、一方で公的な領域では、社会のメンバーに共通する利益を発見し、それを実現する方途を冷静に話し合い、決定することが必要になるという。現代憲法にある、思想の自由、信条の自由、政教分離の規定などは私的領域と公的領域とを区分する境界線を定める規定であるという。本書で指摘されているように、この仕組みは、人々に無理を強いる仕組みである。では、なぜこのような仕組みが必要なのであるか。それは、人々の価値観・世界観が近代社会では多元化し、お互いが比較不能である。そのためもし、それら相互が、社会において各自の世界観の実現しようとすると、まさに血みどろの紛争を再現することになってしまうからである。そして、立憲主義に基づき憲法の役目は、政治プロセスが本来の領域を超えて個々人の良心に任されるべき領域に入り込んだり、政治プロセスの働き自体を損ないかねない危険な選択をしないようにあらかじめ選択の幅を制限する役目にあるという。そのような観点から、筆者は昨今、行われている憲法改正議論に対して批判的であるようである。
 全体を通し、憲法にかかわる話題を、法学、時には政治学の観点から考察であったが、立憲主義の考え方、憲法改正議論に関する問題など多く考えるきっかけになった。筆者が主張していたが、憲法改正以前に、その前提をしっかり確認すべきだと私も感じた。戦略と憲法とは密接な相互関係にある。だから、第一に日本の基本秩序たる憲法とは何なのかを見定める必要があり、それに加え第二に、冷戦後の世界において、日本がいかなる目標を持つ、どのような憲法原理に立つ国家になろうとしているのかを決定する必要性などを挙げている。

2008/01/22 12:51

投稿元:ブクログ

なるほど、いわゆる「戦後民主主義」を信奉する人達はこういう発想をするのかな、という思いで読んだ。極めてリベラルな理想主義者である。悪く言えばリアリティに欠ける。社会の仕組みというには「人間」が作りだすものである以上、「人間」に関する考察、即ちより社会科学的側面からの考察が必要であるが、その視点が欠けていることが、リアリティを感じられない理由ではないかという気がした。

2008/04/15 00:29

投稿元:ブクログ

憲法を護持しようと考えている人にも、改正すべきと思っている人も、日常生活で憲法と自身の関係性を見いだせていない人にも、参考になる指摘の多い本だと思います。憲法学者としてメディアへの登場も昔に比べれば増えてきた感のする著者ですが、その思考や発想の基礎を知る上でも良いと思います。

憲法そのものへの問いかけではなくて、立憲主義という思想を理解してそれを現代の日本国憲法(正確には憲法典)が掲げる主義・思想とのバランスに議論の焦点がさだめられているところが特徴と言えます。立憲主義が前提する「違い」を当然視して受容し、相違を前提とした社会形成が実現するまでの途方もなく長い旅路を想起させる内容にはなっていますが、その長く平坦ではない道を進みだせてもいない、むしろ諦めて背中を向けているともいえる今の憲法論議を学問的視点から理解するきっかけを与えてくれると思います。

さらにこの本が面白いと感じられる点は、各章の末尾に記載されている『文献解題』であると個人的に感じています。大学のゼミ生向けに書かれたことを意識させて、そこからさらに憲法論の古典や現代の世界的な憲法論議への扉を開いている意味でも、この本が出色であると思わせます。また、単なる紹介だけにとどまらず著者自身が推挙する本の重要性や感想、そしてこの『憲法とは何か』という書籍との貢献部分にまで触れられている点も憲法論への招待的位置づけを意識した構成と言えるかもしれません。

変えるのか、変えないのか。「変化」そのものへの視点ばかりが強調される日本の憲法改正論議に足りないものが何かを知らしめてくれます。著者の長谷部氏は、NHKで放送されている『爆笑問題のにっぽんの教養』で最近出演していたのを見ていました。そのときに太田氏とかわしていた長谷部氏の憲法論が勉強になったところもこの本を読む事になったポイントだと思い返しています。

