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銃とチョコレート
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 362件
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  • カテゴリ:小学生 中学生 一般
  • 発行年月:2006.5
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:19cm/376p
  • 利用対象:小学生 中学生 一般
  • ISBN:978-4-06-270580-6
  • 国内送料無料

紙の本

銃とチョコレート (MYSTERY LAND)

著者 乙一 (著)

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた“GODIVA”の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴデ...

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銃とチョコレート (MYSTERY LAND)

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商品説明

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた“GODIVA”の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「“GODIVA”カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが…。【「BOOK」データベースの商品解説】

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されたカードには「GODIVA」の文字が。はたして名探偵ロイズは、怪盗ゴディバをつかまえることができるのか!?【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

乙一

略歴
〈乙一〉1978年福岡県生まれ。2003年「GOTH」で第3回本格ミステリ大賞受賞。小説以外にも、映画脚本、漫画原作、芝居原案などにも関わっている。他の著書に「失はれる物語」など。

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みんなのレビュー362件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

大人だって、冒険したい。

2006/05/31 23:17

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:PNU - この投稿者のレビュー一覧を見る

 貧しい移民の子・リンツは探偵ロイズに憧れていたが、偶然に怪盗ゴディバに迫る品を手に入れ捜査に協力することに。
 講談社ミステリーランドの一冊。最初はありがちなお子様向けかと危うく思い込むところだった。なんてエキサイティングな展開なのだろうか!
 そして悪ガキのドゥバイヨルにリンツが虐められるシーンには背筋寒くなるほど。さすが「死にぞこないの青」などの壮絶なイジメられ小説の著者だけはある。キャラ立ちも相当なもので、一読しただけで一生涯忘れられなそうな人物目白押しだ。
 私は今まで発行されたミステリーランドを全巻読んでおり、胸揺さぶる筋立ての島田荘司「透明人間の納屋」、妖美さが印象的な篠田真由美「魔女の死んだ家」、バトルから目が離せない高田崇史「鬼神伝」がお気に入りであったのだが、本書は一等に躍り出た。
 ミステリーランドって、こども向けを意識してるせいかイマイチ読みごたえがないんだよね、そう思っている人にこそ、本書をお読みいただきたい。その印象は、必ずやくつがえされるはずだから。ちょっとスパイシーではあるが、大人もこどもも等しくわくわく出来る、そんな冒険に旅立つことが出来るのだから。

