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紙の本
おはようからおやすみまでの科学 (ちくまプリマー新書)
著者 佐倉 統 (著),古田 ゆかり (著),リビング・サイエンス・ラボ (著)
毎日の「便利」な生活は、科学技術の上に乗っている。「リビング・サイエンス」という考え方で、生活と科学技術の関係を見直し、私たちの生活をより豊かに、快適に、そして安全なもの...
おはようからおやすみまでの科学 (ちくまプリマー新書)
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商品説明
毎日の「便利」な生活は、科学技術の上に乗っている。「リビング・サイエンス」という考え方で、生活と科学技術の関係を見直し、私たちの生活をより豊かに、快適に、そして安全なものにしていこう。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐倉 統
- 略歴
- 〈佐倉統〉1960年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。東京大学大学院情報学環助教授。
〈古田ゆかり〉環境関連の雑誌編集を経て、フリーライター。NPO法人市民科学研究室理事。
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紙の本
せっかくだから愉しく科学と生活していこう。
2008/05/28 17:39
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかりやすい言葉で、日常につながる科学を考えた本です。ルビもたくさんついていて大人でなくても読める本になっていますが、大事なこと、結構難しい内容も含まれています。「あたりまえ」と慣れすぎてしまうのでも、闇雲に怖れるのでもなく、せっかくだから愉しく科学と生活していこう。でも、愉しくするためにはまず、科学を知ること、どういうものか考えることから始めなければいけない。そういう生き方、「リビング・サイエンス」という考え方をこの本は紹介しています。
本書の主張は「科学づけ」になって振り回されて毎日を汲々とすごす緊張をほぐしてくれるものでした。確かに きちんと考え、理解して賢くいきたい、でも楽しく賢く、ならもっといいですよね。
まず、身の回りにある科学技術・知識の変化がとても速いことが具体的な例で示され、結構驚かされます。洗濯機だって、テレビだって随分変わりました。電話は「携帯」が当たり前に近くなってきましたが、50年前には存在していません。そういえば「ポケベル」なんてものも短い時間とても流行しましたっけ。今日本で「あたりまえ」のことが、子供の頃の日本、現在でも「あたりまえ」ではない他の国があることは知っておいてほしいし、忘れないでいたいことです。
知識だって変わっています。第四章の冒頭にある「歯の磨き方指導が小学校の途中で突然変わった」という話は、その年度にあたった人でなければ感じない「何が正しいの?」という貴重な体験でしょう。でも、実際は知らないうちにこういうことはきっと幾つもあるのです。消毒のために、頭の上から真っ白になるほどDDTをふりかけていたことを記憶している人もいるのではないでしょうか(知らない人はおじいさん、おばあさんに聞いてみてください)。「何が正しいのか、あたりまえなのか?」。それを考えた第四章「科学はどこまで信じられるのか」はとても大切な章だと思います。
具体的な日常生活と先端技術とのつながりの話、寺田寅彦や花森安治など生活と科学知識を上手につなげようとした先人の話。こういった手がかりも、この小さな本の中には随分あります。ゲームソフトでとてもリアルに感じられる表現が実は実際の現象を忠実に表現したものではない、という話なども「作り物の方がよりリアルに感じる」という身近な実例でした。「電気でなくても結構できる」という「非電化プロジェクト」の試みは、今後の発展が楽しみな、というか自分でも出来たらいいなと思われる愉しい話。(「非電化プロジェクト」の本も紹介されています。こちらの書評はまた書きたいと思います。)
この本で好ましく思えたのは、間違ったことへの批判や危険性への警告も穏やかな言葉で書かれていること。良い文章はそれだけで心地よいものです。「楽しくありたい」という一貫した姿勢も学びたいものでした。
紙の本
科学への苦手意識が克服できそう。
2020/06/08 12:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
科学に苦手意識がある学生さんにおすすめだと思う。
毎日の生活も、科学にあふれている。
視点を変えれば、科学は身近な存在になる。