- カテゴリ:幼児 小学生
- 発行年月:2006.6
- 出版社: 金の星社
- サイズ:30cm/32p
- 利用対象:幼児 小学生
- ISBN:4-323-07073-X
紙の本
あしたのねこ
すてられてもひとりぼっちでもつめたいあめにふられてずぶぬれになってもきっとしあわせなあしたがやってくる。あしたをみつめていきるやせっぽちのこねこのものがたり。【「BOOK...
あしたのねこ
紙の本 |
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商品説明
すてられてもひとりぼっちでもつめたいあめにふられてずぶぬれになってもきっとしあわせなあしたがやってくる。あしたをみつめていきるやせっぽちのこねこのものがたり。【「BOOK」データベースの商品解説】
きっと、幸せな明日がやってくる。どんなにひどいめにあっても、その中にあるいいところを見つけて、にっこり笑って生きていく。そんな前向きでひたむきな、こねこの物語。全盲の画家が全身全霊で描き出す、希望の絵本。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
きむら ゆういち
- 略歴
- 〈きむらゆういち〉1948年東京都生まれ。絵本や童話の創作、大学講師など幅広く活躍。
〈エム ナマエ〉1948年東京都生まれ。作家、全盲のイラストレーターとして活躍。「UFOリンゴと宇宙ネコ」で児童文芸新人賞を受賞。
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紙の本
どこまでも前向きなねこ
2009/10/23 00:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼は、やせっぽちで、
からだじゅうの毛はボソボソで、
泣き声はがまがえるで、
しっぽも少し曲がっているねこ。
お母さんとたくさんの兄弟に囲まれて毎日幸せに過ごしていた。
ピンクの暖かいパステルの世界。
白ねこのママと茶色、こげ茶、青、薄茶の丸っこい兄弟達。
ところがある日、こんなにたくさんは飼ってあげられないと、
こねこたちはビスケットを入れたダンボールで
公園に捨てられてしまう。
やせっぽちのねこは、引っ越すようなものさと笑い、
兄弟達も次の飼い主が見つかるまでと答える。
ところが、かわいい兄弟たちは一匹また一匹ともらわれていくが、
やせっぽちのねこだけは誰も連れて帰ってくれない。
せいいっぱいかわいく鳴いてみても
がまがえるような声しか出ないのだ。
とうとう一匹だけ取り残される。
「でも いいことだってあるよ。
こんな あったかいおうちを ひとりじめだもの」。
やせっぽちのねこは、いつも前向き。
カンタンにはへこまないのだ。
生まれた部屋はピンク、ダンボールの中は黄色、雨の中は薄紫、
トラックで運ばれるときの外に広がる夜の世界は深い青。
パステルの世界は1ページ1ページの場面転換を鮮やかに表現する。
独りぼっちの夜のアスファルトはくすんだ緑。
知らない町に独りぼっちでもう何も残っていないと思ったとき、
冷たい石畳に街灯に照らされた惨めなねこの影を見た彼は、そのとき・・・。
タイトルの『あしたのねこ』は、
どん底の中で思い出した、ある言葉に由来する。
さて、追い込まれ時にねこの生きる力になったものは、
なんだったと思いますか?
紙の本
自己肯定感とは
2023/03/20 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
自己肯定感の必要性が言われるようになってきたものの、自己肯定と自己愛の区別がつかない人は案外、多いような気がする。自己肯定感が何かわからないからだろう。
この絵本に登場する猫は、やせぽっち出来はボロボロ。
周りの捨て猫たちがもらわれていく中一人ぼっち残される。
でも、この猫に悲壮感はない。とてもポジティブに状況をとらえることができる。こうした強さこそ自己肯定感に裏打ちされたものではないだろうか。
強いメッセージがあるわけでもないのに、何かを強く感じさせる絵本。絵の好みは分かれるかもしれない。