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紙の本

おそろしく「完璧」に近い大傑作

2007/05/12 01:38

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yu-I - この投稿者のレビュー一覧を見る

16歳のときに書き上げたという「夏と花火と私の死体」で衝撃のデビューをはたして以来、天才、という言葉を冠せられることも多かった著者。
本書を読んで、再確認させられた。
乙一は天才である。
講談社ミステリーランドは要注目のシリーズで、当代の人気ミステリ作家が、それぞれに個性あふれる児童向けミステリ作品を発表している。
しかし子供向けであるということで、漢字や言葉使いに制約がある(あるいは制約を感じる)のだろう、どこかしら苦しげな文章を散見する。ジュブナイルという慣れない枠に戸惑っているな、と感じさせる部分がちらほらとある。
しかし、この作品にかぎっては、そういった戸惑いはいっさい感じられない。もともと著者は今までも、不必要に難解な言葉や、見慣れない漢字で、文章を美文らしくかざりたてるような小細工はしてこなかった。そのいさぎよさが、児童文学という枠のなかで、ますます生きている。素晴らしい筆致だ。
そして文章だけでなく、構成にも、まったくといっていいほど無駄がない。
すべての文章が読者のイマジネーションと感動のために奉仕する、すべての構成要素が物語のために奉仕するという、神業としかいいようのない、ため息の出るような見事さ。
ぜひとも、その目でじかに確かめてもらいたいと思う。
またこの作品はすぐれた児童文学でありながら、さすが「GOTH」の作者だな、と思わせるスタンスに基づく。
それは、既成のモラルに対する疑いのまなざしだ。
児童向けのミステリというと、勧善懲悪的な物語が少なくない。犯罪をおかした悪者は、正義のヒーローによってとらえられる。そこまで単純ではなくとも、そういった構図がベースになっていることが多いものだ。
しかし著者は、ただ単に善・悪と二極的にとらえて切り捨てるような、ずさんな価値観を、完全に否定する。
あまり詳しく書くとネタバレのタブーに抵触するので省くが、正義のヒーローと信じていた者が実は悪者だったり、そうかと思えばその悪者にも悲しみや優しさがあったり……。
だからこの作品には、完全な悪人も、完全な善人も登場しない。物語において悪役の立場にあるキャラクターにもあたたかい血がかよっているし、ヒーローの立場にある者だって嘘くらいつくし自分本位なこともする。
主人公の少年リンツは、冒険のうちに何度も「善だと思っていたものが悪」「悪だと思っていたものが善」という経験をする。悲しい裏切りや、嬉しい裏切りの連続。
そして、善と悪がまったく相容れないものどうしではないこと、単純に対極するものではないことを、リンツは感じとってゆく。
だからこそこの作品は、真に人と人との絆をえがいているといえる。
完全な善人も完全な悪人もいない。それを知りながら、それでも人は人を愛するということ。
……少々うがったことも書いたが、本書は、大人も十二分に楽しめるドキドキワクワクの大傑作エンタテイメントである。
また、このシリーズの一つの特徴として、テクストと挿画とのコンビネーションが絶妙である、ということがあるのだが、本書も例にもれず素敵なカップリング。美術監督として著名な平田秀一の、シュールでありながらレトロな味わい深い挿画が、ベストマッチ。作品の雰囲気をぐんと盛り上げている。
私もこの本は大事にとっておいて、自分の子供が大きくなったらぜひとも読ませたい。
と、子供もいないのに真面目に思ってしまうくらいには、素晴らしい一冊。
この素晴らしさをその目で確かめてくださいと、最後にくどく念をおしておく次第。

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紙の本

ドゥバイヨルの魅力

2010/12/04 01:09

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:abikko - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の1学年上にドゥバイヨルという悪童が登場するのだが、こいつの行動がめちゃくちゃで、それが魅力的。最初は主人公を殴るぐらいで、良くある端役かと思っていたが、あれよあれよという間にその冷酷さと頭脳で表舞台に飛び出して、主人公より目立ってくる。特にその非情さはことごとく予想を裏切ってくれる活躍ぶり。子どもにもうけるキャラクターかどうかはわかりませんが、彼の存在でこの本、とても楽しく読めました。

