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死亡推定時刻 長編推理小説(光文社文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 4 78件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2006.7
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社文庫
  • サイズ:16cm/485p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-74091-X
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

死亡推定時刻 長編推理小説 (光文社文庫)

著者 朔 立木 (著)

山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。少女は死体となって発見された!県警は、遺留品に付いていた指紋から、...

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死亡推定時刻 長編推理小説 (光文社文庫)

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商品説明

山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。少女は死体となって発見された!県警は、遺留品に付いていた指紋から、無実の青年を逮捕。執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまう。有罪は確定してしまうのか?そして真犯人は?現役の法律家が描く、スリリングな冤罪ドラマの傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】

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みんなのレビュー78件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

面白いことは認めた上で、不自然さが気になります。そこで絵空事になる。無論、作者が云いたかったことはミステリとしての完成度ではなくて、実際の司法が抱える問題点なんですが、でもねえ、やっぱりミステリなんだから・・・。でも、面白いです、ホント

2008/03/22 13:51

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読む作家です。文庫書き下しかと思っていたら単行本での出版は2004年、気付きませんでした。というわけで早速お勉強。手軽に出版社のweb訪問。コンコン、こんにちは。さてさて、文庫と単行本、どうなってるかなと見比べれば、あら不思議、同じ作品でも紹介文が違っています。

まず本書、文庫版

山梨県で地元の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。少女は死体となって発見された! 県警は、遺留品に付いていた指紋から、無実の青年を逮捕。執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまう。有罪は確定してしまうのか? そして真犯人は?
 現役の法律家が描く、スリリングな冤罪ドラマの傑作!

次が単行本

渡辺土建の社長・渡辺恒蔵の一人娘美加が、中学校から帰宅の途中何者かに誘拐された。
美加の母親・美貴子が電話で受けた犯人からの身代金要求は一億円。
「警察に言ったら娘の命はない」という常套句はなかった。
地元の有力者である恒蔵の通報によって、直ちに県警本部と事件発生署との合同捜査本部が設置された。翌日、犯人から美貴子に連絡が入る。高速道路から身代金を投下せよと言う指示だったが、警察は美貴子に身代金を投下させず・・・。

犯罪発生→捜査→裁判の実態を、現役弁護士である著者がリアルに描く。

です。ちなみに本書のカバー後ろの案内文は

 山梨県で地元の有力者の一人
娘が誘拐される事件が起こった。
警察の指示に従った結果、身代
金の受け渡しは失敗。少女は死
体となって発見された! 県警
は、遺留品に付いていた指紋か
ら、無実の青年を逮捕。執拗な
揺さぶりで自白に追い込んでし
まう。有罪は確定してしまうの
か? そして真犯人は?
 現役の法律家が描く、スリリ
ングな冤罪ドラマの傑作!

とまあ、webの文章と改行する箇所が違うだけ。うん、これって私の単なる頁稼ぎ?カバーデザインは岡本健+、シンプル故に骨太な印象を与える装画は阿部伸二。全体は二部構成で、34章からなり、巻末に作者あとがきと栗本薫の解説がついています。

犯人として逮捕されたのは、前科三犯の小林昭二、父と母に甘やかされて育ったバカ息子で、26歳、最近の犯罪者の殆どがそうですがこの男も無職です。そして誘拐され殺されたのが渡辺土建のワンマン社長・52歳の渡辺恒蔵の一人娘、中学二年生で14歳の美加で、身代金の受け渡しに指定されたのが32歳になったばかりの後妻で、美加の実の母、美貌の美貴子です。

普通であれば、夫と20歳も年の離れた若くて美貌の妻の登場ですから、ロマンスが絡んでおかしくないのですが。この話、そういう展開を一切しません。現在の警察というのはどういうものか、弁護士とは、裁判とはと硬派な話題に一直線に斬り込んでいきます。やはり現役弁護士であるだけに、不倫をしている暇は無い・・・

結論ですが、やっぱり男は仕事をもたなくては駄目だなと思います。それと犯罪の常習、っていうのも駄目。正直、警察のオトシ方には疑問を抱いても、疑われるお前も悪い、って思うのが普通でしょ。冤罪、っていうのが分っていて書かれるミステリを読んで、だから司法制度は駄目、死刑反対と日弁連あたりは煽りますが、何でも冤罪っていうのが短絡、ムードです。

ただし、途中退場する私選弁護人の岡村勇、これはまた酷い。何が何でも無罪を勝ち取る弁護士を私は少しも偉いと思いませんが、被疑者のいうことを全く認めず、最小の働きでお金を巻き上げる岡村にも疑問を抱きます。ただ言えるのは、無気力かどうかは別にしてどちらの弁護士も金で動いているのは事実だということ。

だから、神田に事務所を構える39歳の弁護士・川井倫明が仕事をしてもお金が少しも儲からず、事務員の給与の支払いにも困る、と書かれても正直、肯けないんです。どこか胡散臭い。そんなに困っているのにどうやって食べているの、っていうあたりが奇麗事に終っている気がする。

とまあ、不満を書きましたが、面白いです。警察内部の問題もよく分りますし、医者というの結局は政治的な存在だななんて思ったりします。司法解剖の結果が政治的に左右されるとなると、冤罪がどうとかではなくて、捜査というのは操作の意味ではないのか、なんて思ったりします。やはり、ここらは現役弁護士の怒りが直に伝わって、白熱、という言葉がピッタリです。

職業柄、書類を書きなれているせいでしょう、文章は非常に読みやすく、意味不明な部分は少しもありません。しかも、行政書類の無味乾燥さもない。そういう意味で納得できる作品ですが、真犯人と殺された少女の行動には、納得できない部分があります。問題があるとすれば、司法に夢を抱けないこと。これじゃあ陪審員制度だって普及しない・・・

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2007/02/24 06:28

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2007/08/05 21:50

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2008/02/23 00:34

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2012/03/14 22:58

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2007/06/21 06:31

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2008/08/21 22:55

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2010/06/10 00:40

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2006/09/11 17:13

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2007/06/03 12:31

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2007/08/29 10:03

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