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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2006.4
- 出版社: ナカニシヤ出版
- サイズ:21cm/167p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7795-0075-3
紙の本
フランスの社会保障システム 社会保護の生成と発展
著者 ジャン=クロード・バルビエ (著),ブルーノ・テレ (著),中原 隆幸 (訳),宇仁 宏幸 (訳),神田 修悦 (訳),須田 文明 (訳)
少子高齢化、若年者失業、格差拡大、年金破綻の危機に早くから直面したフランスは、いかにして「福祉国家の危機」に対応したのか。エスピン=アンデルセン流の類型学を批判し、独自の...
フランスの社会保障システム 社会保護の生成と発展
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商品説明
少子高齢化、若年者失業、格差拡大、年金破綻の危機に早くから直面したフランスは、いかにして「福祉国家の危機」に対応したのか。エスピン=アンデルセン流の類型学を批判し、独自の社会保護システムのあり方を展望する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ジャン=クロード・バルビエ
- 略歴
- 〈ジャン=クロード・バルビエ〉1947年生まれ。国立科学研究院(CNRS)・雇用調査センター主任研究員。
〈ブルーノ・テレ〉1947年生まれ。国立科学研究院(CNRS)・政治経済学際研究所主任研究員。
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著者/著名人のレビュー
移民系の若者たちを中...
ジュンク堂
移民系の若者たちを中心とした暴動や、CPE(初期雇用契約)をめぐる混乱など、福祉社会のあり方をめぐって揺れ動くフランス。少子高齢化、若年者失業、格差拡大、年金危機などの問題に早くから直面したフランスは、どのようにその危機に対処し、どのような福祉社会のあり方を目指すのか。本書は、日本以上に複雑な制度を持つとされるフランスの社会保障システムの総体を、年金、医療、失業、家族などさまざまな側面から考察するものです。
本書が一貫して強調するのは、社会保障システムとはけっして国家のみが行うものではなく社会の中に深く埋め込まれた制度の全体であるということ、そしてその制度は支出規模などによって単純に比較されるべきものではないということです。それぞれの国の制度はその国固有の歴史的経緯を反映する形で複雑に形成されており、他の国の制度を単純にモデルにして改革を行ってもうまくはいかないだろうという本書のメッセージは、わが国の社会保障システムのあり方を考える意味でも重要な示唆を与えてくれることでしょう。
出版ダイジェスト:2006年7月
テーマ『「下流」とは誰か―日本を蝕む格差社会』より