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紙の本
あきらめない (集英社文庫)
著者 鎌田 實 (著)
働き盛りでがんになり、余命6か月と宣告されても転移に負けず、7年生き抜いた男性。思いがけない妊娠でシングルマザーとなった女子大生。あと3か月といわれながら、子供の卒業式ま...
あきらめない (集英社文庫)
あきらめない
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商品説明
働き盛りでがんになり、余命6か月と宣告されても転移に負けず、7年生き抜いた男性。思いがけない妊娠でシングルマザーとなった女子大生。あと3か月といわれながら、子供の卒業式まで生きたいと闘病を続けた母親—。辛い体験だが、病気をしたからこそ、見えてくることがある。命のある限り、あきらめないで丁寧に生きて欲しいと願い、あたたかな医療をめざして尽くす医師。珠玉のエッセイ集。【「BOOK」データベースの商品解説】
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紙の本
重い...けれど考える点がたくさんあります
2011/06/13 07:49
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
余命わずか、と宣告された方々が「あきらめない」姿勢で、「生」を全うする姿、そのご本人のみならず、周りでサポートする方々の姿勢、医療の本質を追究する著者率いる病院の先生方...けして軽い話題ではありません。自分にとっても、自分自身がその「対象年齢」に入りつつあることや、自分の両親に対して、「そうなったら」どうするか、ということが、現実感を伴ってきています。そんな中、非常に考えさせられる内容でした。
もちろんタイトルにあるように「あきらめない」姿勢は必要だと思います。が、 治療を施す医者側と、頼るしかない患者側での圧倒的な情報、知識の差もあります。これまでは「苦しむくらいなら...」という考えも少なからず持ってはいましたが、この考え方は結構「ヒトゴト」です。自分が、あるいは自分の周りにそういう事態が発生した時に、はたしてその「考え方」を貫けるのか。そもそも貫く必要はあるのか。必ず迎える「死」に対して、どのような姿勢を持ってくべきなのか。答えの出ない質問がアタマの中を埋めます。幸いにも、今のところそういう事態は周りにはありません。が、時間をおいて会う両親に対しては、毎日会う新しい命=子供たちのそれとはまったく違う流れがあることは避けようのない事実です。子供たちに対しては親として、両親に対しては息子として、自分がどのようにあるべきか、ホントに考えます。
いつまでも今のままではない。そんなことはわかっているけれど、いつまでも今のままで「あってほしい」気持ちに負けている自分がいます。時間はそれをいつまでも許しているわけではない、ということが、40を過ぎたあたりから切実に感じる機会が多くなってきました。
ひとつできることは、「今」を大事に生きること。後悔したくないし、後悔させたくない。この本に紹介されているような「あきらめない」姿勢をとれる方々は、それまでの間に、後悔しない生き方をされてきた、あるいはそれに挑戦し続けてきたのでしょう。そのためには、自分一人で生きているわけではないし、周りでサポートしていただける人たちと共に、楽しく、前向きに生きる、このことではないかと思います。そして、大事なことは「後で」ではなくて今行動すること。感謝の気持ちは、やはり「その時」に伝えないといけない、とつくづく...両親に対してもそうですよね。勇気は要るのですが、「言葉で言わなくても」という考え方は、少し脇においておくことにして、伝えたいことは伝えようと思います。
病気とあきらめずに闘う皆さんに共通するのは「愛」かもしれません。著者も「愛」を貫いて、治療にあたっていらっしゃる姿が感じられます。この世に生を受けたイキモノとして、人間としてあるべき姿、それを感じることが大切ですね。
紙の本
優しさが伝わる一冊
2009/01/16 18:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:濱本 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は、正直、著者である鎌田氏が医者で、患者に優しく接する事で有名程度の事しか知らない。どれほど偉大な人かを知らない。本書は、その優しさが存分に伝わる内容であった。まだ、読んでいないが、「がんばらない」という本で著者は、一躍有名になった。「がんばる」という事は、ストレスに繋がる。自然に生きる事の勧めであると想像する。本書「あきらめない」は、「がんばらない」と正反対の意味あいを持つが、そういう意味ではない。癌を宣告され、余命数ヶ月という診断から何年も生き続ける患者の姿。子供の卒業式が見たい。ただ、それだけの希望で生きることが出来るのである。たった一人で子供を産まなければならない事情を持った若い女性を優しく受け止める。そういう実例が、本書には、多く記述されている。また、義父の岩次郎の思い出と感謝の言葉等も記述されている。
読み終えて、優しい気持ちにさせてくれる一冊であった。
紙の本
死を通して
2015/10/21 17:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実話を元に癌などの病いに向きあった人のお話でした。かなり感動するお話や言葉が多く生き方について考えさせられました。