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紙の本

お話そのものは★四つ、でもそれ以外のところでたっぷり遊ばせて貰ったので、★を一個追加。甘いかなあ、タイトルと同じで・・・

2006/07/22 23:14

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

装画とは全く印象が異なる、銅版画かと思いたくなるような線描の挿絵、これが素晴らしい。それを描くのが平田秀一『機動警察パトレイバー2 the Movie』、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』等で背景を担当。『メトロポリス』、『イノセンス』等で美術監督を務める」といったことが書いてあります。上手いはずだ、と思います。
なかでも扉の「 CITY 」、17頁の「MARKET」が素晴らしいのですが、野又穣のタブローを思わせる風車と空のバランスが抜群の「WIND MILL」、これが図抜けた存在です。このシリーズ中、最高の作品でしょう。
「少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが......。」
以上が講談社のサイトに出ている案内で、もうこれで十分でしょう。そこで登場人物を紹介しながら、ちょっと知的お遊びをしてみます。主人公の父親はデメル。母親が母のメリーで、僕を産んだのが18歳の時、とありますから現在29歳でしょう。
父親の一番の友人で行方のしれないのがモロゾフさんで、少年に親切にしてくれるのが新聞記者のマルコリーニ。リンツの友だちというのが同学年のディーンとデルーカの二人。で、一学年上の乱暴ものが貴族の血をひくドゥバイヨル。探偵ロイズの秘書というのがブラウニーで、一緒に捜査するのがガナッシュ警視、とまあこうなっています。
まず舞台ですが、怪盗の名前から有名なチョコレートの会社を連想します。あるのはベルギーで、当然、第二次大戦中にはナチスの影響もありユダヤ人排斥もありましたから、悪くはありません。リンツが住むのは、首都からはるか東にあるミッシェルという町、とあります。ブリュッセルにはサン・ミッシェル大聖堂があります。国はベルギーとしていいでしょう。
次は、名前遊び。読んだ人はすぐ気付きますが、怪盗ゴディバ、これはチョコレートのあれだな、と思います。小説のタイトルもそうです。で、一部のネットではロイズもチョコレートだ、と囁かれています。ちなみにロイズは日本の北海道のチョコレートやさんです。そこでさらに乙一の遊びを楽しみましょう。
まずリンツですが、スイスの会社でチョコレートを作り続けているリンツ&シュプルングリー社。デメルは、ウィーンの老舗であのザッハートルテという甘いチョコレートケーキを売っています。メリーは、もちろん日本のチョコレートやキャンディなどを売っている会社。
モロゾフは、神戸の洋菓子店でチョコレートも扱ってます。もう一人の友人ジャンポール、これはジャン=ポール・エヴァンでしょう。パリに本店があるチョコで有名なお店。新聞記者マルコリーニも、ベルギー生まれのパティシエが日本で開いている洋菓子店の名前で、売り物は勿論チョコ。
リンツの友だちディーンとデルーカですが、DEAN & DELUCAと言えば、ニューヨークに旗艦店を持つ、高級デリ&グルメスーパー。ドゥバイヨルもベルギー・ブリュッセルの高級パティスリーの名前で、売り物はチョコ。ブラウニーは、チョコをたっぷり使った有名なお菓子。ガナッシュは口当たりが柔らかい上品なチョコレート、どうです、乙くん。

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紙の本

内容紹介

2006/05/18 11:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:講談社 - この投稿者のレビュー一覧を見る

少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。
その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれてい
る。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋がえがかれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出した。
***
○著者プロフィール
乙一(おついち)
1978年福岡県生まれ。『夏と花火と私の死体』で第六回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、十七歳でデビュー。2003年、『GOTH リストカット事件』で第三回本格ミステリ大賞受賞。著書に『暗いところで待ち合わせ』、『ZOO』など多数。
***
絵:平田秀一

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紙の本

名探偵明智小五郎のイメージで読めばエライ目にあいます。

2006/07/10 04:38

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

講談社ミステリーランドの作品。
乙一さんの単行本としては3年ぶりとなる。
よく白乙一と黒乙一という言葉が使われているが本作はどちらなんだろう。
やっぱりどちらかと言えば黒乙一寄りかな。
ひと言で言えば謎解きを含んだ冒険活劇といったところか。
冒険活劇と言えばまるでインディージョーンズみたいにハラハラドキドキするイメージもあるが、本作はもう少し泥臭い。
時代は戦争の直後ぐらいだろうか?
場所はヨーロッパのとある国であろう。
まず設定で主人公のリンツが貧しい移民の子供であるということが物語を左右する。
リンツが母親を守るシーンが印象的であった。
作者は人間の裏側を描写するのに長けた作家であるが、本作でもその長所が遺憾なく発揮されている。
それにしてもドュバイヨルって子供らしくないですね。
彼を貴族出身者にみたてたのは乙一さんらしい。
このあたり『死にぞこないの青』を思い出した方も多いんじゃなかろうか。
でも、これって小学校高学年の子供さんがいたら親の立場として読ませるかな?
途中までずっとそう思って読んでいたのである。
最後まで読んでみたら親子愛というものも感じるのであるが、途中やはり人間を裏切ったり、あるいは信じられなくなったり、また、目を覆いたくなるような暴力シーンもあったので少し複雑な気分でもあった。
個人的には作中のロイズの変貌振りには本当に驚かされた。
もちろん、乙一さんなら一筋縄では行かないとは思っていたけど・・・
乙一さんは子供たちに固定観念を持って生きてはいけないということを教えてくれたのだろうか?
そこでよく考えて見た。
講談社のHPを閲覧することとする
でも講談社のミステリーランドの宣伝文句を見てみると“かつて子どもだったあなたと少年少女のための・・・”と書いてある。
ということは単なる子供向けじゃなくって、大人&子供兼用の本だということだ。
私はずっと子供向け→子供用と思っていたのであるが、そうだったらわかる。
明智小五郎(本作で言えばロイズ)が悪者になれば子供たちの夢を壊すし物事を根底から覆す。
でも大人の世界ではOKだ。
基本的に本作は、本好きの大人が小中学生の頃、謎解き小説を食い入るように読んだことを思い起こさせてくれる本なのです。
よく考えれば、優しさに溢れていない挿絵からして子供向けじゃないですよね。
あとがきもいつも以上に面白い。
でも子供が読んだらブラックジョークわかるだろうか疑問ではある。
やっぱり大人向けだ(笑)
世の中の酸いも甘いも噛み分けた方が読まれたら、少し主題が曖昧なところもあるがきっと楽しめる娯楽作品であるのには間違いない。
ただしひらがなの多さやルビふりに我慢する忍耐力が必要であるが。
私は本作を読んで、かつて紙芝居に夢中になった幼少時代を思い出した。
あなたも極上の娯楽作品を楽しみながら、あの日あの時を振り返って欲しい。
そう、チョコレートが大好物だったあの頃を・・・
活字中毒日記