いずれにせよ、これから先も政局において憲法論を展開されていくでしょう。その中で、一人一人が改正論議に声を発し、投票行動を通じて意志を表明する場に直面したとしても、大切な点は著者が本書冒頭で引用しているニーチェの言葉に帰結するのです。読み終わって、また最初にこの文章を読めば、その真たる意味に近づける気になるのです。

「怪物と戦う者は、そのため自身が怪物とならぬよう気をつけるべきである」
フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸』

『文献解題』から派生して、私は長谷部氏の『憲法と平和を問い直す』を買いました。あと、いまさらながらルソーを読んでいないことに気づき、『社会契約論』にも読み進みたいと思います。だんだん国家と国民の関係性について考える方向に進んでいるような気がしますが、仕事におわれて自分のありようと法的に社会的に定義づけることについて考えを巡らすのも良いでしょう。

2008/05/01 22:55

投稿元:ブクログ

憲法改正については慎重にすべし、というのが著者の基本的な立場であるが、その理由は、ありがちな「護憲派」の主張のように、憲法の価値観を礼讃し、すばらしい憲法だから守るべき、というのとは少し違う。むしろ、立憲主義というものの危うさや、憲法という存在の特質にかんがみて、安易な改正をすべきではない、というのが著者の考えのようである。憲法の内容の善し悪しではなく、憲法や立憲主義というものの性質、本質から憲法改正を考えるという点で、著者の主張は一般の憲法論とは異なる水準にあると思われる。
http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20061215#p1

2011/02/03 18:42

投稿元:ブクログ

http://d.hatena.ne.jp/heitarosato/20101003/1286076533

2010/02/27 02:51

投稿元:ブクログ

憲法については、左右どちらかの立場から感情的に論じられることが多く、左の立場からは、憲法改正は絶対に認めない、まして9条改正などもっての他、右の立場からは、アメリカが短期間で書き殴った憲法など改正するのが当然、軍隊の存在を認めない9条など真っ先に改正すべき、という論議になりがちです。

この本は、左右どちらの立場にも偏らず、きわめて冷静に、論理的に憲法改正の無意味さ、大統領制よりも、議院内閣制がいかに優れている制度か、を論じています。

9条に関しては、「たしかに自衛のための実力の保持を認めていないかに見えるが、同様に、「一切の表現の自由」を保障する21条も表現活動に対する制約は全く認められていないかに見える。それでも、わいせつ表現や名誉毀損を禁止することが許されないとする非常識な議論は存在しない。 21条は特定の問題に対する答えを一義的に決める「準則(rule)ではなく、答えを一定の方向に導こうとする「原理(principle)」にすぎないからである。9条が「原理」ではなく「準則」であるとする解釈は、立憲主義とは相容れない解釈である。」との一文に目を開かれる思いがしました。

単なる感情で改憲を主張する人達(実を言うとこの本を読むまでは、私もその一員でした)に是非一読してもらいたい本です。

2010/08/06 10:33

投稿元:ブクログ

憲法は危険物です。取扱い要注意!
って岩波新書も思い切った帯付けますね。
内容も凄く読みやすい。

憲法9条の解釈論はともかくだけど。

最近の憲法改正論議って、何か怪しいとは感じつつ、まあ変わるのが世の流れか、新しい人権とか書き加えるくらいは、と思っていた自分のアホさを痛感。

最近発表された自民党案は、なぜ思ったほど復古調ではなかったのか?という疑問にも納得いく答えがあたえられました(わかって無かったのは私だけ?)。

成る程、憲法は取扱い要注意です。

2012/12/08 00:42

投稿元:ブクログ

 もうすぐ選挙ですが、首相公選制と憲法改正ところが参考になりました。
制定されて何十年もたつ憲法を改正しても意味がない。あとは、解釈の問題だ。環境権やプライバシー権は、法律で十分守れる。改正のハードルが高いのは、政治家が改憲論議に労力を使って通常の仕事をしなくなるからだ。みたいな事が書いてあったと思います。
 そりゃそうだ。

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