- カテゴリ:一般
- 発行年月:2006.5
- 出版社: 富士見書房
- レーベル: 富士見ミステリー文庫
- サイズ:15cm/235p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8291-6351-1
読割 50
紙の本
ぼくのご主人様!? 2 (富士見ミステリー文庫)
著者 鷹野 祐希 (著)
佐倉家にご奉仕中のメイド千広。冷静沈着でメイドの鑑、と名高いが実は♂。神社の石段から転げ落ちた拍子に、現代とは違うもう一つの世界の自分、女の子である「千尋」と入れ替わって...
ぼくのご主人様!? 2 (富士見ミステリー文庫)
ぼくのご主人様!? 2
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商品説明
佐倉家にご奉仕中のメイド千広。冷静沈着でメイドの鑑、と名高いが実は♂。神社の石段から転げ落ちた拍子に、現代とは違うもう一つの世界の自分、女の子である「千尋」と入れ替わってしまったのだ—!かくして東大生だった千広(♂)は、館山千尋(♀)として生きていくことに。それが、3年前の出来事。今では、佐倉家のメイド頭として立派に切り盛りする毎日だが、ある日、神社の裏にある開かずの社の鍵を手に入れる。吉朗と吉香が入れ替わった、そして自分が「千尋」となった神社—この鍵は、元のカラダに戻る鍵となるかもしれない。そう推測する千広。そんな中、佐倉家に新たなメイドがやってくる。仕事は有能だがドジっ娘属性の諒子。彼女を放っておけない自分に気付き、戸惑う千広。さらに、向こうの世界の「千尋」は、親友の諒悟にホレられてしまい!?二人の「チヒロ」の恋の行方は—?♂♀入れ替わりラブ・コメディ。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
続編と見るか外伝と見るか
2008/12/15 20:18
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る
本シリーズの主人公を佐倉家のメイド達と見れば本巻は続編であるが、吉朗(吉香)と麻琴(真琴)が主人公と捉えると続編ではなくなる。主人公が千尋(千広)に変わるからである。前巻がきっちりと完結していたので、どういった形で物語を紡ぐのかと思ったが、意外かつ大胆な視点のチェンジを行ったものである。同じ世界観ではあるが、当初のカラーが薄れていることもあって賛否の別れるところではあるが、これはこれでアリだと思った。少なくとも千尋(千広)に関しては1冊語るくらいの魅力はあると思うし、本シリーズを続けるにはこうした手法も止む無しとも思う。なので吉朗と麻琴はほとんど出てこない。代わりに千尋が千広に替わった経緯や過ごした時間などの事柄と千尋が取り組んだ「算額」なるものによるミステリー要素を絡めた、最初から最後まで千尋(千広)の物語である。元の世界に戻ることを半ば諦めていた千尋(千広)の揺れる気持ちが描かれていて面白かった。最後に思いもかけない展開にもなり、これはこれで良い物語だと思う。