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紙の本

チョコレートが食べたくなる

2006/06/17 19:47

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナカムラマサル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 金持ちの家から次々と財宝を盗む怪盗ゴディバ。彼を捕まえようとしている名探偵ロイズは子供たちの憧れだ。本書の舞台は戦後間もない頃のヨーロッパの一国。「戦争でぼろもうけする」というセリフや、主人公のリンツ少年をいじめるドゥバイヨルという悪童が純潔の血をやたらと誇示するあたりから、ドイツではないかと推測されるが明示されてはいない。
 亡き父のかたみである聖書に怪盗ゴディバの宝の地図らしきものが挟まっているのを見つけたリンツ少年が、探偵ロイズにそのことを知らせたことから事件に巻き込まれていく。
 講談社ミステリーランドシリーズの1冊なのであくまでも子供向けではあるが、ひらがなの多さを我慢すれば大人でも十分楽しめる。幼い頃、探偵ものに憧れたことのある方にはたまらない1冊だろう。登場人物の名前を見ているだけでチョコレートが無性に食べたくなってくるのでチョコレート好きの方は気をつけられたし。
エンターテインメントに徹した1冊ではあるが、主人公の少年が移民であるせいで不当な扱いを受ける設定などは現実的だ。本書を読む子供たちに何かを感じてほしいとも願っている。

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紙の本

謎追及よりもむしろ善悪のとらえ方。

2006/08/04 09:19

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この世に二つとない財宝を盗み出し、自らの犯行と示すカードだけ残して去る怪盗ゴディバとゴディバをつかまえようとする名探偵ロイズ。町の少年たちはロイズに憧れ、ゴディバを憎む。主人公リンツとその友人たちもその通りだった。だがしかし、リンツの持つ聖書と地図が怪盗ゴディバにつながるものとわかって…。
もちろん意外な展開が次々と起こるのだが、読む前に何となくそうかなと予想がつくのはそういう風に設定されているからなのかどうか。それはよくわからないが、本書においてはストーリーというよりもむしろ人物造形、それも一人一人のキャラクターという意味ではなく、善と悪とが極めて定めがたくミックスされているところに興味を抱いた。例えば主人公のリンツくんはもちろん素直なよい心を持った少年なのだが、読んでいるといささか「ああ、もう、間抜け!」と思うところなきにしもあらず。一方人を差別するわ暴力はふるうわの不良少年ドゥバイヨルというのがいるのだが、彼は存外の知恵者で推理能力やピンチの際の度胸を見せる。つまり、善だったらOK、悪だったらば切り捨てるといった書き方が全くなされていないのである。これをどうとらえるかは人によって違うだろうが、一つ言えるのは、現実ってこんなもんだろうなあということである。極端にシニカルでもなく、けれどお伽話的でもない。こんな話があってもいいのではないか。

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2008/02/20 03:58

投稿元:ブクログ

▼乙一さんは、本のタイトルを物凄く上手につける作家さんのような気がする。ジャケ買いならぬタイトル買い。あるある。▼子ども用っちゃ子ども用だけど、ちょっとビターな冒険活劇。中盤の『宝島』みたいな展開にびっくり。乙一はこうでなくっちゃ。▼取り敢えず、不良少年ドゥバイヨル萌え。三島由紀夫の『金閣寺』に出てきた、友人・柏木みたいな、奇形の魅力びんびん。▼十年後の『講談社版・夏の100冊』のノミネート候補(独断)。

2006/06/08 14:55

投稿元:ブクログ

5月31日購入。6月8日読了。読みました。うーん…なんだろう,この物足りなさは。乙一ってこんなに薄っぺらかったっけ?

2007/05/12 09:11

投稿元:ブクログ

子供向けの本と思いきや、暴力的な描写も少々ありなところは作者らしさかな。登場人物がチョコレートのメーカー名で構成されています。いくつ分かります?

2007/01/08 21:56

投稿元:ブクログ

怪盗ゴディバが出てくる話とチョコレートと言う表題、主人公の少年の名前がリンツでも何も思わなかったけど、主人公の前の家の人がモロゾフさんと言うので、これは、名前がチョコレートのオンパレードかって思いました。

しかし、チョコレートに疎いので、わかったのはそこまで。あとは、よくこんなにチョコレートの名前があるもんだと感心しました。余談だけどドゥバイヨルって、荒々しいチョコじゃないでしょうけど(^^;

さて、物語だけど、怪盗ゴディバと名探偵ロイド、さらに少年リンツと言うように少年冒険小説的な登場人物で場は揃っていましたが、中盤で思わぬ方向に・・・・。これは意外でしたが、怪盗ゴディバの招待は薄々・・・分かりそうな気もします(根拠はないけど)。

ただ、ミステリーランドとして児童文学として小さい頃に読んだのならワクワクしたかもしれないけど、幾多もある昨年のミステリーの中から「このミステリーがすごい」に選ばれるほどの内容かといわれると、ちょっと疑問。前年度のベスト10入りした「神様ゲーム」が逆に子供を寄せ付けないショッキングなラストに驚かされたあとだけに、このシリーズの扱いって難しそう。

ところで、またまた余談だけど、このシリーズの本は本屋に行っても児童書のところじゃなくて普通のところにあります。そういう意味では、もしかすると、かつて推理小説や冒険小説でワクワクした経験のある大人を少し意識しているのかもしれません(だから、本も余計な?カバーを作って高いのかな)。昔読んでワクワクした本をまた読みたいと思う事はあるけど、さすがに同じ感動は無理だろうなあ。

私が最初にワクワクした本は「ドリトル先生航海記」です。もう一度、読んでみようかな。オウムのポリネシアなど懐かしそう。

2006/09/14 03:35

投稿元:ブクログ

面白くて、読みやすくて、さくさくと一気に読んだ。
途中で展開が分かってしまう所もあるけど、全部ひっくるめて、小技が効いている。

2008/06/15 08:55

投稿元:ブクログ

世間を騒がす怪盗と、それに対峙する名探偵、という王道の展開に憧れる主人公という図式。子供向けではあるが、主人公たちの境遇や、街の雰囲気など、安直なジュブないるでは描かないようなものが書かれている。
ストーリーは二転三転。誰を信じていいのか、誰が最後に笑っているのか、最終局面までわからない展開。ラストに至るまで、多くの伏線やそれへの裏切りが詰め込まれ、飽きることがない。また、主人公の性格も、まっすぐで元気一杯。読んでいて胸糞悪くなるような大人(一部子供)が多い中、さわやかな気持ちにさせてくれる。
最後まで一気に読みきった。

2007/09/13 05:24

投稿元:ブクログ

ミステリに興味がないあなたもチョコが好きならレッツ・リード! 私はチョコ好きのミステリ好きなのでもうたまらんデス。じゅるり。